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三神ザシアンの調整記録(2021.3時点)【CL愛知36位】

何かの縁でこの記事をご覧になった方、こんにちは。
2021年3月28日に行われたチャンピオンリーグ2021愛知に「三神ザシアン」(アルセウス&ディアルガ&パルキアGXとザシアンV)で出場し、7勝2敗で36位となりました。TOP32に入ることができればジャパンチャンピオンシップスの出場権が得られるとあってかなり悔しかったのですが、7勝した人の中ではかなり順位は高く、対戦相手の巡りあわせには恵まれた方でした。運も正直かなり良かったと思うので、ここで終わったのは単純に実力不足です。と言っても、個人的には初めて大きな大会で結果を残すことができたので、備忘録もかねて記事を書くことにしました。次回のCLでは環境が大きく変わってしまうと思われますが、シティリーグ アディショナルシーズンの序盤は現在の環境のままなので、参考にしていただければと思います。

(これ以降、略称等使用しますのでご了承ください)


環境分析とデッキ選択

双璧のファイター発売直後の大型大会だったため、環境は読み切れないところもありましたが、ポケカYouTuberの環境予測動画が山ほど投稿され、どれも大体同じようなことを言っていたし、自分自身も異論はなく、ほぼほぼその通りだろうと思っていました。ということで自分の意識したTier表は以下の通りです。

Tier1  三神ザシアン ビクティニパーフェクション
Tier1.5    連撃ウーラオス  レッドパーフェクション
Tier2  ムゲンダイナ
 

ダークパーフェクションのことをほぼ一切考えていなかったのは反省ですね。悪タイプが来るならムゲンダイナだという固定観念にとらわれていました。最後の1週間、時間がなく自分1人で調整するので精一杯だったので仕方なしと割り切っています。正直気づいたら採用していたまである、ポテンシャルが非常に高いデッキだと思います。やはり情報網は大事。

実際に自分が検討していたのは三神ザシアン、ビクティニパーフェクション、連撃ウーラオスで、デッキが決まらなかったからこそ、少しずつ中身を変えながら3つのデッキをひたすら戦わせていました。

1)連撃ウーラオス
ナゲツケサルで露骨な強化をもらい、夢は広がったのですが、とにかく難しい印象がありました。単で組むのか否か、相方はドラパルトかオクタンかインテレオンか、裏工作のインテレオンは要るのか…。自分の納得できる答えにたどり着けませんでした。また、どのパターンにおいても、
①結局ミュウの処理が難しい 
②どこから飛んでくるかわからないミュウミュウに弱点を突かれる 
③先2ダイビクトリーが厳しい(インテレオンの打点が低く、返しのアタッカーになりにくい)
という問題を解決するデッキはできず、諦めました。

2)ビクティニパーフェクション
先2ダイビクトリーは非常に魅力的でしたが、
①ボスの指令と溶接工に頼っていること
(=ポケギアの不安定さ・スタンプへの弱さ)
②やはり相手の先2ダイビクトリーが厳しい(後1レシリザに溶接工→ダブルブレイズという切り返しがあるものの、入れ替えが要求される可能性が高く実現性が高くない)
③ビクティニの選択
(個人的には新しいビクティニが逃げる1で、2エネ120とザシアンVを狩る火力を持っていたので推していたものの、世論は圧倒的にスターターのビクティニだったので、自分に自信が持てなかった)
とまあ、③は特にどちらかというと気持ちの問題で腑に落ちなかったので、没。(もちろん、三神ザシアンが腑に落ちたのも一因です)

3)三神ザシアン
自分の中では一番長く触っていたデッキなので、問題なければこれを使いたいと思っていました。ザシアンが炎弱点でビクティニを警戒していましたが、戦わせた結果思ったより善戦できたので、このデッキを選択。調整に入っていきました。

デッキレシピと当日のマッチアップ

調整の結果出来上がったデッキがこちら。割とスタンダードだと思います。

画像5

当日のマッチアップはこんな感じでした。

1戦目:不戦勝

2戦目:ムゲンダイナ 勝ち

相手の事故。パワーアクセルしかとんできませんでした。

3戦目:三神ザシアンミラー 負け

先攻取れるもエネを張れず。相手が後2オルターのあと、3-3でサイドをとる最短の展開。捲れませんでした。

4戦目:超タイプ 勝ち
これも相手の事故。ゲンミミのホラーハウスで1ターン止められましたが、相手がエネを引けずポルターガイストにつながりませんでした。

5戦目:オーロラパーフェクション 勝ち

こちら三神、相手がミュウミュウスタート。先2でオルターを決め、相手がボスで裏のクチートGXを倒した返し(先3)、後ろが呼べずミュウミュウにアルティメットレイ。後3、サナニンフのカレイドストームでエネを分散させる予定だったようなのですがサナニンフが場になく、ミラクルツインGXを切らざるを得ない展開に。前のミュウミュウにツールジャマーがついていたため、ザシアンで倒せなかったものの、後ろを3-3で呼ぶプランが取れたので勝ち。
カレイドストームが決まっているとボスとビーストゲームGXで三神を倒してサイド4枚取られ、負けていました。相手のプレミに助けられた形ですね。

少し話が逸れますが、後3の場面、相手がトラッシュを見ながら「パーフェクションで…」とワザ宣言を開始した後、サナニンフがないことに気づき手札からタッグコールを使おうとしました。ここでジャッジを呼び、「ワザ宣言を始めているのでタッグコールは使えない」という判断をもらうことに成功。そのまま勝ちにつながりました。大事なCLの試合、少しでも引っ掛かったら勇気をもってジャッジを呼ぶこと。過去、CLで自分の良心からセルフジャッジを許し、結果負けにつながった実体験から自然と声が出ました。ジャッジを呼ぶことは恥ずかしいことではありません。後悔しない行動をすることがこういう場では最も大切だと思います。

6戦目:三神ザシアンミラー 勝ち
先攻をとり、先2、後2でお互いにオルター。相手の盤面は三神とザシアンだけだったため、やむを得ずマリィを打ちながら相手の三神にアルティメットレイ。マリィでボスが流れたようで、相手もこちらの三神にアルティメットレイするしかなく、そのまま勝ち。じゃんけんが最後まで効いた試合。

7戦目:ビクティニパーフェクション 勝ち
相手の先攻でこちらザシアン、相手ボルケニオンスタート。1ターン目はお互い裏の三神、ビクティニに手張り。先2、溶接工でボルケニオンに2エネつけ、3枚引くもエネがなくザシアン落とせず。後2、三神でオルター。先3で三神を落とせなかったため、スタンプを絡められるも3-3と取るプランをとれて勝ち。

8戦目:ダークパーフェクション 負け

練習不足が顕著。先2、デデチェンジする前に捨てるか迷ったミュウミュウを出してしまう上、オルター打てない。先3、新たに引いた三神でつけかえを絡めてオルター。後3、ボスでミュウミュウにブラックランス、三神も60もらう。先4、アルティメットレイで相手のデデンネを倒すもげんきのハチマキ+ヤミバンギのグリードクラッシュで三神気絶。

9戦目:ダークパーフェクション 勝ち

先2オルターの返し、ボスで裏のオドリドリを呼ばれガラルファイヤーのオーラバーンで落とされるも、先3でげんきのハチマキ+アルティメットレイで落とすことに成功。エネの供給が間に合わず押しきり。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
以下有料部分では、調整の変遷をたどりながら紹介しようと思います。
直前1週間通してTier1と言われていた対三神ザシアン、ビクティニパーフェクションを意識して構築を詰めた(ほぼそれしか考えていません…)ため、他のデッキタイプに対する欠陥はあるかもしれませんが、少なくとも読み物としては面白いものになっていると思いますので、もしよろしければどうぞ。

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