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PSO2のボス戦演出が好き過ぎてひっくり返って気絶した話(誇張表現)


PSO2のボス戦演出について語りたい!

【これもっとネットで話題になってもいいと思うんだシリーズ第1位】
なので書きます。

この記事はあわよくば「PSO2NGSをやったことがない」or 「サ開時にちょこっとやって離れた」という方々に向けて

どうしても「ダークファルス迎撃戦」までプレイしてみてほしい。マジ頼むから

という願いを込めて書いた記事です。これを書くためにわざわざnoteアカウントを作りました。
(ダークファルスとは、30年以上続くファンタシースターシリーズにおいて宿敵として登場し続けるボスです)

【簡単目次】

  1. PSO2のボス戦演出について

  2. 「負ける気がしない」とは

  3. ダークファルス迎撃戦の演出

※PSO2NGSのネタバレには配慮しますが、その分どうしてもNGS以前のPSO2(旧PSO2)の内容には触れていくので注意!

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1.PSO2のボス戦演出について
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PSO2の話題となれば
・クリエイト要素(キャラクリ、ハウジングなど)
・戦闘アクション(18種の武器+武器専用アクション)
に言及されることがほとんどです。もちろんこれらはPSO2の特徴的な要素ですが、あえてそれ以外の切り口から推しポイントを語ると

戦闘曲とボス戦がバチバチにかっこいいです

特に冒頭に上げた「ダークファルス迎撃戦」はPSO2NGSにおいて初めて宿敵ダークファルスに立ち向かうクエストであり、「『旧PSO2から繋がる続編』としてのNGSの始まり」とも言える熱い演出が盛り込まれたクエストとして仕上がってます。

さて、まずは「PSO2におけるボス戦の演出」とは一体どのようなものなのかについて語りたい。旧PSO2をプレイ済みの方ならご存じだろうが PSO2 の大型ボス戦には受け継がれた伝統的な演出があってそれが

「絶対に負ける気がしない」

と思わせる演出を入れることです

まずはコレを聞いてほしい

これは旧PSO2の大型ボス戦で「最後のとどめだ!」というクライマックスに流れる曲です。
どのゲームでも負ける要素を感じない希望に満ちたメロディーとともにボスに立ち向かうのは最高に気持ちがいいものです。みんな大好き大神の「太陽は昇る」やポケモンの「勝利は目前!」もそうです。

PSO2はこの「絶対に負ける気がしない演出」を作り出すのがマーーーーーーーーーーーーーージで上手い。
特に宿敵のダークファルス戦では必ずと言っていいほど入る演出ですが、特徴的なのはそのクライマックスに入るまでの過程にあります。

先程は「希望に満ちたメロディーとともにボスに立ち向かう」のが良いなんて言いましたが、実はダークファルス戦を構成する戦闘曲は大半が明るさなど微塵もない威圧的な戦闘曲です。全く勝てる気がしない。敵が惑星サイズの怪物だったりするのでそれはそう。

出撃と言われて目の前にコイツがいた時の心境を考えればBGMの絶望感にも納得

ダークファルス戦では、その威圧的なBGM強大なエネミーとの戦闘演出で高まりきった緊張感漂う雰囲気を、希望に満ちたメロディーと共にぶっ壊します
ここにPSO2の「負ける気がしない」演出の根源があります。(と、いちプレイヤーが勝手に思ってます)

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2.「負ける気がしない」とは
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個人的にPSO2のボス戦における「負ける気がしない」演出は「バネ」だと思っています。威圧感のある曲調が続く中で高まった緊張感を、突如始まる希望に満ちたメロディーにより解放することで、聴く者に「絶対に負けない」と思わせる程の爆発的な感情のエネルギーを生み出します

この演出を語る上でどうしても触れなければならない楽曲が存在します。「Unfathomable Darkness」です。

旧PSO2で最大級に有名な曲といっていい楽曲です。また、PSO2らしい「負ける気がしない」演出を最大限に表現したボス戦でもあります。
戦闘前の不穏なBGM (ABYSS)。戦闘開始直後の崩れ落ちるような曲調から続く鬼気迫るBGM (Ooze)。一気にスン…と落ち着いた曲調になるからこそ敵がガチになった威圧感が伝わるBGM ("IDOLA" the Strange Fruits) と丁寧に緊張感が漂う雰囲気を作り上げていきます。
余談ですがこの曲を聴くたびに、私が学生だった頃の恩師である教授が本気で怒った時ほどスン…と静かになるのを思い出して戦慄します。

※ ABYSSはUnfathomable Darknessではないがボス戦を構成する曲の一つ

そして敵がこれ。左にある小さくて丸いのが惑星 デカ過ぎんだろ…

そうして丁寧に積み重ねて作り上げた緊張感のある雰囲気を叩き壊すのが旧PSO2のメインテーマです(17:58~)本当に何の前触れもなく割って入るように希望に満ちたテーマが始まるからこそ「てめー(敵ボス)の都合なんて知らねー!」といった感じに問答無用で希望をねじ込む勢いを感じさせて最高にテンションが上がります。

さらに詳しい解説は下記リンク先にありますが一応ストーリー展開も解説に入っているので旧PSO2を未プレイの方は注意してください。

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3.ダークファルス迎撃戦の演出
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ここでは新規/復帰の方に対してネタバレにならない程度にNGSのダークファルス迎撃戦の戦闘演出について語ります。

この「負ける気がしない」演出がNGSのダークファルス迎撃戦でも健在なので、もちろん不穏な雰囲気を希望のメロディーとともにぶち壊します。
※ダークファルス迎撃戦のBGMが聞きたい場合はこのリンクから
(「ぶち壊すシーン」のBGMは 9:33

そして、このダークファルス迎撃戦が熱いのは、まさに「不穏な世界をぶち壊して希望を取り戻す演出」を視覚的に表現するというとんでもないことをしてくれることです。ぶち壊した先に広がる景色とともにボーカルソングが流れ始める演出を見た瞬間にカッコ良すぎて気絶しました(誇張表現だけどそれくらい衝撃を受けたのはホント)。これは是非自分の手でプレイしてみて何が起こるのかを見届けてほしい。

また、このダークファルス戦には高難易度版の「ダークファルス迎撃戦R.2」というものがあり、なんとBGMも専用のアレンジが加えられています。まるで映画のワンシーンで流れるようなドラマチックな曲に様変わりしており「劇場版PSO2NGSの曲か?」といえるような仕上がりになっているので、これも聴いてほしい。

特にボーカルソングに対して作曲した小林神が音楽特集番組で解説してくれていますが歌詞もとんでもなく熱いです。


また余談ですが旧PSO2,PSO2NGSは楽曲に力を入れているゲームなので音楽特集番組がたびたび配信されています。NGSサービス開始以降の放送番組でいえば下記の通りです。
『シンパシー2023』特別番組(23/1/9)』
特別音楽番組「PSO2 JAM」
SEGA音~SEGAの音楽室~ 第14回
SEGA音~SEGAの音楽室~ 第15回
PSO2NGSのOPを作った時のエピソードや、独自の音楽システム(非戦闘時と戦闘時でBGMがシームレスに繋がる仕組み)などの解説がありますので大変面白いと思います。

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おまけ
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PSO2NGSには、大型ボス戦以外にもカッコいい戦闘曲がたくさん!
以下は個人的なオススメ

・ルシエル探索 最深部BGM(最新?の素材集め周回コンテンツ)
良い意味で「PSO2には珍しい」雰囲気の曲。1:54からのメロディーが美しすぎる。敵HPの変動に合わせてテンポが変わるのも熱い。あとクエスト自体も結構面白い。

・アムス・クヴァリス戦(雪山エリアのヌシみたいなフィールドボス)
ボスにしてはあまりにも静かな始まりと、どこか物悲しさを感じさせるメロディーによりエネミーの出自に対して様々な想像が膨らみます。世界観を広げる名曲。

・デュエルクエスト(ソロ専用の腕試しクエスト)
出会ってはいけない存在と遭遇してしまった感が凄い。この威圧感はまさに「PSO2らしいBGM」。懐かしさすら覚えるほど馴染む。


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