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「傾聴」が出来る医療従事者を目指しましょう!

医療職では「傾聴」という言葉を
聞き慣れている事が多いと思います。
実際にカルテにも書かれている事も
多くありました。

しかし、院内の勉強会や部署ごとの
勉強会でも「傾聴」をテーマにする
ことは、ほとんどありませんでした。

今回は「傾聴」について書いてみよう
と思います。


傾聴をすることでの影響力

医療職では何故、「傾聴」という
言葉が多く使用されているの
でしょうか?
それは、傾聴を受ける相手への
影響力が治療に必要となるからだと
思います。

どのような影響力があると
思いますか?

代表的な効果は下記の通りです。

  • 理解と共感の感覚: 傾聴されることで、自分の意見や感情が理解され、
    共感されていると感じます。これにより、孤独感や孤立感を軽減し、安心感や希望を感じます。

  • ストレスの軽減: 相手が自分の悩みや不安を語ることで、ストレスが軽減されます。話をすることで気持ちが整理され、心の負担が軽くなります。

  • 解決策の発見: 相手が自分の問題や悩みを話すことで、新たな視点や解決策を見つける助けとなります。また、自分の問題に対する新たな洞察やアイデアが得られることがあります。

  • 関係の強化: 傾聴は相手との関係を強化する効果があります。相手が自分の話を聞いてくれることで、相手への信頼や尊重が深まり、より良い関係が築かれます。

  • 成長の促進: 相手が自分の感情や考えを整理し、自己認識を高めることができます。相手が自分の話をすることで、自己成長や学びの機会が増えます。

傾聴のメリット

傾聴には自分にも大きなメリットが
あります。

  • コミュニケーションの質の向上
    これにより誤解や対立を避けると同時に、
    深い関係性を築くきっかけになります。

  • 信頼関係の構築
    コミュニケーションが向上すれば
    相手からの信頼も深まりやすくなります。

  • 問題解決の支援力
    相手の問題や悩みを解決する
    手助けをすることで、自己の問題解決能力
    を向上することができます。

  • リーダーシップの向上
    相手の気持ちや悩みを受け止められれば
    チーム力は向上し、パフォーマンスの
    向上に繋がります。

  • 自己理解の深化
    傾聴により相手の価値観に触れることで、
    自分の価値観や思考の癖を再認識する
    機会が増えます。

傾聴に必要な人格

傾聴に必要なのは、テクニックの
獲得ではないと思っています。
テクニックも効果はありますが、
心のないテクニックは見透かされる
事が多いと思います。

ではテクニックよりも大切な事は
何でしょうか?

相手の事を無条件で積極的な興味を
持てること。
理解したいという純粋な想い。

どのように、そのような想いが
もてるようになるのでしょうか?

そのためには自分の人格形成が
必要だと思います。
人格の中でも
自分の価値観を受容している
自分軸をもっている
人から学ぼうとする
人を敬う

これらが備わっていないと、

アドバイスで優位性を示し、
自分の存在意義を確認しようとする。

他者や環境ですぐに不安定になり、
他者を見ることが不足する。

他者を下にみると、自分の価値観を
押し付け、結果自分だけが
満足感を得る。

「傾聴」とは、遠くなってしまう。

傾聴のテクニック

テクニックについては、多くの
サイトや本に書かれているため
ここでは、箇条書きでいくつか
紹介しておきます。

・適切な相槌や頷き
・オウム返し
・励まし(もっと話して!)
・感情の反映
・適切な視線
・身体言語(ポーズや動作)
・正しい質問

まとめ

医療者でも「傾聴」が出来る
人格者は少ないと思います。

本当の「傾聴」を学び、患者さん
に活かそうとする事はとても
医療の質を上げると思います。

そのために自分磨きをかけ、
「傾聴」を身につけることで、
周囲の人に良い影響力を与える
人になりたいと思っています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

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