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【らぷりTCG】1月~3月期環境考察

4月1日の記事です。考えるな、感じろ。

こんにちは。

トレミーと申します。

本日はこの時期恒例の「らぷりTCG」環境考察のお時間です。
なおこちらは筆者の独断と偏見でのTier判断となります。
ご了承ください。







0.らぷりTCGとは?

おそらくこの記事をご覧の方の大多数はご存じかと
思いますが、毎度の如く簡単に説明いたします。
勿論、すでにご存知で本編に進みたい方は
このまま読み飛ばして頂いて構いません。

このTCGはその名の通り、「La prière」3人

・nayuta
・藍月なくる
・棗いつき

それぞれのリリース楽曲および

「La prière」

のグループでリリースされた楽曲を組み合わせて
戦うトレーディングカードゲーム
その頭文字を取って通称、TCGとなります。

スタンダードな構築ルールとしては


・デッキは6曲(上限下限±0)


これさえ守ればアーティストや名義を混ぜて
構築してもOKです!(なくちゃ+エンドル)
自分だけの最強のデッキを作ろう!

そしてこの構築したデッキを互いにぶつけ合って
相手より先に10点ある相手のライフを
削り切った方が勝ち。超わかりやすい。
ね~~~簡単でしょ?

ちなみに本解説記事では名義とカラーイメージから

・nayuta→「赤」
・藍月なくる→「青」
・棗いつき→「黄」
・La prière→「3c」

と表現させて頂きます。
ちなみに「La prière」の「3c」は
3 colorsの3cです。
ただ関西では「無色」という呼び方も
あるみたいですね。光の三原色から
広まった呼び名だとされております。

それでは改めてよろしくお願いします。



1.Tier.1 青単なくる闇コン(闇堕ちコントロール)

サンプルリストはこちら。

一応のテンプレリスト。

現環境母数最多デッキ。
通称、闇コンの紹介です。

何故青コンではなく闇コンなのか。
それはリストの曲を見れば分かる通りですね。
なくちゃの曲といえば光属性主体のEndorfin.も
大変有名ではありますが、
あえてそれら全てをかなぐり捨てて闇属性に
全振りしたのがこのデッキになります。

基本的には盤面の処理と展開を同時に行いながら
粘性の高い楽曲群で維持した盤面を使った
ドットダメージで対戦相手を嬲り続けます。
まさにこれぞコントロールデッキ。

かつての一強時代ではあまりに陰湿で理不尽な
リソースレースと徹底した制圧っぷりに
狂ってなくる堕ちするプレイヤーが続出、
地獄のようなミラーゲームが各地で見られました。

メタが回るにつれてここ最近は様々な対抗馬が
開発されて、相対的に落ち着いてこそいるものの。
未だ環境の最前線を走り続けているのは
豊富なカードプールと自由度に担保された
圧倒的な構築バリエーションにあります。

簡単にいうと人によってリストが全然違うから
強みのタネが割れないんです。
サンプルリストに「一応」を入れたのは
この自由度の高さを考慮してのこと。

リストをご覧になった人の中には

「あの曲、確定で入ってないの?」

「エアプ乙」

と思った方も多いことでしょう。
実際記事を作るにあたって、
何人かのなくちゃリスナーにリストを求めましたが
なんと体感構築の半分以上は別の曲でした。
故にサンプルリスト。
実戦でアテになるかはまた別の話です。

しかしながらそんな中で唯一、
リストの中で共通して入っていたのが
そう、「FAKE IDOL」

まあ外せんでしょ!ニワカの私でもわかります。
昨年のいつきんくる配信の企画内投票でも
ぶっちぎりの一位を獲得した本曲。

何のための闇コンか。
採用=存在意義といっても過言ではなく。

おまけに今年に入ってからバフがかかりましたね。
そうです
藍月なくる1st.ワンマン「クラリムステラ」内。

なんと特殊演出付きという凄まじい扱いでの
楽曲披露により曲単体での解像度が爆上がり、
リスナーへの火力に上方修正が入りました。

一応気休めまでに…
曲のベクトルから新曲「クラリムステラ」
闇コンに採用されることは少ないです。
もっとも、水面下で「クラリム軸」の研究が
進んでるとか…進んでないとか。

まあそれでも向こう1年は環境に
居座り続けるでしょうね…
末永く、ドロッドロにされてください。




2.Tier.2 赤単なゆワンキル(nayutaOTK)

早速サンプルリストから。

なゆワンキルのテンプレ構築

ワンキル、という名から想像される通り
涙腺へのダイレクトアタックが得意な札を
これでもか、と詰め込んだデッキ。

一気に相手の身体中の水分、
もといライフを一瞬で奪い取ります。

見て下さい、このそうそうたるパワカの数々。
(パワカ→パワーカードの略)

それぞれがデッキとしては切り札級の(涙腺)破壊力を
誇りながら、それらをコンボチックに叩きつけることで対戦相手に反撃の目を与えません。

詰める段階まで来たら体感9割で勝ってます。

以前はグッドスタッフデッキとしての
運用が多かった赤単デッキでしたが、
2023秋M3にて発売された構築済みデッキ、
「Clarity」
に収録されていた同系列のパワーカード
「ユキニカ」
と安定した初動と盤面制圧力を誇る
「ハルハコブネ」
の登場によりコンボデッキとしての格を獲得。
勢いそこままに環境topまで登り詰めたデッキです。

まあこのデッキ、何が凄いって
見ての通り6曲全部が最強格です。
コンボ要素抜きでも普通に戦えるほどには。

それでいてブローのように涙腺に効いてくるのが
非常に恐ろしいところ。
並のオタク程度ならひとたまりもありませんし
なんなら対面次第では6曲出し切らずに勝つことも
ザラにあるくらいですからね。

構築は人によって前後しますが、
その中でもほぼ確実に採用されているのが
先に紹介したうちの一曲、
「ハルハコブネ」になります。

まさに勝利への行き先を示す道しるべ。
かつてはこれ抜きでリストを組んでいた時期も
ありましたが、今となってはインフラ同然。

nayutaさんのカードプールはらぷりの中でも
群を抜いて多いことから、
リストが入れ代わり立ち代わり、
数々の名曲がバトンを繋いできた赤単ですが、
現時点のリストが過去最高クラスの出力です。
押し上げたのは間違いなくこの箱舟でしょう。

今更わざわざ言及するのも愚かしいほどに
正しく現環境を象徴するデッキと言えますね。




3.Tier.2 黄単ビートダウン(無法アグロ)

今年に入ってから革命的にパワーが跳ねたデッキ。
まずはサンプルリストから。

サンプル。あくまでもサンプル。

見て下さいこの圧倒的治安の悪さ。
無法ビート他、クソ治安ビートなどとも。
治安の悪さを活かして、というか
無理やり幅を利かせて盤面を粉々にします。
それを全6曲。

生半可なパワーのデッキを葉虫でも轢くような
圧倒的な出力で踏み潰していくその様は
最早、聴くブルドーザーとも言うべきか。
対面の盤面によらず、ひたすらに
クソ治安押し付けてるだけでも程々勝てるのも
現環境のメタに君臨する一助になっていますね。

昨年の2023年秋M3にて登場した構築済みデッキ、
「HYPNOSONIC」
にて初登場した
「Som macabre」の登場によって
本格的に環境に食い込んだ本デッキですが、
なんと今年1月にまたしても大きなバフが入ります。

そう、「ストラゴヴィゴス」です。

この曲ついて語ると止まらなくなるので、
概要をかいつまんでお話ししますと、
本楽曲は、棗いつき2ndワンマン
「パラレルショット」

の表題曲としてお出しされた楽曲です。

棗いつきプールどころか、らぷりTCG全体を
見渡しても、類を見ないほどの圧倒的な
疾走感!中毒性!クソ治安!
一際異彩を放つというか雰囲気、規格が違います。

対策さえ怠らなければまだ対処の仕様は
ありますが…それを誤ると盤面は火の海です。
大会など連戦する場では判断が緩むものですが、
棗いつき対面は警戒を厳に臨みましょう。

ちなみにかく言う筆者は、パラレルショットの
初手ストラゴヴィゴスで灰になりました。

初手は読めんて。
ちなみに初手ストラゴヴィゴスは事故です。
隕石でも降ってきたと思って、
諦めて塵も残さず焼かれて下さい。

またこのデッキも構築の幅が広いですね。
まあもっとも闇コンと違ってやることは
あんまり変わらないんですが。

分かりやすいく強いを体現した無法ビートが
しっかりとメタの一角を占めています。




4.メタ形成と対策

というわけで現環境の3デッキ紹介でした。
いかがだったでしょうか。

ではここからこのメタデッキ群の
相性を精査していきましょう。


1.闇コン⇔赤単OTK

闇コン:微不利 赤単:微有利

五分五分とするか迷いましたがこうしました。
どちらかがやれること通し出したら
基本的にそのプレイヤー側が勝つマッチです。

しかしながら、そのデッキ特性上
赤単側がコンボを決めたときの勝率が
異様に高い
ことに加えまして、
闇コン側がコントロールに持ち込む上で
非常に繊細なプレイングを求められることから
赤単微有利とさせていただきました。


2.闇コン⇔無法アグロ

闇コン:有利 無法アグロ:不利

割とマッチアップ差が出る対面です。
古来よりコントロール対面のアグロは
吐くほど不利とされており、
かなりしんどいマッチを強要されます。

もっともアグロ側も闇コンのテンポロスの
間を縫って攻め切れば一応勝ちの目は
拾えなくもないのですが…
愛と気合いで乗り切りましょう。

闇コン側は初手ストラゴヴィコスを
警戒して丁寧なプレイングを心がければ
よっぽどがない限りはちゃんと勝てます。

以上から闇コン側の有利となっております。


3.赤単OTK⇔無法アグロ

赤単:微不利 無法アグロ:微有利

速度勝負です。
まずはじゃんけんに勝ちましょう。

無法アグロが攻め切ればアグロの勝ち、
捌ききってコンボルートに乗ったら赤単の勝ち。

ただその中でも基本的にアクティブに
動ける無法ビート側が序盤の
主導権を取りやすく
、赤単側はどうしても
受動的な対応に回らざるを得ないので
この速度間の差異を考慮して
無法アグロの微有利としています。


以上を踏まえてティアリストはこんな感じ。


2024春時点 Tier1-3

今回Tiar3以下のデッキに関しては
数が多いので割愛しますが1デッキだけ。
そう、らぷりTCGなのに肝心のデッキがまだですね。


4.Tier.3 らぷり3cコントロール(リクロマコン)

サンプルリストをどうぞ。

らぷり3色染め

先に申しますと、こちらのデッキ、
今環境での非常に立ち位置が良いデッキです。

ではなぜ立ち位置の割にTiarが低いのか。

それはこのデッキの使用難易度にあります。
らぷり3色を用いたコントロールということで
やれることの幅が非常に広く出力が高い分、
その時どきの選択肢の取捨選択が非常に難しい、
構築の自由度が高い分デッキとしての
構築難易度がやや高いといった、
デッキ特性上の壁が立ちはだかります。

もっとも闇コンや赤単OTKにちらほらといる
「らぷりピン差し」構築などで、
闇コンなら「禁断の愛と魔剣」
赤単なら「Triptych Symphony」などなど。
こういったバリエーションを担保できるのが
らぷり曲の特徴でもあり、
それが組むときに難しくなる要因でもあります。

ただそれも昔の話。

そう昨年の秋の暮れ。
とある曲の登場でこのデッキは大躍進します。
その名を「richromatic-prayer」

まあ唐突に落とされた爆弾にしては
あまりに破壊力が高すぎる一曲。

しかもアニメPV付!

とんでもない解像度でぶっ飛ばしたこの曲、
クラファンでの最終到達目標というのもあって
気合いの入り方の格が違います。

この曲の登場によってらぷりコンは
プレイ難易度の若干の緩和、そして
強烈なパワーを手に入れたのでした。

全体的な対応力に磨きがかかったのは勿論、
プレイミスのカバーもかなり余裕をもって
出来るようになったのもあって、
今、ガチでアツいデッキの1つです。
腕に自信のあるらぷりすニキはお試しあれ。




5.まとめ

いかがだったでしょうか。

この時期は次回の春M3での新譜が
直近に控えてる中でのメタというだけあって
睨みを利かせあった良い環境ですね。

当方は無法ビート使いですが、
新曲では果たしてクソ治安曲は増えるのか。
もちろん新規軸にも期待が高まります。

皆様もよきらぷりTCGライフをお送りください。

また次回の環境考察でお会いしましょう!

以上、トレミーでした。


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