4人の壁

クイズ作成の練習として、養成所の同期5人に参加してもらって『4人の壁』をやりました。
99人の壁の5人版です。
「確実に詳しい人が1人だけいる」という状況は思ってたより特殊で、難しすぎると「当人が正解できるかどうか」だけの出題になってしまって他の解答者が参加できなくなりますし、簡単すぎるとそのジャンルを選んだ人の特権がなくなってしまいます。
そんな時、「問題文が進むにつれて難易度が下がっていく」という作り方が役に立ちます。
今回、ジャンル【打楽器】で出題した問題を例に挙げると、

「スピードワゴンの井戸田潤が演じるキャラクターであるハンバーグ師匠が鳴らす打楽器はなんでしょう?」

よりも

「そのネタの中でヴィブラスラップを鳴らすことでお馴染みである、スピードワゴンの井戸田潤が演じるキャラクターはなんでしょう?」

のほうが間口が広がります。
ヴィブラスラップを知らない人でも「スピードワゴンの井戸田潤が演じるキャラクター」の部分だけで答えに辿り着けますし、「そういえばハンバーグ師匠って、名前を知らない楽器鳴らしてたな」と、ヴィブラスラップを知らないこと自体をヒントとして活用できます。
逆に、ヴィブラスラップを知っている人には「ヴィブラスラップを鳴らす」の情景が他の解答者よりも早く浮かぶので、「ハンバーグ師匠」に辿り着きやすくなります。

早押しクイズの問題文では当たり前に採られている方法ですし、僕も今まで当たり前に受け入れていましたが、自分で作問してみて初めてこの方法の意味を体感しました。
そういうことを学びました。
ウォー!!!

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