見出し画像

クマしか食べないフェス

富士山こどもの国で開催されるFUJI&SUN'24 DAY1に行った日記。フェスに行くのは5年ぶり。存在は知ってたけど、初参加でした。県民割で1500円も安くなったよ☺️

10時30頃着いた。景色最高!

富士山こどもの国はとにかく広くて、駐車場からステージのあるムーンエリアやサンエリアまで25分とか歩く。途中に牧場エリアがある。

わ〜〜ウマ〜
エサある?と聞いてくるヤギ。このあとあげた。仕方なく。
モルもなつっこい。
ちっちゃいヤギもいる!ちっちゃい肉垂がぴらぴらしていた
ちっちゃいヤギ撮ってたら真っ黒が頭突きしてくるし真っ白が私に向かってきた。
広い放飼場もある。落ち着くね〜
少し離れたところにアルパカ。非常に残念ながらウシだけはいませんでした。

なんの話でしたっけ?あ、フェスフェス!

ムーンエリアのステージは富士山バックで最高だ。まだ誰も演奏してないので飲み物だけ調達。私がムーンエリアに来るのはこれが最後となる。

サンエリアに到着。いちばん大きなステージがここにある。

11:50 クレイジーケンバンド

お揃いのギラギラのスーツかっこいい~

とにかく観てる人を楽しませたいというソウルを感じた。かっこいい曲と演奏の連続で大満足トップバッター。剣さんめっっちゃいい声だ。大学生のときに聴いてた曲がいくつか聴けて懐かしかった。生"イーネ!"楽しかった!

雲がでてきた。雪のある部分だけ見えてる珍しい富士山。

このフェスは音楽だけでなく、"人力チャレンジ応援部"という団体が自然にまつわるアクティビティとかトークショーを開催してるのが特徴らしい。なんかその数々がことごとく私がすごく興味あるやつだった。サンエリアの近くで行われたのもよかった。

12:50 熊と人の営み@マタギトーク

テントの中でゆったりトーク

新潟マタギおふたりの話を聞けるイベント。新潟にもマタギっているんだと思った。そのあたりが最南限らしいです。昨今のクマですぎ問題について語っていた。スマホやドライブレコーダーが普及して、人目につきやすく・記録しやすくなって錯覚してるだけで、おふたりの実感的にはクマはまったく増えてないですという話。むしろ新潟には昔いなかったようなサルが増えて困ってるとか、サル解体苦手なんだよね、とかリアルなマタギ悩み聴けてよかったです。

13:50 cero

ライブに何度も一緒に行っている私のスマホがceroを初めて捉えた瞬間である。撮影OKありがとう。

三大愛してるバンドのひとつcero。サンステージの2番目。去年アルバム出てから一度もライブに行く機会に恵まれなかったので初めて生で聴く曲がたくさん。なかでも大好きなHitode no umiとEvening Newsをやってくれてすごく嬉しかった。一緒に歌うことなかなか無いフレーズ「アノマロカリス」🎵髙城さんが本当にニコニコしててこっちまでニッコニコで観てた。Contemporary Tokyo Cruiseはすごくアレンジが効いてたけど、初めてceroを観たのもフェスで最後がこの曲だったなぁと思ったら感慨深くて涙が出た…(今調べたら2016年のITADAKIでした)

14:50 熊とhanakoとマタギ料理@熊肉料理の作り方と試食会 前編

熊いる。2kgある。

フードコーディネーターのhanako先生がツキノワグマを料理してくれるアクティビティ。さっきまでクマの話聞いてたからドキドキするね。レシピだけでなく、クマ肉の処理や保存のコツまで教えてくださいました。

同じマタギさんによる群馬県のツキノワグマの別の部位で煮込まれた鍋。冷凍や解凍の際にピチットシートっていう製品を使って保存すると臭みの原因になる水分や血液がとれていい感じの状態になるそうです。さっきのマタギトークでも血抜きがいかに大事か習った。ピチットシート覚えておこう。
きれいにとられたクマ脂。すごい量だ!
前編では、まずは熊鍋のスープだけ紙コップで試飲。感じたことないダシだ!
猟師さんの素晴らしい血抜きと優れた保存方法のおかげで先生もびっくりするほど新鮮で状態のいい肉だったので、急遽焼肉にされたクマ。「クマだけは焼肉にできない」という言葉もあるそうですが。お塩や生姜も用意されてたけど、私はそのままいってみた。少し固めのおいしいお肉だった。

15:50 ペトロールズ

三大愛してるバンドのひとつ、ペトロールズ。3月にワンマンツアーに行ったばかりだけど、なんだかちがって聴こえる曲ばかり。外明るいのもあるのかしら。On Your Sideから始めるの爽やかで良い!Smooth MeとTalassaと、大好きすぎる二曲が続いたときもうあまり見えない富士山に拝みたくなった。ジャンボさんもボブさんも素敵な衣装があるのに自前のアウター着て演奏したそうです。わかるよ。寒い。私もこのときにはすでに、汗かいたとき着替えようと思って持ってきたTシャツNo.2をNo.1の上に着て、カーディガン、ジャケットを着て、汗拭くタオルをマフラーのように巻きつけていた。

16:50 熊とhanakoとマタギ料理@熊肉料理の作り方と試食会 後編

具沢山!!!

後編、満を持して、熊鍋!!!!!さっきのスープ状態に、みそが加わりました。お肉ぷるぷる!やわらか!2時間も煮込まれたそうです。別になんのクセもなく、ひたすらおいしい。ちょっとつまんないくらいおいしい。経験の中ではイノシシに近いかなぁ。豚って言われても全然信じちゃう感じが。脂がすごいから、え?本当?とも思うかもしれないけど。野菜もクマ味吸ってコクがあっておいしい。見えにくいけど、下の船に入ってるのはクマの生姜焼き。さっきの焼肉に生姜がプラスされ、めっちゃくちゃおいしい〜!!柔らかくもなってる気がする。Hanako先生ありがとうございました。クマもありがとうございました。ごちそうさまでした!

17:50 くるり

久しぶりの生くるり。東京、ロックンロール、虹、上海蟹、ばらの花、水中モーター、Morning Paper、名曲オンパレードの超フェス仕様セットリストでありがたかった。いやくるりの曲だいたい知ってるけど、あの、イントロ2秒でウワ〜〜〜〜〜!!って毎回沸き立つ感じが最高だった。さすがくるりとしか言いようがない。リフで聴かせるね〜
あとTwitterで"初めて生で上海蟹きいて嬉しかった"って書いちゃったけど、全然うそだった。2016年のITADAKIで発売前の新曲として上海蟹きいてた。大変贅沢で大変失礼しました。

暗くなってミラーボールに灯りが点いた!

18:50 トークショー「源流のイワナを語る」

テントの天井にイワナの映像が映された贅沢空間。

まったく知らなかったけど、源流のイワナのドキュメンタリー映画を撮った人がいたみたいで、その監督と釣り仲間みたいな感じのトークショーで、1時間みっちりとイワナ愛が語られた。イワナ学会に参加したら日本のイワナ研究者はまじめな男性だらけなのに、ヨーロッパはパンキッシュな髪色の女性研究者が多くて驚いたという話がウケた。日本のイワナは本当に山深いところに多いけど、ヨーロッパは湖とか海でも結構みられる身近な魚だからその違いもあるだろうとのこと。なるほど。あとは昨今の放流事業は全然よくないよねって話。イワナ映画、静岡で上映されないかな〜観たい。

20:00 never young beach

祝10周年の法被をみんなで着てる!おめでとうございます㊗️

初めて生で観るnever young beach!安部さん、フェスで夜は珍しいと言ってた。朝クレイジーケンバンドで始まってネバヤンがトリっておもしろいよね。ふつうの感覚なら逆!めちゃくちゃいい曲の連続で、初めて観るのに懐かしい気がした。ペキペキしたギターが楽しかった。"庭には犬を走らせよう"って最高の歌詞だ。

反省

  • 食べ物

フェスってふつうフードもすごく楽しい要素のひとつで、着いたばかりはあれも食べたいこれも食べようと思ったけど、結果としてはクマ料理以外何も食べられなかった。ていうかバンドとそういったアクティビティのローテーションからトイレ休憩の時間をとるのが精一杯で、買ってる暇もおなかすいてる暇もなかったというか。最初と、最後寒すぎてあたたかい飲み物飲まなきゃしぬみたいなときだけいっそいでホットチャイ買った。

  • 寒さ

そう寒かったんですよ。マジで舐めてた。スマホでは現在地13度てなってたけど、たぶん富士市の平野部の気温で、風強いからめちゃくちゃ寒く感じたし、夜見るバンドはヴォーカルのみなさん息が白かったから10度近かったんじゃないだろうか。くるりもnever young beachも人気すごいだろうから椅子で観られるスペースでのんびり観ようと思ったけど、動いてないとしぬと思ったので結局クレイジーケンバンド以外全部踊りまくりながら観た。だからしなずに済んだのだ。イワナのトークショーがいちばんやばかった。イワナでは踊りまくれないので。

  • こじんまり

してしまった。ムーンステージ、ストーンサークルにも気になるステージはあった。でも全然無理だった。こればかりはしょうがない。

余談

こどもの国って文字通り子供向け施設で、ふつうは夜なにも行われないので、道中まっっっっっっ暗。運営側からライト持参を推奨してて、ほんとにぃ?と思いつつ持って行ったらすごく役立った。それを使いながら駐車場まで歩いてたら突如あらわれたミラーボール。最高〜
スマホによると18.8km、28,673歩あるいたらしい。ほんっとにサンエリアとアクティビティエリアの往復だけだったので実質駐車場からの往復5kmくらいしか歩いてないと思う。あとは全部踊りで稼いだ。すごい。


タイムテーブル出る前、それ次第では空き時間に隣にある富士サファリパークに行けないか?と思ってた。浅はかにもほどがあった。超超超忙しくて楽しいフェスでした。ウマやヤギなど牧場の動物たちから始まって、バンド、クマ、バンド、クマ、バンド、クマ、バンド、イワナ、バンドってなに?楽園?絶対にまた行きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?