
足部の役割
人間はオギャーと生まれて発達の段階で
2足歩行
を獲得していきますよね。
地面と唯一接している
のが
足底部(足裏)
です。
足底部にしっかりと正しく体重が乗せられることが歩行を安定させます。
そしてスポーツでのパフォーマンスを向上させます。
それだけ足部は人間にとって重要になります。
足部の骨配列(アライメント)
が崩れたり、
足部周囲筋力が低下
すると
足部の変形や様々な障害
が出てきてしまいます。
足部のコンディションを整えることで快適な日常生活やスポーツ活動を行うことができます。
普段はあまり自分の身体を注意深く観察することは少ないかもしれません。
ここでは自分の足部に関して注意を向ける1つのきっかけと気付きになれば幸いです。
足部の骨
下の図は足部の骨の模式図です。
人体の骨は全部で206個あります。
そのうち足部には片側で26個の骨で構成されています。
両側で52個の骨から成っています。
人体の約25%の骨が足部に密集しています。
その骨と骨とを安定させているのが靭帯です。
骨と骨との動きが出るところが関節となります。
この骨のアライメントが崩れると外反母趾のような障害が出てくる訳です。
いかに骨に負担をかけすぎないように体重を支えることができるかが重要になってきますよね。
足部の3つのアーチ
効率よく体重を支えるためには足部周囲の筋力が必要になってきます。
足部周囲筋はアーチを作って足部への負担を軽減しています。
足のアーチの機能として
・蹴り出す力をサポート→バネ
・衝撃の緩衝→クッション
・足底の筋肉や神経の保護
が挙げられます。
アーチの種類としては縦アーチと横アーチに分けられます。
内側縦アーチとは
踵骨−距骨−舟状骨−内側楔状骨−第1中足骨
で構成され、
土踏まずを形成して歩行と密接な関係があります。
このアーチが低下すると扁平足や開帳足になっていきます。
外側縦アーチとは
踵骨−立方骨−第5中足骨
で構成され、
バランスと密接な関係があります。
外側部は低く、体重を支持する働きがあります。
内側縦アーチよりも高さは低く、長さも短いです。
このアーチが低下すると、内反小趾になっていきます。
横アーチとは、
内側楔状骨−中間楔状骨−外側楔状骨−立方骨
第1中足骨頭〜第5中足骨頭
で構成されています。
横アーチの低下が外反母趾を助長していきます。
いかがだったでしょうか?
ぜひ自分の足部を一度観察してみてください。
色んな発見があると思います。
足部の状態が分かると障害の予防が行えます。
次回は足部の筋機能とアーチの関係についてまとめてみたいと思います。
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