Pseudo Cafe 開店準備中
初めまして Pseudo Cafeの「マスター」です。
Pseudo Cafeは名前の通り「疑似的なカフェ」。
実態はあるようでないような。
これは一つの実験として始めました。
もともと、リアルなカフェ経営をしたかったんですけどそれなりにお金とか何より”覚悟”が必要なわけで。
ではなぜカフェをやりたかったかというと、居場所がないと感じる人たちに気がねなく、じっとここにいていいんだよ、という場所を作りたかったから。
「マスター」の僕自身、統合失調症とかうつ病とかを経験して、
僕はもうだめなんじゃないか、
とか
僕の居場所は、世間から隔離されたこの部屋しかないんだ
とか
思っていたんです。
閉ざされた部屋から外に出ていく勇気。そんなものはなかった。
けど、それを救ってくれたのは、ネットを通じた仲間だった。
リアルなおままごとごっこでもなく
バーチャルリアリティでもなく
確かにそこには、顔も声も聞いたことのない、リアルな人間がいた。
優しい言葉も、辛辣な批判もあった。
「生きる価値なし」などと言われ、スマホをたたき割ろうと思った。
けど、ある日僕は街に出た。
もうこの世には希望も何もあったもんじゃないから
海に沈む夕日でも見ながら
もういっそ僕の人生、何もなかったことにしようと思った。
そしたらね。一軒のカフェがあって
90歳にはなりそうなおばあちゃんが店の前に座ってて
「あんた、コーヒー飲んでぃき~」
って言ったんだ。
それで僕はその店に入った。
中には50代くらいの白髭のマスターがいて、黙ってコーヒーを出してくれた。
その店の中には、小学校3年生くらいの男の子と5年生くらいの女の子がいた。ゲームをするでもない。本を読むでもない。ただじっとそこにいた。
「あの子らな。学校に行かれへんねん。ほいでな、ここが居場所。」
「居場所」
僕の居場所は2階の四畳半の、それもうっとうしいくらい日が入る部屋で
カーテンを閉め切って座り込んでたところ。
そうか、それぞれ居場所があるんだな~って思った。
そんな原体験が、カフェをやりたくなった始まり。
世の中インターネット時代だから、時間とか空間とかそんなのを超えてカフェをやろうと思いました。
居場所。ず~っといてもいいし、ちょっと立ち寄るだけでもいい。
時々、イベントやってて手品師や道化師が練習がてらパフォーマンスを見せたり。時々、同じ悩みを抱える人たちが相談を持ち掛けたり。
たまには「マスター」が悩み相談したり、
「え~、それないやろ、マスタ~」ってお客が突っ込んだり
「僕、北海道なんですけど」
「え?あたし名古屋からです」
みたいな居場所の共有ができたら、すごいことが起こるんじゃないかと思って
んでこのnoteを始めました。
カフェへの入り口は、ZOOMというサービスを使います。
不定期に開店するこのPseudo Cafeに入店するには
「合言葉」が必要です。
「合言葉」は開店直前にこのnoteに書き込まれます。
そのリンクをたどって、Pseudo Cafeへおいでください。
飲み物食べ物は各自持ち込み。
このバーチャルな空間は、ただただ居場所を提供するだけです。
運が良ければ「マスター」のウクレレが聞けるかも。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
店主敬白
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