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なぜ「間違いを探す」ようになったのか

以前投稿した「偏差値38でも理学療法士国家試験で8割以上正答できた方法」は一言で言えば間違いを探す方法です。


正解を探すはずの試験でなぜ間違いを探すようになったのか、そのきっかけや考え方を書いていきます。


音声はこちら↓



先生の教え

理学療法士の養成校時代に国家試験の勉強法について先生に教えてもらったことが

「過去問を勉強するのではなく、過去問で勉強しろ」
つまり「過去問を解くのではなく、過去問を使って学習しろ」
ということです。


過去問を使ってできる学習は

①問題の傾向を知ることができる
②問題の内容を学習できる

この2つが大きなことだと思います。


具体的には過去問を解きながらその問題を解説するというやり方でした。


それを愚直に継続し、高校時代までとは別人のような成績を残せました。

ちなみにこれを言われたのは1年生の頃だと思います。自己紹介の記事でも書いていたと思いますが、我が母校は1年生から模試を受けます。その前とかだったと思います。


自分の気付き。そしてプラスαをした

先生の教えを愚直に継続しましたが、ある時試験中も同じように問題を解いていることに気付きました。

特に見直し中に、なぜこれを選択したのかを繰り返し繰り返し解説していました。


そこで気付いたことが

①正解は1つだとあとの4つは間違いである。では、精度を上げるためになぜ間違いなのかも解説しよう。
②間違いを最初に根拠をつけて選択し、その後正解を探せば正解を選択する確率を上げることができ、解答の精度が上がるのではないか?


いつからかは記憶していませんが、そのようにプラスαし、以後は

①間違いを探す
②なぜ間違いか理由をつける
③正解を探す
④なぜ正解か理由をつける(他が間違いである事を含め)

この手順を過去問を使った勉強でも、試験中も愚直に継続しました。


自動化され、スキルは今も生きている

運動学習の理論では、繰り返すことで技能を獲得し、無意識下でパフォーマンスを発揮できるようになっていきます。

理学療法士国家試験の勉強は知識学習であり運動学習ではないように思われますが、「問題を解く」という運動または動作と捉えることもできます。


そう考えると、私が実践してきたことは「問題を解く」という動作練習を繰り返して来たのかもしれません。


もちろん理学療法士国家試験で大いに役立ちましたが、現在もそのスキルを忘却することなく実践できています。繰り返すことで自動化されたと考えています。


最初に投稿した第56回理学療法国家試験を解いてみたのをはじめ、3学会合同呼吸療法認定士試験や認定理学療法士試験でも実践し一発合格を勝ち取っています。


ただ3学会合同呼吸療法認定士試験は数年ぶりに集中して問題を解いたこともあり、試験後は頭痛がしてめちゃくちゃ気持ち悪くなりました(笑)

このことから認知機能への負荷は大きく、やり始めはストレスになると思われますが、理学療法士国家試験合格のため、理学療法士になった後のキャリアアップのため身につけておいて損はないスキルだと思います。


ぜひ、一人でも多く「間違いを探す」方法を実践してくれることを願います!

音声はこちら↓


最後までご覧いただきありがとうございます。未来の理学療法士、理学療法士の未来のため発信を続けて参ります。今後もよろしくお願いします!