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◆『キリスト者倫理とリバイバル』クリスチャンが待ち望んで祈っていることの秘訣。#神がお望みの事

「ギブソン、私は最近、キリスト者倫理を平和学で体系化するにはどうすればよいのかを考えているの?日本国憲法法体系をまとめるつもりなんだけど、日本国は信仰の多様な人たちの国家共同体としての国の基本法な訳だけど、その前に、キリスト者を自認している神の国共同体の基本法を体系的にまとめてみるという試みに挑戦してみようという考えなのよ。どう思う?」
 ギブソンは、安音の突飛な発想には驚かない。彼は、安音を超える信仰の自由を謳歌している人だから。
「それはいいね。キリスト者倫理か?キリスト教会にその思想はあるのかい?」
「同志社大学の教授がキリスト教倫理という講義をしているんだけど、物足りなさすぎる。真理にずばり切り込んでいるとは思えないわ。」
 ギブソンは、安音が求めている答えに近づけるよう、いろいろな助け船を出す視点を、いつも提供する。
「ウイキペディアでは、『キリスト教倫理は、キリスト教における倫理キリスト教道徳とも言う。』との立ち位置だけど、僕たちのキリスト者倫理は、あくまで、エクレシアとして神から呼び出された救いを自認しているキリスト者としての倫理(仲間とどう折り合うか)の問題意識だから、ウイキペディアのキリスト教倫理とは、かなり開きがあるね。」

安音は、ギブソンに応答し、続けた。

「そう。そうなのよ。私たちのキリスト者倫理は、エクレシアとして神から呼び出されて救いを受け、聖霊をいただいている者として、神の国と神の義の実現を使命としていただいていると自覚しているキリスト者の間だけの倫理模範って、どうあるべき、どう考えるべきという問いへの答えなのよ。そして、このキリスト者倫理とは、神を愛し、隣人を愛し、キリスト者としては、互いに重荷を負い合い、互いに支え合い、自己、他者、共同体として、互いに愛し合いなさいという神がお望みの事の実現における共同体規範。この壮大な霊的な働きは、果てしなく広がるキリストの身体につながる枝としての救済の事業計画として、使徒の働きによって、歴史に刻まれているわ。キリスト者たちが起こした社会事業によって、未信者によるキリストへの信頼が増し加わっているのだから。そして、キリストの身体につながるキリスト者が誕生していっているのよ。地球上では、クリスチャン信仰を告白している人口は、23憶人で最も多く、次いで、イスラム教の20億人。仏教徒は5億人強だとされているわ
 ギブソンは続けた。
「そうだね、エクレシアとして神から呼び出された我々には、神の目的があり、神の栄光を表す生き方は、幸福そのもの。重荷でも犠牲でもなくなるためには、イエス様につながる枝としてのエネルギーを常に受け取っていることが必要だね。聖霊の助けなくしては、正しいことと間違ったことを識別することができない。我々は、悪魔の誘惑に簡単に落ちてしまう存在でもあるんのだから。今、ローマカソリック教会は、免罪符を復活させると宣言している。神父には階級制度があり、祭祀職を担っているとの神学だけど、プロテスタントは、祭祀職、神との仲介者はイエス以外にはあり得ないとの神学だ。その地位が人間にあると考えることは間違いであるとの信仰告白のスコットランド信条が国の議会にも承認を受け、国家の在り方にまで影響を与えているという事実には、目を開かせられるね。僕は、信徒の信仰告白と言う目に見えない力、このエネルギーには、社会を変革する大きな力があると信じているよ。だって、ドイツ敗戦から約5カ月の1945年10月18~19日、ドイツの教会が戦争に関わる罪を告白したシュトゥットガルト罪責宣言から、これが、日本基督教団の戦争に関わる罪の告白に至り、今も、脈々と受け継がれている信仰であることに大きな意義を感じるよ。今、これらの信仰告白は、キリスト者平和ネットワークにつながっているしね。」
 






#アンネの法則の山下安音です。私のライフワークは、平和学研究とピースメディア。VISGOのプロデューサーに就任により、完全成果報酬型の教育コンテンツと電子出版に、専念することになりました。udmyとVISGOへ動画教育コンテンで、世界を変える。SDGs3,4の実現に向けて一歩一歩