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PSJ Focus powered by Predator #2 「Glory be Wave」

「PSJ Focus powered by Predator」は、PUBG SCRIM JAPANによるnoteの連載企画です。PC版PUBGの競技シーンにおいて、現在活躍しているチームや新進気鋭の若手チームなど、活躍に期待がかかるチームをより知ってもらえるようにインタビューを行っていきます。
第2回は、幾度となく涙をのみ、PUBG JAPAN CHALLENGE(PJC)でついに日の目を見た Glory be Wave の皆様にインタビューをお受けいただきました。

第1回「V3FOX」のインタビューはこちら

チーム紹介・チームの歴史

ーー本日はよろしくお願いします。まずはじめに、簡単な自己紹介とゲーム内での役割などを、それぞれお願いします!

kibou63: チームリーダーのきぼうです。先月27歳になりました。国籍は韓国で、実家はソウルにありますが、日本生まれの日本育ちです。私事ですが、2/22に入籍しました。周りからは本名で呼ばれてますが嫁からはなぜかきぼうさんって呼ばれます。
GBWはゲームプレイにおいて明確にチーム内での役割を決めていません。全員で意見を出し合い、最終決定を僕がします。なので、ゲーム内の役割は全員がオールラウンダーで、僕がオーダーのような形ですね。

D4ifuku: だいふくです。kibouと同じ高校出身で、今年28歳になります。プレーはkibouの言ったとおりですが、強いて言えばサポートの役割の比重が多いでしょうか。人を笑わせるのが好きで、チーム内でもムードメーカーの役割をしています。スクリムでハイド中、自分のおならに驚いて銃声を出してしまい、敵に見つかったことがあります。

Jeremiah: じぇれみあです。以前はInVeLz(Animation Cafe所属前)などに所属しており、nufty(なふてぃ)という名前で活動していました。一人で生存して順位を伸ばすプレイが得意です。ゲーム以外では野球が好きで、贔屓チームの調子がいいときは自分のPUBGの調子もいい気がします(笑)

tsuna: つなです。チームでは最年少の22歳です。他の年長者の3人のなだめ役です。よく意外と言われますが、実は猫が大好きで、にゃんたくんという名前の猫も飼っています。でもにゃんたくんからは無視されます。餌をあげるときしかよってきてくれないんですが、可愛いのでそれでもいいです。

kibou63: 補足すると、D4ifukuは修学旅行のとき、ホテルの部屋越しにロケット花火を打ち合うくらいはっちゃけてました。Jeremiahは唐突に一人で笑ったり怒ったりすることがあるので多重人格なんじゃないかと思っています。 後これは真面目な話ですが、つなくんはプレーの技術はどれをとっても高水準で、GBWのエースプレイヤーです。

ユニークなメンバーですね(笑) kibouさんは結婚されたんですね、おめでとうございます!GBWはかなり昔から活動されていると思いますが、これまでのチーム遍歴や今のメンバーになった経緯を教えてもらっていいですか?

kibou63: もともと僕とD4ifukuが同じ高校に通っており、昔は別のゲームタイトルで一緒に遊んでいました。2018年後半に自分がPUBGの競技シーンに興味を持ち、チーム活動を少し行った後、11月頃にD4ifukuを誘って「NewWave」を設立しました。
その後、自分が韓国籍のため、PUBG JAPAN SERIES (PJS)に出場するには法人チームに所属する必要があったので、2019年4月にesports team 1st に所属し「1st Wave」として活動していました。そして、2020年9月、チーム母体の再編によりGlory be esports が発足し、PUBG部門で「Glory be Wave」としての活動が始まり、今に至ります。

チームの歴史。左からNew Wave, 1st Wave, Glory be Wave のロゴ。「Wave」という名前は必ず受け継ぎたいというチームのこだわりも。

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チームメンバーが今の4人になったのはちょうど1年前頃でした。まず、2020年の頭に開催されたPredator League 2020で、tsunaがメンバーとして加入しました。その頃Waveは1名メンバーを募集している状態で、tsunaは兄弟チームである1st Square に所属していました。たまたま別メンバーの都合で1st Square がPredator League に出場できないため助っ人として来てもらったのが、上手くハマって本格的に正式加入した形になりました。
現メンバーで最後に加入したのはJeremiahで、Waveが2020年の4,5月にメンバーを募集した際、同じくチームを募集しており、以前より強いなと思っていたなふてぃさん(Jeremiah)に声をかけて加入してもらいました。そこからメンバーは1年近く変わっていませんね。

D4ifuku: 俺がなふてぃさん(Jeremiah)に声掛けようって提案したんだけどね(笑)

呼び方の相関図。ねぎさんからご提供いただきました。kibou選手やD4ifuku選手の呼ばれ方は実際に名前から取られていたり。

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ーーかなり長い間メンバーを固定されているんですね!1年以上同じメンバーで活動されていますが、メンバーを変えずに活動を続けられた理由はありますか?

kibou63: 喧嘩をすることもあるけど、このメンバーで活動していることが純粋に楽しいですね。Waveは「楽しみながら勝つ」ことをモットーに集まったメンバーということもあり、現メンバーだけでなく、どの時期もメインメンバー4人はずっと一緒にPUBGをしています。週5~7のスクリムはもちろん、スクリム前/後も同じメンバーでずっとランクマッチをやっています。

ーーとても仲がいいチームなんですね!このメンバーの中では一番外部から入ってきたのはJeremiah選手だと思いますが、他チームを渡り歩いてきた身としてどう感じますか?

Jeremiah: まず言えるのはすごくやりやすいです。一番はじめのトライアウトのときから、堅苦しい感じがなく自分自身のプレーや意見を出すことができました。このチームなら、楽しみつつ勝ちつつやっていけるかなと思いました。
個人的には合う・合わないの相性もあるので、チームが見つかるか不安でしたが、結果的に声をかけてくれてよかったと思っています。

kibou63: いっつもそんなこと言わないやん きもちわる(笑)

一同: (笑)

悔しさをバネに、ひたむきにPUBGに向き合い続けたWave

ーーPSJにはTier3がなかった時代から積極的に参加していただいており、Tier3ができてからは2年近く、一度も休止や降格なくここまで活動されています。大会では思うように結果が出ず悔しい思いをされたこともあったと思いますが、ここまで活動を続けられた理由やモチベーションはありますか?

kibou63: 半分意地です(笑)。スクリムではTier3のトップをキープし、上位チームと戦っても手応えを感じていたのですが、PJS PaRでは1st stage 敗退が続き...。正直やめようかと思ったことは何度もありましたが、やっぱり諦めきれず、次は絶対に結果を出してやるんだと思い続けて2年半続けていましたね。

スクリムでのランキング。White Fish(現JUPITER)と並んで、常にトップをキープしていました。

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D4ifuku: PUBGは性質上、負けたらどうしても課題が出てくるゲームだと思います。大会でも自分たちが出し切れた、と思えるような形で敗退したならどこかで活動をやめていたかもしれませんが、大会ではいつもならできているはずのことができずに負けるのが本当に悔しくて。次は頑張ろう、次は行ける、という気持ちでみんなで支え合って続けてきました。

kibou63: 実際、チームメンバーの支えがあったのも大きいと思います。実を言うと、リアルの仕事の事情や彼女との交際関係のこともあったので、PJS Season6を最後のチャンスにしようと思っていたんです。Jeremiahが入って最初の公式大会、最後になるかもしれないと意気込んで臨んだものの、結果は奮わず。結局2年間何も結果を残せず終わることになるな、と、悔しさと諦めが混ざったような気持ちでいたんですけど、大会後のチームミーティングでJeremiahとtsunaは先のことを見据えていて。俺たちなら次こそ絶対行ける、という強い気持ちに動かされて、もう1シーズン続けることにしました。

tsuna: やっぱりやるならこの4人でやりたいねっていう話にはなってて。kibouさん、チームミーティングの途中に「これ、俺一人の話じゃないから彼女(現:嫁)に電話してきていい?」って離席して(笑)。ちゃんと話をつけてきてくれました。

kibou63: 嫁は選手活動にも理解があって、「やめたければやめてもいいと思うけど、後悔だけは残らないようにね」と背中を押してくれました。俺がやめるならみんなもやめるって言ってくれてたのもありましたし、やっぱりこのメンバーで挑みたいと思って。

新形式の大会での開花とこれからの抱負

ーー大会の形は変われど、その想いが花開いたんですね...! 2021年からの公式大会であるPJCは今までの公式大会とは大きく変わりましたが、最初にこれを聞いてどう思いましたか?

kibou63: まず、平日も含んだ日程では出れないんじゃないか?という不安が第一にありましたね(笑)。幸い開催時間だったり、リザーブ制度だったりでなんとか出場できそうだとわかって一安心しましたが。試合数の観点では、極力運要素を排除できる形式になっていて個人的には好印象でした。自分たちならこの形式なら決勝を目指せると思って。実際、これまでの短期決戦とは異なり、ある意味1試合1試合にかかるプレッシャーや緊張が緩和されるので、スクリムの感覚で試合に臨めたのが良かったと思っています。

tsuna: 自分は逆に、試合数が多いことで最後まで安定して取れるかな...っていうのは不安に感じていました。でも、開始して最初にスタートダッシュを切れて、これだけ試合数があるならもっと自分たちなら稼げる!と中盤以降は自信を持って参加できましたね。ただ、最初にポイントを取れずにボーダーに追われる身だったらきつかったかもしれないです(笑)

名だたるチームを抑えてTOP16入り!PJC本戦出場を果たします。

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kibou63: 無事本戦には出場できましたが、これで満足しちゃいけないと思って気を引き締めて臨もうとしました。苦しい時間が続いたものの、少しずつ課題も明確になり、Day10では念願のドン勝を取ることができました。残り3日となりますが、最後までWaveの初心に立ち返って、楽しんで勝ちたいと思います。

ーーありがとうございます。是非最後までGBWらしく走りきってくださることを楽しみにしています!最後に、ファンの皆様に向けてのメッセージがあればお願いします。

kibou63:いつも応援ありがとうございます。活動を続けてここまでこれたのは、ひとえにずっと応援し続けてくださったファンの皆様や、裏で支えてくれたスタッフやチームの運営の方々のおかげだと思います。応援やサポートにプレイでしっかりと恩返しをしたいと思っていたので、また本戦でも活躍する姿を見せられるようがんばります。
PJCも、残りの試合も自分たちらしく、楽しみながら波に乗っていきたいと思います!🏄

ありがとうございました!Glory be Wave の皆様へのインタビューでした。

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インタビュアー・文責: Nicky Twitter

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