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2つ選べ問題の攻略の仕方【理学療法士国家試験】
2つ選べ問題についてどういう印象ですか?
片方正解しても、もう片方を間違えるとその問題は不正解になってしまうため、難しいと感じているのではないでしょうか。
そんな2つ選べ問題を攻略するための解き方を解説していきます。
近年の理学療法士国家試験では、2つ選べ問題が20問以上出ています。
この記事で2つ選べ問題の点数アップに繋げていただきたいです。
動画はこちら
なぜ2つ選べ問題は難しいのか
答えは単純です。選択肢が多くなるからです。
選択肢が多くなるとはどういうことか?まずは1つ選べ問題から見てみましょう。
1 or 2 or 3 or 4 or 5 の5通りになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1674223334669-B4g8Pbsd2E.png?width=800)
では2つ選べ問題を見てみましょう。
1 & 2 or 1 & 3 or 1 & 4 or 1 & 5 or 2 & 3 or 2 & 4 or 2 & 5 or 3 & 4 or 3 & 5 or 4 & 5 の10通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1674223393465-5GEIiYnOSh.png?width=800)
「偏差値38でも理学療法士国家試験で8割以上正答した方法」でも書いた通り、1つ選べ問題では選択肢が5通りでその確率は20%です。
それが2つ選べ問題では10通りとなりその確率は10%です。かなり正解が遠くなります。
2つ選べ問題でももちろん間違いを探すのですが、1つ間違いを見つけても答えは6通り残されておりその確率は16.6%。この時点では何もしていない1つ選べ問題にも追いついていません。2つ間違いを探して残りは3通り(33.3%)となり、ようやく1つ選べ問題と同じ段階になります。
このことから2つ選べ問題では最低2つ間違いを探さないとかなり不利な戦いを強いられます。
逆に言うと2つ間違いを探せれば1つ選べ問題と確率上は同じように戦うことができます。
2つ選べ問題では正解を2つ選ぶ前に必ず2つ間違いを探しておくようにしましょう。
その上で「これは絶対正解!」と自信のある選択肢があれば、あと1つ選べば完了なのでここまで行くのが理想です。
具体例
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65810291/picture_pc_c5bfe3c88e21f7460b1c512c0834fbb6.jpeg?width=800)
※第56回理学療法士国家試験、第56回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html
第56回午前の19番目の問題です。
これはすぐに3つ間違いを探せて、残った2つの選択肢も自信を持って答えることができました。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65810647/picture_pc_e1652f4bf4f3b35d8bd3e68835af7362.jpeg?width=800)
※第56回理学療法士国家試験、第56回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html
第56回午前の86番目の問題です。
これは知識不足から間違いを探しきれず、低い確率のままギャンブルをした結果間違えた問題です。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65811075/picture_pc_17e50daa7387482b53b4f58eab072e71.jpeg?width=800)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65811418/picture_pc_19e3ee9e06e5708feff31b3a35b0e483.jpeg?width=800)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65811465/picture_pc_c8b01beabe0adefe104532acc6a0ea4d.jpeg?width=800)
※第56回理学療法士国家試験、第56回作業療法士国家試験の問題および正答について(厚生労働省)を加工して作成
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-08_09.html
第56回午後の21、30、37番目の問題です。
これらは最低ラインの2つの間違いを見つけ、3つ目の間違いは見つけられなかったものの「これは正解!」と自信の持てる選択肢があったため、いずれも正解することができました。
まとめ
2つ選べ問題は最低でも2つ間違いを探す!
その上で自信のある選択肢を見つける!
2つ間違いを探せないとかなり厳しい。そのため十分な勉強が必要です。
この方法で一人でも多くの人の点数がアップしますように。
最後までご覧いただきありがとうございます。未来の理学療法士、理学療法士の未来のため発信を続けて参ります。今後もよろしくお願いします!