0625

昨日は仕事しながら、うちの会社がよくならないのは代理ミュンヒハウゼンだからではないかとおもっていた。
うすうす、なかば無意識に、旧弊な場所を残しておくことで、そこでミスが起こる。ミスが起こると自分の役目が発生する。役目が発生するというのは、正社員の話で、パートタイマーの場合、手作業→機械化を押しとどめ、加齢や(身体的)故障、結婚を契機に引っ越す、親の介護、などなどの事情などは「関係なく」とにかく退場による自然減のみで職場内の機械化の契機をジリジリ測り続けるストレス。茹でガエルとも言えるが、雇用を守るとも言える。おそらく煮詰めていく(人員削減、というか自然減)過程においては工場内の部署間での人員の流動性が高まり、パート従業員における対人関係の不得手なものにとっては、その申告をメタに行う事ができず(援助希求する能力や環境調整、合理的配慮への要求の仕方、つまり何から話せばいいか分からない、迷惑をかける、恥ずかしい、「大丈夫」というフタ)により精神的な負荷や困難を抱えながら、常同的なルーチン作業が行えなくなり、さらに「離脱」が加速し、機械化の契機としては早まる。
これらをあくまで「故意ではない」とシラを切り通すのが経営者としての本懐である、というのが日本的発想で、これは日本という国を主語においた場合でも、そのスタンスは、ほぼ変わらないように思う。

わたしのイメージでは、荘園的な囲いがいくつもあり(中小企業)、その外はくらく、雨が降りしきり、次の荘園まで駆けていかなければならない。そして、各荘園は、くらがりや雨の存在を認めない。つまりメタな対話がない。心配や不安が作り出している世界によって、小集団から小集団への移動の圧力を常に作り続けてる。それで得?するのが自分の存在意義のようなもの、自分のある理由は、雨が降っているからであり、まわりがくらいからである、という歪んだ存在意義。廃園あるいは焦土となるべきだと思われても、いたしかたない。

これらの「工程」が行われたさきに何が待っているのかといえば、膨大な暗渠の発生。そして暗渠でもあんがい生きていけること。これはネットでもある程度可視化されているし、不可視化している領域もあるだろう。
というかほとんどが不可視化している。

もっと煎じつめていえば、「俺がいたから助かったな」ではなく「お前のために病人になってやってるんだ」あるいは「お前のせいで病気になっているんだ」みたいな感じ。カサンドラ症候群の社会版、会社版、といったほうがわかりやすいのかもしれない。これを言い換えるとスパイト、足の引っ張り合いともいえる。で、どっちが先に進めるべきなのかといえば、これは完全に「空気」でしかない。
機械化と人員削減という、経済効率的な両足は空気によって支配されている。ここでいう空気というのは個々人の事情(年齢、人間関係、体調、精神状態、経済状況、ありとあらゆるタイミング)に任されている状態。
とにかくトップダウンではなく、漸進的に、足元の空気、個々の耐久性、脱落により、歩を進めようとする姿勢。それのことを「身近」であるとか「親身」であるとか偽装しているが、自分で考えていない、あるいは見極めすぎていて見極めがすぎて単なる地蔵化している。
全員のことを考えているようで、誰のことも考えていない。
まずは自分のことを考える、という発想に乏しい。
為政者的な人間の「全員のことを考える」は、個々人の考えるリードタイムを奪うことにしかならない。考えているなら考えを話す、決まっていることを話す、「周りの状況を見ながら考えている」というのはまさに岸田政権だが、そのような発想の経営者(動けない、自然減を待っている=考えているという発想)は非常に多いが、人のリードタイムを縮めているだけ。
個人の腹の裡に「いざとなれば離脱」という発想が常によぎるようになる。
エンゲージメントは表層的になる。
しごと


追記:わたしは視線加害恐怖みたいなところがあるけどそれが言語化できないし、実際それでギクッとなったままなんとも言えない距離感の人もいたりするので、加害者でもあり、自身としては被害者でもある。
ただそれもクリニックにいけば「間主観的なものだ(大意)」として、いなされてしまう。
となってくると、現場だが、現場の環境調整と合理的配慮によってわたしの目が勃起する(スラング)がどこかに収まるのだろうか。
私側からも、そっち(目勃起)方面に同化し、つまりエロ目線を開眼&睥睨し、ねめつけ、もうそういうスタンスで仕事して、裏でみんなから「あいつきっっっっしょ!」とか、めっちゃ言われてるけど、へっへ〜んみたいな感じで、そういうふうにずぶとく収斂する、みたいなふうにしていけばいいのだろうか。
わたしはそうはなりたくないけど、もうこれは業なのだろうか。カルマ…

目ボッキでも生きていける社会を探すか、目ボッキ順応するか、このまま目ボッキに悩みつつ寛解を求め、会社で働くのか

というか、このへんの往還を実際に行えるぐらい社会があけっぴろげになればもっと楽なのになぁ…とはいつもおもう。

だからそういう世界をつくるぞー(意気込み)

しごと。

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