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【姿勢】過収縮に対するリハビリとは?

姿勢の崩れからくる筋肉の過収縮からくる痛み。

「姿勢を正しましょう。」は当たり前で大切だけれど、これができるのは、
痛みある中でもなんとか動ける人が適応になってきます。

もともと「一部介助レベルで歩いていた」状態だったひとが、突然きた痛みに直面した時は、自動運動ができない・・なんてときはたまにあります。

こんな時は、いったん徒手療法を挟むしかない...!!(前向きに)
といった思考になるときは、実際の臨床では起こり得ることだと思っています。

そんな時に、「なんとなく徒手介入する」のではなく、
どんな効果があるかを知っていながら介入するのでは話が違ってくると思います。

今回は、
「姿勢のアライメントが崩れから過収縮。痛みを生じている方へ行う徒手療法はどんな効果があるのか?」といったお話しをしていきたいと思います。

運動療法中心の方は、なかなか触れる機会のない方もいらっしゃるかもしれませんが、効果を知っていているのと知らないのでは雲泥の差です。

徒手療法①

横断マッサージとは?

横断マッサージとは、
治療する組織の線維方向を横断する組織の局所的・特異的な摩擦マッサージを指しています。


どんな効果が期待できるかというと、

① 線維を機械的に分離
筋引っ張り方向に配列されていない(機能しない)コラーゲン線維の形成阻止
→長軸方向の引っ張りに強いコラーゲン線維の形成を刺激。

② 固有受容器に対する刺激
→ 正常な組織の感覚に
→再損傷の危険性を防ぐ。

(固有受容器とは?→筋肉、腱、および関節内に存在するもの)

③ 治療している組織の周囲の筋肉の反射的弛緩を引き起こす。

④ 筋肉・軟部組織の機械的及び反射的充血や機械的受容器の刺激による痛みの軽減。

こんな効果があります。簡単にいうと
「正常な組織に感覚を身につけることができます。」


適応

①外傷
② 1に続いて起こる筋肉・筋・腱移行部・腱・骨膜移行部・腱鞘・靱
帯などの変質的変化は見込めます。


禁忌

・治療部位の細菌性感染症
・多発性関節炎
・腱を含む同様の炎症性リウマチ性疾患
・滑液包炎
・表面を走る神経の上
・肘の外傷性関節炎

身近に起きやすいものですと、
滑液包炎・表面を走る神経の上です。

このあたりに、横断マッサージは禁忌となっているのでご注意ください(^^)!!


徒手療法②

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