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非腰椎性の腰殿部痛


非腰椎性ですので、
「腰椎性」を除外した上でのお話になります。

腰椎性とは
ヘルニア・脊柱管狭窄症などが挙げられます。

で、我々が評価をしていく際
「なにが痛いか」を確認するわけですが、
下記の組織はきちんと触れる技術が必要です。

伊須豊彦, 金 景成. 腰椎疾患と鑑別を要する腰殿部疾患. 脊椎脊髄32(2)100-104,2019


「皮神経」は臨床上、対象組織になり易いです。


下記の画像は、画像上の腰椎疾患や
椎体骨折・化膿性脊椎炎など排除し、
ブロック注射における発痛組織の報告です。

伊須豊彦, 金 景成. 腰椎疾患と鑑別を要する腰殿部疾患. 脊椎脊髄32(2)100-104,2019

8割の症例で殿皮神経・仙腸関節・中殿筋のいずれかでブロック注射の効果を認めた
とのことです。

単独のブロックと同等に
複数のブロックで効果があったことも興味深いです。

これと決めつけずに、
他の要素も考慮しておきましょう。


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