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原田智亜美さん ONE MAN LIVE "2℃"(2021年10月18日)

2021年10月18日(月曜日) キャリア11周年となるシンガーソングライター 原田智亜美さんが 「Oneman Live "2℃"」 を下北沢440にて開催しました。

昨年12月に開催された「10th ANNIVERSARY ONEMAN Live "1.5℃"」から約10カ月。久々のワンマンライブとなりました。

今回のワンマンライブもコロナの影響を考慮して、有観客と配信を組み合わせた形式となりました。

会場の440は、コロナ前の活況を思い出す、ほぼ満員という賑わいを見せていました。

この日のサポートメンバーは、ピアノには智亜美さんが「しゅうさん」と慕う山崎周之さん。

ギターにはすっかりお馴染みの設楽博臣さんを迎えました。

「しゅうさん」は、智亜美さんがデビューのころから、はな歌で作ったメロディーを譜面に起こし、コードを付けてアレンジするという、「原田智亜美の音楽」には絶対欠かせない存在。

その「しゅうさん」が弾くピアノに、設楽さんがギターでさらに智亜美さんの色に染めていくという豪華な内容でした。

【セットリスト】

(第1部)

1. Spot light
2. それ以上もその先も
3. ホタル
4. 背中合わせの君との時間
5. シグナル

(換気休憩 ~ 質問コーナー)

(第2部)

6. スターチス
7. 終わらない恋
8. 明日の僕は今日を生きる
9. 青の狭間
10. 八月のまぼろし
11. 瞬きの宇宙 銀河の世界

12.見えない星に照らされて

(encore)
En1. ブーケ
En2. あなた色


【サポートメンバー】

Pf: 山崎周之 さん

Gt: 設楽博臣 さん



【ライブ詳細】

(第1部)

1. Spot light

Spot lightで始まるライブは、珍しいのでは・・ しゅうさんのピアノ伴奏のみで熱唱。

この日も、この短い曲の中に、これから始まるライブの期待を凝縮させ何処までも響く歌声を聴かせてくれました。

2.それ以上もその先も

設楽さんのギターが加わり、しゅうさんのピアノも切なさMAX。いつも以上にしっとりと歌ってくれました。

3. ホタル

この日唯一のアップテンポの曲。

しゅうさんのピアノと設楽さんのギターのリズムも軽快に、君への想いを伝えてくれました。

4. 背中合わせの君との時間

恋人同士の微妙な感情の揺れを、愛おしく、もどかしく思わせるラブソング。

とてもとても切なく歌ってくれました。

5. シグナル

シグナルもSpot lightと並ぶ短い曲ですが、この曲も歌うたびに味わい深く感じられる曲です。

(換気休憩 ~ 質問コーナー)

コロナ対策の換気休憩時間を利用した質問コーナーが、「1.5℃」に引き続き催されました。

ファンから事前に送られた質問に時にまじめに、時にユーモアにあふれて答えてくれました。

ラッキーなことに、自分が送った二つの質問は、どちらも選ばれ回答いただきました。


①曲はどのように作るか?

テーマなどはあらかじめ決めない。人の話の中で、その人がその時感じることや考え、結末などを妄想的に考えて作る。

詞を絶対先に作る。


②(特にカバー曲の)アレンジは?

サポートの方に「丸投げ」(笑)


ある意味、予想通りの回答に会場も爆笑でした。

他にもたくさんの質問に答えていただきありがとうございました。

質問コーナー大好きです。

(第2部)

6. スターチス

設楽さんのギター伴奏のみで歌われた曲。ライブで聴くのは久しぶり。

ハーモニクスの響きが、まるで智亜美さんの歌う切ない気持ちを増幅するよう・・

7. 終わらない恋

この曲は、しゅうさんのピアノで絶対聴いてみたいと思ってました。

さすがに、曲の産みの親。素晴らしい伴奏で智亜美さんの歌声ものびやかです。

この日は上がるオリジナルバージョンでした。

8. 明日の僕は今日を生きる

2019年12月に発表されて長い間「タイトル未定曲」として歌われてきましたが、ついにタイトルも決まってワンマンでの披露。

この日も一歩ずつ前に進む勇気をいただきました。

9. 青の狭間

ライブの少し前に、智亜美さんがツイッターに しゅうさんが弾く「青の狭間」のピアノ伴奏を公開してました。

なので、しゅうさんのピアノをじっくり聴くことに。この難しい伴奏で歌うのって凄いと感じました。
波音のSEが、海岸で月明かりに浮かぶ波間を連想させて神秘的に歌声が響きました。

10. 八月のまぼろし

10月の秋空にも似合ってしまう「八月のまぼろし」

この日も、空高く歌声は響き渡りました。

11. 瞬きの宇宙 銀河の世界

智亜美さんには、やはり月、宇宙、銀河という壮大なロマンスがよく似合うと思います。

しゅうさんのピアノで無限に広がる銀河が表現され、宇宙にも届くほどの澄んだ歌声が響きました。

12.見えない星に照らされて

本編のラストに相応しいラブソング。設楽さんのギターがとても素敵でした。

(encore)
En1. ブーケ

ギターの設楽さんが智亜美さんのために書き下ろし提供した曲。

すこし強面な感じ(笑)の設楽さんですが、こんなに繊細で優しい曲を智亜美さんのために作ってくれました。

そのブーケの花束も、すっかり智亜美さんの色に染まってしまいました。

設楽さんのギターにも力が入ります。

En2. あなた色

智亜美さんが、21歳の時初めて作ったオリジナル曲。

しゅうさんと一緒のワンマンライブで、最後はやっぱりこの曲でした。

【ライブ総評】

2020年に引き続き、新型コロナの猛威が続いた2021年。

世界中で多くの方々が亡くなったり、罹患して後遺症に苦しむ方も多くいます。

そうした中でも、マイペースで元気にライブを続けてくれる原田智亜美さん。

彼女のライブに行き、歌を聴けるだけで元気をもらい幸せな気持ちになります。

そんな「特別」な存在。心に深く刻み込まれたライブは、終わった瞬間から強い喪失感を覚えます。

「0℃」「1℃」「1.5℃」と3回のワンマンライブを経て、今回が4回目のワンマン「2℃」。

タイトルに込められた想いは相変わらず謎ですが、マイペースで何処までも温度を上げて欲しいと願ってます。

今回は智亜美さんの音楽と深い関係にある山崎周之さんのピアノサポートで初めて聴けたことが、とても良かったです。そこに設楽さんのギターが加わり最高でした。

歌でオーディエンスを感動させ、MCではほっこりと笑いを誘う、智亜美さんのライブはやっぱり素晴らし!!

たくさんの感動と楽しさを、ありがとうございました!

【最後に・・】

今回も 「memekitchencar」の memeさん(Twitter @memekitchencar)にお願いして、「永遠の智亜美ファン」一同でお花を贈りました。

秋を彩る奇麗なお花も作っていただき memeさんにはいつも感謝しております。ありがとうございます。

智亜美さんにもとても喜んでいただき、例によってお持ち帰りいただきました。電車で・・(笑)


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