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田村ゆかりさんのファンになったお話。

2022年に開催された田村ゆかりさんアコースティックツアー*Soundrops*のライブBDをじっくり観て、改めてゆかりんの魅力に圧倒されると同時に
20年前に、中学生にしてゆかりんに真っ直ぐハマった、自分のお目の高さに感心したワケですな。

割と節目な時期というのもあって、自分がゆかりんを知ってファンになった頃のことを、忘備録的な意味も込めて改めてまとめておこうというお話です。

こんな時期のお話です。

ゆかりんを知ったきっかけ。

2002年。当時中学生3年生。それまではというと、ディズニーストアに足繁く通うミッキー好きの少年でしたよ。
誕生日にはミッキーの腕時計を買ってもらい、自由研究では模造紙にディズニーランドをまとめてました。

高校受験勉強の頃、ついに念願の自分の部屋を与えてもらったものの、"部屋に籠もるから"とテレビを置かせてもらえず、自室の唯一の娯楽はお下がりのラジカセで聴くラジオでした。
ラジオってなんかテレビよりも距離感が近く感じるよね。親身というか。

↑こんな感じのラジカセ

FMもちょいちょい聴いてた気がするけど、たまたま聴いた文化放送で、週末の夜にやっていたアニラジ帯の空気感が気に入って、部屋にいるときのBGM感覚で聴くようになりました。

と言っても特定の番組を毎週チェックして聴くわけでもなく、なんとなく流してボンヤリ聴いてる感じで。ラジオビッグバンとかアニゲマスターとか。

アニメは全く知らないし、声優さんという職業も大山のぶ代さんくらいしか知らなかったけど(サイン持ってる)。

そんな流れで毎週土曜 23:00〜24:00
『Something Dreams Multi Media Countdown』通称『ドリカン』に出会うわけです。
そうです。みんな大好き「やまとなでしこ」です。

ランキング形式でアニソンを紹介していき、コーナーではパーソナリティである田村ゆかりさんと堀江由衣さんがひたすらキャッキャしている、そんな番組。

いろんな曲が聴けるのが嬉しかったし、『恋の天使舞い降りて』をBGMに始まるコーナー『やまとなでしこの部屋』での二人の掛け合いが楽しくて、ながら聴きだったラジオがだんだんと、週末必ず聴く楽しみになっていきました。

人に興味を持った中学時代。

それまではラジオの向こうの人が気になるって事はなかったんだけど、だんだんと『どんな人達なんだろう?』と"人"に興味を持つようになりました。
特にちょっと毒舌気味でちょっと気だるげな田村ゆかりさんのお喋りに。

とはいえスマホはおろか携帯も持っていない時代。
アニメショップや声優雑誌なんてまだ知らず。
調べる手段は家族で共有のパソコン1台のみ。

ただ、当時は思春期まっただ中でして。
女性タレントさんに興味があると家族に知られるのが恥ずかしかった自分は、堂々と田村ゆかりさんについて調べることができず。
家族が寝た夜中に、リビングに降りてきては、まるでいかがわしい物でも調べるかのごとく、パソコンでコソコソと調べました。

それでやっと、田村ゆかりさんのお姿を初めて見るわけです。

たぶん声優グランプリかなんかの表紙かな?やまとなでしこの二人で映ってる写真。

声とトークのイメージが先にあったからか、当時自分が中学生だったというのもあって、想像していたのよりずっと大人の女性な感じでした。
気になってた人が可愛い人で嬉しかった!って言うのをなんとなく覚えてる。

こんな人達が喋ってるんだとわかると、毎週のラジオもどんどん好きになっていくわけです。

中学生という多感な時期に一回りくらい年上のお姉さんにお熱になり、若干性癖が歪むわけです。


いろいろと活動を始めた高校時代。

同年4月、高校生になり活動の幅が広がります。

・CDとか

Merry Merrily

"『Merry Merrily』ジャケット"

ラジオで聴いてた『恋の天使舞い降りて』が聴きたくて、初めて買いに行ったゆかりんのCD『Merry Merrily』。
どこで売ってるのかわからなくて、埼玉北部からわざわざ秋葉原まで買いに行った記憶。今思えば大宮のアニメイトで買えたよね、たぶん。

『Merry Merrily』『Trust me , trust you』『恋の天使舞い降りて』の3曲
特に『恋の天使舞い降りて』は、ゆかりんを知ったタイミングの曲だから、やっぱり特別というか、思い入れの強い曲です。

また生で聴きたいとか、あんまり望んでも仕方ないし
なんか申し訳ない気もするから、気持ちに折り合いはつけてるつもりだけど。
地縛霊になる人の気持ちもわからんでもない。

まぁ前を向いていきましょう。

【追記】2024.05.11
今日、KING SUPER LIVE 2024 で、まさかの生で聴けました。まさかそんな時がくるとは思わなかった。
ゆかりんも笑顔だった、すごい、ちょっとまだ混乱してる。

Baby's Breath

『Baby's Breath』ジャケット

初めて買ったゆかりんソロCD。
ドリカンで初めてこの曲を聴いたとき、ゆかりんにこんな素敵な曲だなんて!と、ゆかりんの音楽活動に興味を持った曲。
虎に翼といいますか、大好きなゆかりんに!?こんな素敵な曲を!??と
とにかくなんか凄く嬉しかったのよ。

自分にとってゆかりんのファンになったあの頃のテーマソング。
元祖ゆかりんの定番曲(主観)

この曲調にがんがんコール入れてサビで回っていた当時のノリが好きです。
ゆかりんのライブ盛り上げたる!!っていう気迫がすごい。暖かい。

・アニメとか

なんと!自室にテレビデオが導入されます!

テレビとビデオが一体になった夢のようなアイテム。テレビデオ。

中学の頃の同級生が新谷良子さんファンだったらしく、ラジオぴたぴたエンジェルの話題で卒業後に仲良くなり、いろいろと録画したアニメのビデオテープを貸してくれました。やっと"声優"田村ゆかりさんに触れます。

ギャラクシーエンジェル、ぴたテン、スクライド、おねがいティーチャーと。

ギャラクシーエンジェル 蘭花・フランボワーズ
"『Flower Revolution』 ジャケット"

そしてドリキャスを買ってきてのKanon、AIR。
ちなみに、ぷる。の由来はAIRの劇伴「plume」から、これまめな。

今になってみると結局あんまりアニメ観ない人生だったから、自分の中でのゆかりんキャラと言えばこの世代で止まってるところある。
やっぱ蘭花が好きですよ。可愛い。 

・イベントとか

さらにその友達に、ぴたぴたエンジェルの公開録音イベントに行かないか?とお誘いを受けまして、200ゲーマーズポイントという高校生にはしんどいチケットを自分の分も用意してくれて、初めてイベントに参加+生ゆかりんを観ることになるのです。

2002年東京キャラクターショー内のイベントステージで行われた公開録音イベント。

初めての幕張メッセ。初めてのアニメ展示会。
ギャラクシーエンジェルのPCゲームとアクエリアンエイジSAGAIIのプロモーションで『Eternal Love~光の天使より~』『迷宮のリグレット』がガンガン流れるブロッコリーブース。
交通費でお金が尽きてほぼなんも買えなかったけど楽しかった。

もちろん公開録音に参加するのも初めてだったから
普段ラジオから流れてくる二人のトークや曲、特にジングルが、今まさに、この場でダイレクトに聞こえてくることに、いつも聴いているラジカセの向こう側に来たような感覚を覚えて感動してた。

初めて生で観たゆかりんは遠目に見てもめちゃくちゃ華奢で、すごくキャッキャしてて可愛かった。

いろんなことが新鮮で、衝撃で、正直この時は、初めて生ゆかりんを観た!というより、こういった世界に初めて触れた感動が大きかった気がしてる。

MellowPretty入会まで。

何で知ったのか定かじゃないけど…やまとなでしこのライブがあるのを知ります。
が、どうやらチケット買える期間はもう終わってるらしい…。

今でこそファンクラブ入って、友達もいて、SNSもあって、出演情報を見逃すことってあんまりないけど
誰でもそうだと思うけど、最初の頃って情報もなければ、チケットの買い方もわからないもんよね。

そしたら友達が、ネットで買えるよ!と。ヤフ…オク…?

すみません、今となってはアレな感じですけど、ヤフオクで取りました。

最初で最後の生やまとなでしこ。定価3900円!?

当時はというと相方様の一時代ということもあり、ピンクを増やすぞ!と両手にピンクのポケットネオンをもって鼻息荒げに参加しました。

物販で仲良くなった堀江さんファンの彼は、カナダ留学に行くって言ってたけど元気してるかしら。

今となっては最初で最後の生やまとなでしこ。
『もうひとりの私』『Merry Merrily』収録曲以外で初耳の曲もあったけど
『恋の天使舞い降りて』を生で聴けた感動は今でも覚えてる!

終演後、ゆかりんと堀江さんのそれぞれのファンクラブの申込用紙を配ってて
本当はその場で入りたかったけど、親バレを恐れていた自分はすぐに入れず
用紙だけもらって、しばらく机の中にしまっておく訳です。

さすがに会報がポストに届いたら隠しきれんと。

終演後配ってた申込用紙。とりあえず机にしまった。

その年の暮れ、2002年12月28日に初めての単独ライブ、ZeppTokyoで行われた田村ゆかりふぁーすとらいぶ〜青空に揺れる蜜月の小舟。〜が開催されます。

自分はe+の一般で取った整理番号A166番。
Aだしちょっとは前の方かな??ふひひ。と、密かに期待していたけど
一般はFCチケット後に入場ということで、結構後ろのほうで眺めていた気がする。

今はなきZeppTokyoちゃん。

それでも初めての単独ライブ、Tシャツにリストバンドにと初めてのゆかりんライブグッズも買えて。(当時はピンクを買う勇気がなく、どっちも黒)
今でも大好きしかない「青空に揺れる蜜月の小舟。」楽曲に、Baby's Breathにと聴けて。
年末のお台場というちょっと非日常な空間で、ゆかりんの初単独ライブを楽しめて。
ホックホクで帰ったのを覚えてる。

で、これからももっとライブ参加したいし、もっと前のほうでも観たいって、これはもう絶対ファンクラブ入らなきゃと思い。
親バレとか言ってられん!ってなって、机に温めておいた申込用紙を引っ張り出して思い切って言うわけです。
「あのー、、これ入りたいんですけどー、、。」と。

そのときの母親の「えー、怪しい集団じゃないのー?」という怪訝な感じは今でも覚えているw
うちの親はオタク文化に若干の嫌悪感を持ってるけど、否定はしない良き親です。
まぁ結果としてピンク色のちょっと怪しい集団になったわけで、母親の懸念は正しかったっちゃ正しかった。

こうして無事にMellowPrettyに入会!!3期生!

正式に入会した日はわからないんだけど、たぶん2004年の年始くらい。

と、考えると来年2024年で入会20周年!めでたい!


中学生の頃、ふと聞いたラジオで好きになって。
高校生で、いろんな活動に積極的に触れ始めて。
大学からは遠征デビューでライブ全部周り始めたりと。
ずっと自分の楽しいの中心でありまして。

自分もそれなりに大人になっていくにつれて
だんだんと憧れから尊敬に近いものになっていきました。

心の支えだったり、たまにプレッシャーだったりしますけど。

常に今が一番楽しい気持ち(これほんと)で
充実したゆかりんライフを送っております。

20年経って、最大規模のツアーを周っているとは思わんかった、さすがに。

自分も、ゆかりんも、健康に気を付けて
まだまだ続く*with me?*ツアーを楽しんでいきましょう!

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