ゲーム音痴、人生初の乙女ゲーに沼る。①

(※一連の記事はときメモGS4の特定のキャラの攻略内容を含みます。ネタバレ苦手な方はお控えください。)

　予想以上に壮絶だった、人生初乙女ゲー1周目。
私はここで強く決意します。

「絶対、大地くんの女になる！！！！！！」

・「今度こそ君を、迎えにいくよ」

　化石級にゲームに興味のなかった女オタクが、安くはないコストをかけて始めた乙女ゲー。
　主要キャラの誰かが推しになるんだろうと思っていた矢先、思わぬ伏兵・白羽大地くんにあっさり魅了されてしまいました。

　「攻略情報を見るのは邪道」。
そう思い、攻略サイトや実況動画などを一切見ず1周目をプレイしましたが、完全に事情が変わりました。

「卒業式の日に、大地くんから告白されるエンディングを(何度やり直したって)必ず迎える」。
目的のためなら手段を選んでいる余裕など、もはやありません。

　気分はまさに○美ほむらか渚○ヲル。
何度時間を繰り返したって絶対に大地くんを攻略してみせる。

　白羽大地くんを完全攻略すべく、私は攻略サイトのページタブを開きます。

・相手を知る

　大地くん攻略に向け攻略サイトや知恵袋をサーチしてみると、乙女ゲーをプレイする際、思った結果を出すために攻略情報を調べるのはさほど邪道ではないことに気づきました(何だったら公式から攻略本も普通に販売されてた)。

　攻略するには、「学力」「芸術」「魅了」などのパラメーターをそのキャラクターの好みに上昇させ、デートの際は流行りも考慮しながら好みのファッションに身を包み、相手をときめかせるスキンシップを心がける…。

　何これ生身の人間と一緒やん！！！！！！

　もともと我が強く、〝ファッションや言動を相手に合わせて自分を曲げるくらいなら恋愛なんかせんでもええわ！〟くらい思ってたぐらいの人間には苦行です(特にファッション)。

　さらに調べると、大地くんは主要キャラと違いエンディングに辿り着くまでの条件をすべて満たしておく必要があったのです。

　こいつ、一番むずいのでは……

　イケナイ男にハマってしまった感は否めませんが、もう引き返せません。

私は、2周目の学園生活をスタートさせました。

つづく。