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「実際年収はいくら必要なの?」把握してみませんか?

こんにちは。理学療法士学生の小林です。

先日、理学療法士を目指すにあたっての不安の種として「適性」「環境」「金銭面」の3つを挙げました。今日は「金銭面」について考えていきます。

自分の人生にはどのくらいお金が必要?

「年収、年収って言う人いるけど、その年収が得られたとして何に使うんだろう?そんなに必要なんだろうか?」これは私が高校生から抱いていた疑問です。

自分が何にどのくらいお金を使っているか、これからいくら使うかもわからないのにどうして年収の目標が立つのか不思議で仕方ありませんでした。

とは言ってもその頃の自分のように疑問を抱くだけでは何の解決にもならないので今回は現実をお金という数で眺めることで、人生計画の柱を建てていきたいと思います。

まずは平均的な生活費を知る

以下に総務省統計局が毎年行う家計調査の一部を抜粋したデータを示します。

一番左端は単身の34歳以下の世帯の消費支出の平均、それ以降は2人以上の世帯の年代別に見た消費支出の平均を表しています。(25~34歳までのデータは2014年それ以外は2019年のデータです。)

下のグラフを見ると、単身が2人以上の世帯に比べて支出がかなり少ないこと、支出は50代をピークであることがわかりますね。

単身では17万円、結婚をして子供ができれば25万〜35万円が毎月最低限必要になるといった予測が立てられます。

単身+2人以上

単身+2人以上グラフ

年収は年代によるが平均440万円程度必要

このデータは税金などを除いた金額、ざっくりいうと給料の手取りから支出する額と考えて問題ないと思います。

雇われて働いている場合、手取りは給料の約80%と考えるのが妥当でしょう。そのため、単身の間は17x12x100/80=255、年収255万以上あれば問題ないと言えます。

この計算でいくと、

最低年収

このような結果となり、2人以上の世帯となると平均440万円、年代によって387~536万円の幅で年収が必要となってくることがわかります。

理学療法士の平均年収は408.5万円(2019年:厚生労働省)

ここまで来てやっと理学療法士の給料が生きていくのに十分かどうかを比較することができそうですね。

私は「初めは余裕に思えても後々必ず足りなくなる」と結論づけます。

つまり理学療法士1人の給料は、やはり「独身貫く」あるいは「子供を作らない」と言った決断をしない限り生きていくには足りないということですね。

「私は一生独身」、「子どももいらない」と仰る方も少なからずいるとは思います。しかし、人生何があるかわかりません。色々な可能性を考えた上でベストの策を選択していくべきだと私は思います。

現状の選択肢は?

給料不足の解決策として現状私が考えているものは以下の4つです。

①夫婦共働き

②副業

③投資

④理学療法士以外の職に就く

その中でも私が注目しているのは②副業と③投資です。

理由としては、

②は理学療法士が持っている知識は一般の方々に求められているものが多いこと(特に健康面)

③はきちんと勉強することでギャンブルではなく高い確率でお金を増やしてくれる手段になり得る+若いうちから始めるほど有利

だと考えているためです。

特に③に関しては勉強したことをすぐに実践できるため、今後の学習に伴って発信していこうと考えています。

まとめ

今回は将来の生活費の予想をメインに書かせていただきました。

まとめると

①結婚、出産の可能性を考えると年収は平均440万円必要

②理学療法士の給料では足りない

です。

もちろん、今回の予想はデータに基づいているとはいえ個人の予想なのでこれが絶対なんてことはあり得ませんが、少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。 小林

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