2020年夏 ジョラゴンの結論
こっちでは至って真面目に、いくら強化をもらったところでジョラゴンジョーカーズはやっぱり弱いままであることの解説をしていきます。
そういうわけなんで、妥協すること無く本気でジョラゴンジョーカーズというアーキタイプのネガキャンをします。ジョラゴンが好きな人だったりジョラゴンで勝ちたい人などの心をへし折りに行きます。
それが嫌な方はブラウザバックしてください。では行きます。
1. 立ち位置の大幅な低下
ジョラゴンジョーカーズが一番ブイブイ言わせていたのは恐らく2019年の春先からガヨウ神が殿堂入りするくらいまでの約半年だと思っています。
このころのジョラゴンジョーカーズはまだ耐えていて、だいたいの環境デッキ4〜6割程度の勝率が出せるオールラウンダー的な立ち位置でした。速攻系のデッキに対してはメタカードやS・トリガーによる反撃、遅く防御札を抱えるデッキに対しては《燃える デットソード》をループさせることで全てを奪って勝利することができました。
ガヨウ神が殿堂入りしてからの2019年はかなり悲惨なので割愛させていただきます。
そんなこんなで2020年の夏、つまり現在に戻ってくるわけですが、まぁ皆さんご存知の通りこの世の終わりです。
タカラトミーのお情けで《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》なんていうカードを刷ってもらいましたが、それもジョラゴンジョーカーズが抱える問題の根本的な解決には至っていません。
某TCG通販大手所属のプロによるTierランキングにジョラゴンジョーカーズがTier2としてランクインしていましたが、実際にはTier1145141919810くらいだと認識しています。
2. ジョラゴンジョーカーズが抱える諸問題
なんだか論文のタイトルみたいな見出しですが、御大層なことは書けません。「それはそう」くらいのことを書いて、読者と筆者の認識を擦り合わせることを目的としています。
問題が有るというよりも問題しか無いので、筆者目線で大きそうな問題を適当にピックアップします。
環境の高速化
例えば2019年は、1ターン目《ジョジョジョ・ジョーカーズ》、2ターン目パス、3ターン目《パーリ騎士》でもギリギリ許容範囲の内でした。これは裏を返せば、環境が遅かったことを示すはずです。
では現在はと言いますと、3ターン目に《モモダチ・モンキッド》をプレイしていたら死にます。それほどまでに環境が高速化しているわけです。ジョラゴンは付いて行けませんので死ぬしかありません。
安定感の欠如
2019年ならいざ知らず、こと現代においては安定感のあの字もありません。引きと噛み合いが全てになっています。要因を一つ一つ解説します。
2019年なら零タッチ赤で組んでいれば問題なく動けたはずです。基盤が安定していましたし、上記で解説したように環境的にも初動が少し遅れたとしても許容範囲でありました。
しかし現在ではそうは問屋が卸しません。環境が高速化したために、ジョラゴンもそれに対応するため速度を挙げることが求められ渋々緑のジョーカーズによるマナブーストに頼ることになりました。
《タイク・タイソンズ》や《モモダチ・モンキッド》、《バンオク・ロック》による初動は最早必須事項であり、初動が安定するようにデッキを構築しなければなりません。
ですが、あくまでも『初動』でありこのデッキが通したいメインの動きではありません、従って初動とともにデッキとしての出力(《キング・ザ・スロットン7/7777777》や《アイアン・マンハッタン》等)を担保することが必要になります。
ここで、読者の皆様に問題です。
「ジョラゴンジョーカーズにおいて、初動の安定とデッキ出力の担保を同時に行うにはどうしたら良いでしょうか?」
答えは簡単で、「そもそもそんなことは不可能である。」となります。
ジョラゴンジョーカーズでは初動とデッキ出力は枠を食い合うだけなので共存できません。
例えば《ヤッタレマン》《タイク・タイソンズ》《ジョジョジョ・ジョーカーズ》しか捲れない《キング・ザ・スロットン7/7777777》を想像してみてください。まだドラグナーの《爆熱剣 バトライ刃》の方が優秀です。
リソースの不足
緑を採用するために《ゼロの裏技・ニヤリー・ゲット》はヒット率が下がるため採用できず、《ガヨウ神》が殿堂入りした今、手札リソースの枯渇もジョラゴンジョーカーズを苦しめている要因の1つであります。
手札が足りず、《ジョット・ガン・ジョラゴン》をプレイできたとしてもたった1枚手札に握りしめているのは《ヤッタレマン》みたいな事象は日常茶飯事です。
手札の質が求められるアーキタイプで手札の質が保証されないのは真にこの世の終わりであります。
以上が安定感が欠如している要因になります。
その3 環境との不適合
これがジョラゴンジョーカーズが「弱い」と言われる理由の本質でもあります。
過去には「全対面に5割」なんて言ってられた時期もありました。
現在ではどうでしょう、前述したように環境は日々高速化しています。そんな中「総合勝率4割あるか怪しい」レベルであると言えます。ギャラクシールドだけ有利ですがそれ以外は3割あるかすらも怪しいです。ほとんどギャラクシールドの勝率だけで平均4割保ってるようなものです。
ギャラクシールドは環境を支配するデッキであるとは考えにくく、勝ちたいならこんな山握るべきではありません。大人しくカリヤドネでも握るべきです。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
私なりに論理的にジョラゴンが弱い理由を述べたつもりです。ジョラゴンの有料記事を書いたのにです。
この記事がうっかり調整中にジョラゴンにワンチャンを感じてしまったプレイヤーに届くことを願い終わりとさせていただきます。
サイキック
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