RTMPサーバーによるDJの音の受け渡し
VRCDJイベント、もしくは配信イベント用のハウトゥーのご紹介です。
【DJ側のOBS設定】
①まず、ファイル→設定→配信を開き、以下を入力します。
サービス:カスタム
サーバー:rtmp://X.XXX.XX.XXX:1935/live ←持ってる人に聞いてください。
ストリームキー:任意
(※大文字小文字を判別します。)
②次に、DJさんは音声だけを快適に送信できればいいので、最低限の転送量に抑える必要があります。以下のように設定をしてください。
-推奨環境-
1280x720 30fps
映像ビットレート:100kb/s 音声ビットレート:320kb/s
※映像は、真っ黒画面、もしくは静止画(ロゴなど)のみを送ると転送量が抑えられます。
●設定例(参考)
※最後の画像のように、「自動的に再接続」を有効にし、「1s」に設定するのをお勧めします。
サーバーの不具合や、何らかの問題で配信が中断された時に、DJ中でも自動的に再接続が試行されます。
サーバーが不具合を起こしている場合、VJさん側で、サーバーの再起動→自動的に再接続が適用されることで、DJ中でも音を止めることなくトラブル解消ができるので、推奨です。
③あとは配信開始を押すだけです。
【補足】表示→統計を開くと、配信の状態がわかりますので、赤色になっている場所があったら、VJさんに教えてあげて下さい。
(DJの音が途切れている可能性があります。)
【VJ側OBS設定】
ソースから、メディアソースもしくは、VLCメディアソースを追加して
受信します。
入力(or PathURL欄)に、rtmp://X.XX.XX.XXX:1935/live/(ストリームキー) を入力。入力フォーマットは「rtmp」指定。
ネットワークキャッシュ(バッファ)は、「3000~8000」に設定。
高ければ高いほど遅延はするが、ストリームが途切れにくくなります。 いい感じの数値を探してね。
5分程度流してみて、途切れることなく再生出来たらOKです。
と、言いたいところなんですが、OBSのメディア再生自体が、わりとポンコツなので、VLCPlayer(単体ソフト)で別途ストリーミング再生をした方が安心です。
VLCをインストールしましょう、そうしたら「メディア」→「ネットワークストリームを開く」をクリック。URLを打ち込むと、再生できましたね。
次に、この音だけをOBSに取り込みたいです。OBSの外部プラグインが便利です。「win-capture-audio」をインストールしましょう。
GitHubにアクセスし、Assetsの中のお好きな形式でインストール。
ちなみに、OBS 28.0からプラグイン不要になったらしい。
2022年8月3日、OBS 28.0(ベータ)がリリースされました。
OBS Studio 28.0 Beta 1 ←このバージョンでは、プラグインをインストールせずともwin-capture-audioと同じことができるようになっています。 (細かい点で違いはあるらしい。)
そんな感じでうまく中継が出来たらOKです。簡単ですね!おわり!
【そもそもサーバーを持ってない!または、どうしても音がプツプツ切れる 不具合が出る場合】
緊急時の対策のため、本来の使用方法では無いのですが、TopazChatのrtspをOBSで受信することができます。(ワールドのTopazchatとは関係ありません。あくまで音の受け渡しにTopazのサーバーを間借りするイメージです。)
まず、DJさんは以下のURLより、「TopazChat Streamer 2.0」をダウンロード。↓
https://tyounanmoti.booth.pm/items/1756789
使用方法は、URL先に記載があるので省略。ストリームキーは任意で決定し、VJさん側に伝えて下さい。VJ側OBS設定は、ソースから、メディアソースを追加します。
入力(or PathURL欄)に、rtsp://topaz.chat/live/<設定したストリームキー>
を入力。入力フォーマットは「rtspt」を指定。※tが付くので注意。
同じく、ネットワークバッファリングは3000~8000をお勧めします。
ただし、本来想定されるサーバーの使用方法でないため、TopazChat作者様に感謝の気持ちを表してくださいね。
PIXIV FANBOXにて、カンパを受け付けているそうです。ぜひチェックしてくださいね。
TopazChat Streamer 2(よしたか様)
https://booth.pm/ja/items/1756789
それでもだめだったら回線を恨んでください。。
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?