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PSJ Focus powered by Predator #4 「Relaxedly」

「PSJ Focus powered by Predator」は、PUBG SCRIM JAPANによるnoteの連載企画です。PUBG SCRIM JAPANをサポートいただいているPredatorさんの協力をもとに実施しています。PC版PUBGの競技シーンにおいて、現在活躍しているチームや新進気鋭の若手チームなど、活躍に期待がかかるチームをより知ってもらえるようにインタビューを行っていきます。
第4回は、PUBG JAPAN CHALLENGE Phase1 予選で大逆転の本戦進出を勝ち取り、本戦でも爪痕を残したRelaxedlyの皆様に、PJC Phase1の内容を中心としてインタビューさせていただきました。

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メンバー紹介・現チーム編成になった経緯

ーー本日はよろしくお願いします。まずはじめに、自己紹介をお願いします!

Xhavit: リーダーのジャビットです。20歳です。ポジションはアタッカーで、常に敵をキルできるように狙っているポジションです。食べることが大好きで、好きな食べ物はラーメンです。Twitterにはゲームかラーメンの画像しか載せません(笑)
冬でも短パンを履きます。

minto04: ミントです。4/10に20歳になりました。役職はサポート兼サブオーダーをしています。PJCでは積極的にチームメイトの蘇生を行っており、蘇生回数トップでメンバーからはリバイブの女王って呼ばれました(笑) これまでは Japan Killer Angel や、戦え!ティラミスに所属していました。

RascalChan: らすかるちゃんです。RAXは若いチームと思われがちですが、圧倒的最年長の30歳です。チームではオーダーやサポートをしています。基本的にはサポートとして角度をとった攻撃などを主に行います。普段はソロスクワッドをプレイし、負けたら順位x5回腕立て伏せを行って精神面と肉体面を鍛えています。

panisya: ぱにしゃです。現在17歳の高校2年生です。主にオーダーを行ったり、お散歩プレイ(単独行動によるキルのピック)が得意です。自分ではあんまり意識してなかったんですが、試合中に奇声を上げたりオネエ言葉になることがあるらしいです。

Xhavit: また、本日は仕事で来ていませんが、メンバーのAlchemistも20歳です。幼稚園から中学校まで一緒の幼馴染で、自分は彼の影響でゲームをはじめました。RAXにはコーチが2人おり、itazura と Ntkwです。itazura(いたずら)はRAX創設メンバーの1人で、PUBG部門にも初期から所属していました。Ntkw(なつかわ)はアナリスト兼リザーブとして参加してもらっています。本日はマネージャーのcornさん、および代表のZakiyamaさんにも同席してもらっています。cornさんはPUBGの観戦時間が5,000時間を超え、ひとえにRAXを愛してくださるマネージャーです。オーナーのZakiyamaさんはAfreeca Freecs の EJ 選手に似ています。

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ーー皆さんユニークな自己紹介ありがとうございます!改めてよろしくお願いします。まずはPJC Phase1 お疲れ様でした!絵に書いたような大逆転劇および大躍進でしたが、PJSでGrade1に出場されていた時からは大きくメンバーを変更して臨んだ大会だったと思います。今のメンバーが集まった経緯やストーリーを教えていただけますか?

Xhavit: 是非今のチームのことを知っていただきたいので、Season6 のPJS PaRの時期以降の経緯が良いですね。

itazura(コーチ):以前の話は、チームに一番長く残っているので僕から簡単に話します。まずPJS G1に昇格後、G2、PaRと降格してしまった後、メンバーを大きく変更することになりました。メインにXhavitさんが残って集めたいとなり、僕もXhavitが出るなら一緒に出場するとなり、メンバーを2名探しました。その時加入してくれたのが、元世界の名作劇場(WMT)に所属していたRascalChanと、Quintetteの育成チームなどに所属していたあるけみ(Alchemist)でした。

Xhavit: 残念ながらSeason6のPaRは勝ち上がれず、itazuraが完全にサポートの方に回りたいということになったため、追加でメンバーを募集しました。PJCが発表されるかされないかくらいの時期でしたね。itazuraが抜けて3人で考えていましたが、その頃mintoさんが丁度チームを募集していたんです。チームとして、サポートができる人が欲しく、mintoさんは適任だねという話になったので、チーム側からDMしてmintoさんにトライアウトを受けてもらいました。幸い、mintoさんからもRAXでプレイしてみたいというありがたいお言葉をいただけたため、割とスムーズに加入が決定しました。

minto04: 私もチームを募集していたんですけど、次の大会が発表されるかどうかということもあり、まず募集をしているチームが少なかった状態でした。なのでお声がけいただき、とりあえず受けてみようと思って参加したんですが、想像していた以上にメンバーとの相性がよく、やりやすいなと思って加入したいと思いました。このチームだったら自分のやりたいようなプレーができるなと感じました。

Xhavit: そこからPJCが発表されて、あるけみが仕事の都合で出られない日があることがわかったので、リザーブを募集しました。その時、あるけみの知り合いでまずNtkwがコーチ兼リザーブのような形で入ってくれました。また、あるけみより練習時間を取ることができ、メンバーとも噛み合いそうな人がいるなら半メインのような、5人体制にしようとして、さらにpanisyaが入ってくれました。

panisya: 年齢制限が下がったことが発表されたのが直前だったので、チーム探しもかなり時間的に厳しかったですが、以前Quintetteの育成チームで一緒だったあるけみがいたので応募しました。こう考えるとあるけみ繋がりで多くのメンバーが集っていますね(笑)

ーーありがとうございます!徐々にメンバーが集った形だったんですね!Xhavitさんがおっしゃる通り、PJCではpanisyaさんが途中参加されてから予選/本戦と、5名のメンバーが入れ替わって出ているイメージでしたね。

Xhavit: そうですね。あるけみが仕事との両立が実際大変で、忙しくて出られないかもとなった時、みんなに迷惑を掛けるかもしれないからと活動自体から身を引こうと考えていた時もあったんです。でも、自分含めてチームメンバーは全員、このメンバーでやっていきたいよねという話だったので、あるけみが仕事で大変なときはみんなでその分を支えていこうという形になりました。実際スクリムも入れ替わりながら出場もしていて、5人中どのメンバーで組んでも普段と変わらずプレイができるように対策をしていました。

corn(マネージャー): ちなみにpanisyaさんの話で今だから言えることなんですが、実はpanisyaさんの加入はPJCの開始前には決まっていたんです...登録期限が過ぎてから登録できてなかったことに気づいて、判明したときは血の気が引きましたね...

Xhavit: トラブルはありましたが、なんとか予選を突破することができたのでよかったです(笑)

PJC Phase1予選 最終戦で大逆転滑り込みを果たしたRelaxedly!

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PJC Phase1 での大逆転・大躍進についての振り返り

ーーpanisyaさんのトラブルに関してはそうでしたね(笑)。5人体制で臨機応変に対応できるように準備していたのはすごいですね!実際予選では最終戦での逆転進出でしたが、チームとしてはどのような気持ちでしたか?

Xhavit: 最終日、本戦出場に関してはあまり考えすぎないようにしていましたね。残り2戦までギリギリ首の皮一枚つながっているところで後がない状態でしたが、いちいち心配していたら集中できないからとりあえず楽しもうと、楽しくプレイできたのが最終日の2連ドンにつながったんですかねー。

panisya: 2ドン目取れるかもってなってからはもう夢中でしたね、終わった後の興奮がすごかったですね。まじかーー、自分たち本当に行けたのか?って夢見心地でした。もしこれでポイントが足りていなかったとしても、自分たちのやれることは全てやったなという形でした。ミントさん泣いてるような声でしたし(笑)

minto04: それみんなに言われるんですけど、泣いてはなかったです!でも私の母親は泣いてましたね(笑)

itazura(コーチ): ちなみに僕とcornさんとZakiyamaさんも泣いてました。

Xhavit: これは予選に限らずですが、2人のコーチがサポートしてくれたのは大きかったですね。Ntkwさんが詳細にアナリストやプレイに関するコーチングをしてくれる一方、itazuraはメンタルケアというか、うまく行ったところをしっかり言葉で褒めてくれるので大会中でも気持ちを保てたり、メンバー間でのコミュニケーションもスムーズに進められました。

ーーそうだったんですね!最終シーンは見ていたこちらも本当に鳥肌が立つ展開でした。本戦でも前半は調子を保って話題によく上がりましたね。本戦中の自分たちのプレイングについて、今振り返られることはありますか?

panisya: 前半に関しては、自分たちとしては予選と大きく変わった点はありませんでしたね。強いて言えば、大会経験が少なかったメンバーが多かったので、前半の試合数をこなすことで徐々に慣れ、より本来の自分たちらしいプレーができたことでしょうか。オーダー的な視点では、前半は他のチームがかなり真ん中ムーブの意識が高く、スロームーブだった自分たちの動きとうまく噛み合ってポイントが取れました。

RascalChan: そうですね。ミクロの面でも、今のメンバーになってプレイングを一新しようとしたので、全員がどういうプレーをするかの共通認識を持つことを強く意識していたので、チームとしての動きはうまくできていた気がします。

minto04: リバイブの速度に関しては特に意識しました。海外ではよくありますが、ダウンが取られた選手が即リバイブされるのは日本ではあまり少なく、相手の想定より人数有利をより多く取ることを重要視していました。

panisya: 逆に後半失速したのは、大会期間中に大きくメタが変わったことがあると思いますね。チームが内外に分散して、極端に寄ったときも全体的にチームがいるのでうまく動けませんでした。RAXのチームカラー的に、自分たちのやりたいことを押し付けるというよりは、ほかチームに合わせてうまく噛み合うようにという形だったので難しかったですね。

Xhavit: 後はやっぱり体力切れもありましたね。周りの状況に対しての反省をうまくフィードバックできなかったです。

ーーありがとうございます。チームとしての共通認識を持ってうまくプレーできた結果だったんですね。長期間お疲れ様でした。
チームコミュニケーションという点で、一つRAXとして特徴的なのは、数少な女性プレイヤーのうちの一人であるmintoさんがいるということが挙げられると思います。その点で、なにか意識したことはありましたか?

RascaChan: 僕はあります!チームでプレーしてるときに下ネタを言わなくなりました!

一同: (笑)

RascalChan: まあこれは冗談なんですけど(笑) 実際その質問はよく他のプレイヤーからもされるんですけど、正直あまり意識する必要なくプレーできています。そもそもこちらから声をかけたのも、みんとさんのサポートの的確さや報告量をみて、1プレイヤーとして来てほしいと思ったからなので。

panisya: 実際言うべきところは言うし、逆に意見も同じように出されるので何も変わった点はないですね。

minto04: おそらく周りが思うほどには全くお互いに気にしていないと思います。あくまで自然にプレーできていますね。

チームとしての取り組み:esportsと社会貢献をつなげる

ーーそうなんですね。itazuraさんの存在を始め、チームとしてのコミュニケーションは円滑にできていたんですね。
Relaxedlyはチームとしての特色として、チームとして、公式からの広報に力を入れられているように感じます。オーナーのZakiyamaさんに加え、itazuraさんもチームの運営側にも関わられているようなのでお聞きしたいのですが、RAXらしさや、チーム運営の観点でなにか意識している点はありますか?

Zakiyama(オーナー): まずRelaxedly では、プロモーションと選手活動を大きく分けたいというスタンスでやっています。選手は選手であるべきで、自分たちのパフォーマンスを最大限に発揮できるよう練習に集中したり、環境を整えるべきだと思っています。なので、スポンサー様のデバイスレビューなどの、プロモーションの協力は主にオフシーズンにやってもらっていますね。オンシーズンはあくまで選手活動に注力してもらい、僕達スタッフは一番のファンとして応援しています。

Relaxedlyの応援ヘッダー。
チームとしてファンの方の応援のサポートを数多く行っています。


チームとしての特色としては、自分たちは社会貢献度の高いチーム・団体となることを目指しています。自分は7,8年前からesports 業界に関わっていますが、esports チームが社会的に認められるのが難しい現状で、自分なりにどうするべきかたどり着いた先がesports と社会貢献を繋げることでした。自分が千葉県出身なので、各部門で成果を挙げ、千葉を代表するようなesportsチームとなり、千葉県に還元する。例えば、実家が農家だった経験を活かし、活動の一環として、千葉県の農業を盛り上げるためのプロジェクトを立ち上げています。実際選手に畑に来てもらい、自分たちが作った野菜を千葉県の児童養護施設に提供するなど、チーム運営活動を通して地元への還元を様々な形で行っています。

Relaxedly が共同で企画されている農業プロジェクト
「farmerslink」の公式アカウントです。

ーーチームとしてもユニークな活動をされているんですね!そんな中でも、やはり選手のコンディションを第一に考えられた形ということがよくわかりました。ありがとうございます。
最後にこれからの目標やファンの方へのメッセージをお願いします!

Xhavit: 1戦1戦を楽しんで、まず次のPJCも本戦に出場できるようにがんばります。次は世界を目指せるようよりステップアップしていきます。

minto04: いつも応援ありがとうございます。プレイしているこちらも楽しみながら、見ている人も楽しませることができるように強くなっていくので、今後ともよろしくお願いします!

ーーありがとうございました!

現在Relaxedlyはさらなるステップアップを目指し、チームの再編成に取り組まれています。これからのRelaxedlyや、Phase1で大健闘したメンバーの皆様のこれからに期待しましょう!

メディア一覧

[Relaxedly 公式一覧]
Relaxedly 公式Twitter
Relaxedly 公式HP
[Relaxedly 選手のTwitter・配信先一覧]
Xhavit Twitter / 配信先
minto04 Twitter / 配信先
RascalChan Twitter / 配信先
Alchemist Twitter / 配信先
panisya Twitter / 配信先


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インタビュアー・文責: Nicky Twitter


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