「棗いつき」×「lapix」が今、アツい。

つい最近まで「lapix」さんのことを
「らぴっくす」と呼んでいました。

おはようございます。
トレミーと申します。

今回は久々に足を伸ばして自由に書きますよ!
まあタイトルの通りと言えばそうなんですが。

最近、このタッグでは二曲目となる新曲

「デフラグ」

がリリースされ話題になったのも勿論のこと。
先日はNHK-FM内の番組内にて

「八月の風が吹く頃」

が紹介付きで流れるなど、今確実に波がキテます。
(当社比)

なのでこれに乗じて、私は曲を語ります。
やりたいだけです。やらせてくれ。

じゃあ前置きはこれくらいで。
早速行きますよ!どうぞ!




1.「八月の風が吹く頃」

神とさせてください。

まず、「8月」と聞いてあなたが最初に
思い浮かべたのは何でしょうか。

海や砂浜、プール。いいですね。
花火に夏祭りも欠かせません。
鳴り止まない蝉時雨に、煌々と照りつける炎天下を
憂う人もいるでしょう。

しかしこの曲からお出しされるのは
そんな一般化された夏の日ではありません。

そう曲名の通り、八月の「風」。

肌にジメジメと張り付くような湿気をすらも
スッと、一瞬で吹かすような
どこまでも青く透き通った、淡い恋の歌。

こう、いつまでも吹かれていたいような
心地良さと中毒性がたまらない一曲です。


どこから話してもいいんですが、まずは歌詞。

こう、劇的に運命に出会った!
というわけではなく。
ただただ何気ない日常に過ぎていく
毎日の風景と、交わすありきたりな会話。
そういったいつもの光景だったのに。

「あっ、私もしかして彼のこと…」

気持ちに気づいてしまったら、もう大変。
いや彼も世界も、特段変わらないはずなのに
今まで通りなんて絶対無理!

どうでもいいような言葉の節々ですら
どうしようもなく気になってしまって、
嗚呼、どうにかなってしまいそう!

息をするのも苦しいような、
でも素直になれないこの気持ち。
どうかお願いだからこのまま夏の風と一緒に
どこかに連れて行ってください!

…みたいな内容。(自己解釈)

なんでしょう、この青い風は。
もうね、歌詞だけで白飯が食えます。

多分歌詞見てる感じだと、元からただの友達って
わけでもなさそうなんですよね。
幼馴染かそれくらいの、結構馴染みある感じ。
そんな空気よりも当たり前の存在への
自分の想いに気づいたなんてもうヤバイんですよ。

気持ちの整理なんてできないのに
自分の気持ちが信じられなくて
「今まで通り」としゃれこむけど
話せば話すほど。視界に彼を捉える度に。
自分の気持ちが偽りじゃないことを
ヒシヒシと突きつけられるわけです。

そりゃどうすればいいかなんてね。
理屈で理解はしてても、思春期の心。

「変に思われたら。」
「ほかの子に取られたら。」
「この関係が壊れたら、」
「彼も自分のことを想ってくれてたら、」

「この関係が崩れたら、どうしよう。」

もう「どうしよう!」の葛藤が尽きませんとも!

は~~~~~~…あっま。
脳の髄から砂糖になって口から溢れ出てきそう。
ニヤニヤが止まりませんね。

そして更に特筆すべきはこの点。
恋の進展が曲中だと大きく無いんですねこれ!

いいんですよ、恋の悩みなんて青春の特権!

優柔不断な自分の気持ちにうんざりしながら、
も毎日の溢れ出るスキを抑えるのに必死で。
このままのポジションで甘えていたいけど、
でもそれもずっと限界寸前!

そんな葛藤が僅か248秒の曲に凝縮されてます。
(勿論自己解釈)


そしてこれを劇的に盛り上げる旋律!!!

なんすかこの爽やか~、な心地よさは。
前述した通り、中毒性半端ないんですよ。
なのになんだ、この聴きやすさは!

歌詞と合わせて無事に成仏すること間違いなし。
一般程度のオタクなら粒子レベルまで
分解されたのち、光となって消えます。

これは個人的な癖なんですが、
Aメロ前にサビの先出ししてくれるの
めっちゃ好きなんですよね。

「お前の死に場所はここだぞ。」
「今から覚悟しとけよな。」

みたいな。もはや死刑宣告も同然です。

というかサビの2段構えってズルですよ。
八月の風はなおのことそれが顕著で、
それが分かってるからこそでしょうか。
ここで先出しされるサビのメロディーは
ご丁寧に後半部の部分を抜いております。
オタクを手にかけることに全くの躊躇もない
まさに熟練の業です。


私が「棗いつき」を知ったころには既に
リリースされていた本曲。
毎日のプレイリストの鉄板ですね。




2.「デフラグ」

ダメダメでも、いいよね…?

というわけで最新曲。「デフラグ」です。

爽やかに吹き抜けていった八月の風から一転、
とんでもない粘着力・湿度の塊みたいな一曲です。
二つ並べておいてこんなこともアレですが、
同じタッグの曲だからと思って油断はしないこと。
普通に落差でお腹壊します。

ええ、とにかく愛が重い!

体調が悪くなる低気圧みたいなどんより具合。
純度100%を遥か彼方に置き去りにして
ドス黒く濁り切った愛の色をしてます。

でも良い。それが、良い。


早速歌詞の方から紹介しましょう。

まずは「デフラグ」。その単語の意味から。

《「デフラグメンテーション」の略》ハードディスクなどの記憶装置において、データが書き込まれたファイル位置を物理的に再配置すること。ディスク最適化最適化。→フラグメンテーション

デジタル大辞泉より

めっちゃざっくりいうと、
「データがバラバラに配置されたままだと
使いにくいから並び替えて使いやすくする。」
PC周りの用語ですね。

じゃあここでの「デフラグ」とは何を指すのか。

そうです、「組み換え」です。
酸いも甘いも、プライドとかそういうものすらも
全部一度バラバラにして、再構成。

素敵素敵な「共依存」に堕ちてしまいましょう?
あなたも私もその方が幸せよ?

ってことでしょう。
悪魔的すぎる。最高か???

棗いつきさんの配信でも触れられていましたが、
この通称「デフラグ」ちゃん。
ダメ男を飼ってる、というよりかは
人をダメ男にする才覚に恵まれているようでして。

私がいないとあなた、何も出来ないよね?
可哀想だけど、私はずっっっと愛してあげる!

これが本人にとっても何よりの幸せだと
いうんですから、まあ恐ろしいですね。
私も最近激務続きなので依存させてくれませんか

だって、このダメ男(にされた人)。
歌詞から読み取れるだけで中々なもんですよ。

・無職
・金遣いが荒い
・そのお金の出所が彼女の財布
・自分は稼ぐ気0

初めて聞いた時は、あまりにあんまりなもんで
流石にドン引きしましたよ。

そしてこの惨状を弄んでいるのが
当の「デフラグ」ちゃん。
凄まじいの一言に尽きます。

別れる気もないのに
「別れよっか」
って言ってその反応を楽しんだり。

稼ぎもしないのにお金をせびる
彼の態度を弄んだり。

もう彼はドロッドロでしょうね。いいなぁ

「共依存」というところからも分かる通り、
多分「デフラグ」ちゃんもダメな彼がいないと
生きていけないんでしょう。

となると、まあ双方幸せなのか…???
いやはや世界って広いですね。


そして旋律の方ですが、まあすんごい。

八月の時もそうでしたが、今回もしっかりと
サビを先出ししてからのサビの2段構え。

そしてサビの後半の跳ね上がりがヤバい!

もうね、ここだけアドレナリンの出方が
まるっきり変わるのが自分でも分かります。

特に1番前半のサビはねっとりとした静けさを
秘めていただけにここの破壊力は抜群。

頭おかしくなるって。

ガンガン刻むビートが容赦なく鼓膜に鳴り響き
我々のプライド最終防衛ラインを嘲笑うように
理性を粉々に踏み砕いていきます。

全体的に中毒性が高い本学期ではありますが、
このサビ構成のおかげで変な癖がつきそうです。
疲れてる時に聴くのは抜群に効くでしょうが、
使用容量守らないと後戻りできなくなるやつ。

私は戻って来れなくなりましたさようなら。


あと個人的なここ重要ポイントなんですが、
共依存万歳してるのは「デフラグ」ちゃんで
あくまでも「棗いつき」ではない点。

ここをちゃんと区別しないと大変ですよ。
確かにダメにされるのは間違いないですが、
彼女と同じくらい生活リズムが終わりますからね。
(ちゃんと3食摂って、夜に寝てくれ。私の推し。)

いや、もう一生聴いていられますね…
頭がどうでも良い時とか、疲れてもはや
どうしようもない時とかにオススメです。

だって「ダメダメなキミしか愛せない」からね…




3.終わりに。沼と中毒性と…

というわけで以上二曲。
いかがだったでしょう、とは野暮ですね。

中毒性、ヤバないっすか。

私が言いたかったのはこれです。
「デフラグ」なんて初日から頭にこびりついて
一生サブスクで鬼リピしてるくらい。

いやーーー割と誇張抜きでこれだけ延々と
聴いていられる曲ってそう多くないですからね。
マジで好きです。

あと願わくばライブで歌ってくれませんかね。
全私が漏れなく尊死することでしょう。


次回の楽曲も楽しみにしてます!


それでは以上、トレミーでした。

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