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■認知機能向上。海馬活性化 #リモデイリング法。アセチルコリンとセロトニン。

 海馬は、耳の奥あたりに左右ひとつずつあり、小指ほどの大きさをしている脳の器官です。名称は、海中生物の「海馬(タツノオトシゴ)」に形が似ていることから名づけられたようです。長期記憶が保存されるのは「大脳新皮質」であり、海馬ではありません。情報が大脳に移されるまでの一時的な短期記憶が保存されている場所です。「海馬→大脳新皮質」という記憶の移行は、海馬の機能アップでスムーズになり、記憶の引き出しのパフォーマンスが高まります。

 「海馬を鍛える」とは、「海馬内で生まれる新しい神経細胞(新生ニューロン)を増やし、活性化すること」と定義されています。脳研究者の久恒辰博氏によると、海馬内では、一日あたり0.1%ほどの神経細胞が、新しいものと入れ替わっているとのこと。海馬内の神経細胞の代謝の向上により、新生ニューロンが活発になると、海馬の一時保存記憶がさかんに大脳に送られるようになり、記憶回路が活性化し、記憶の定着率も増します。つまり、海馬の新生ニューロンの数を増やし、その働きを活性化することが、「海馬を鍛える」ことになるのです。海馬神経細胞の代謝が向上すると、やる気をつかさどる「側坐核」という器官が活発に刺激されます。偏桃体の感情によるストレスを解消し、側坐核によるやる気の高まりが回転し始めると、目の前の作業や学習などに対して集中力を発揮しやすくなります。そのコントロールをしているのが、海馬の仕事です。

 海馬は、ストレスのコントロールにも関係しています。海馬のすぐ隣にある「偏桃体」という器官が、ストレス情報を処理しています。その偏桃体を制御しているのが海馬の役割。海馬の役割。ストレス情報がやってくると、海馬は過去の記憶と照合し、解決策を探しだそうとします。解決策が見つかったら、そのストレス解決情報を「偏桃体」や「側坐核」に送っているのです。

 さて、具体的に海馬の神経細胞をを増やすには、どうすればよいのでしょう。【8つの戦略】についてお伝えします。

 一つ目は、運動で改善。有意に神経幹細胞の分裂を高めるのが運動です。運動中には特殊な脳波(シータ波)が発生しており、運動後には、神経を興奮させる働きがあるアセチルコリン分泌が活性化します。シータ波とアセチルコリンニューロン(アセチルコリンを分泌するニューロン)には密接な関係があります。神経幹細胞の増殖増強により、脳では、新生ニューロンがたくさん生まれていますが、使わないと、脳は、委縮していきます。

 二つ目は、朝日サンゲイジングから14時間後にメラトニン分泌 

 三つめは、朝食でトリプトファンを摂取してから16時間後にメラトニン分泌  

 四つ目は、食事で改善。アセチルコリンは『コリン』や『レシチン』から合成されます。アセチルコリンは体内の臓器(血管、消化器官、気管支、肝臓、すい臓、腎臓、腸など)や、自律神経系の副交感神経を刺激する作用があり、代謝、心拍数と脈拍、血圧降下、消化と排尿の促進、瞳孔の運動などに作用を及ぼします。アセチルコリンが低下すると運動障害が起こり、脳や臓器の機能不全を起こします。代表的な影響としては、口の渇き、吐き気、排尿困難、便秘、ドライアイ、発汗異常、動悸、息切れ、眼圧上昇などの自律神経失調症の症状があります。

 コリンを含む食品には、卵黄やレバー、大豆、にしん、ナタネ、ヒマワリの種などがある。レシチンが多い食材は、大豆、卵、魚ですね。

 五つ目は、アセチルコリンはアセチルコリン受容体(コリン作動性受容体)『ムスカリン受容体』によって、伝達されます。ムスカリン受容体は副交感神経系の末梢や脳の中枢神経系に存在します。ムスカリンとは、キノコに含まれる有機化合物のこと。ムコ多糖は私たちの36兆個の細胞の周りで、水分(体液)をしっかりと蓄えている大切な物質です。この体液は、細胞に栄養を運んだり、細胞から不要となった老廃物を取り出したりしながら、体の「循環と代謝」を支えています。これらのムコ多糖類の食事、ねばねば食材やキノコ、糖の鎖をつなぐものが、分子栄養学的には必要不可欠なのです。特に、これらの糖代謝に異常をきたしている人たちには、アセチルコリンニューロン活性化の運動と共に、食事療法が欠かせません。

 六つ目は、香りのアロマを活用すること。臭覚は特に、脳神経細胞の新生に関わっています。

 七つ目は、ヒートショックプロテイン(サウナ、筋トレ、入浴)とストレスプロテイン(冷水)により、小胞体の異常蛋白の折り畳みを修復する。

 八つ目は、 『アンネの法則』語ること、書くこと、読むこと、聴くこと、ドリームマップを描くこと。創造主との対話。黙想、コスミック・アーシング瞑想を実践することです。脳の神経細胞は、使わないと、働きません。脳を委縮させないためには、常に、アクティブに活動を展開している必要があるのです。運動神経と共に、感情の神経を司るこれらアセチルコインなどを増やしていくためには、書くことと、語ることを日課にすることです。記憶をインプットするのみならず、記憶は、呼び起こすことによって、脳神経細胞は、つながりと新生の道筋を奥深くしているのです。内なる宇宙のエリアは無限大です。量子力学を考慮に入れれば、果てしない可能性を秘めているのです。三大神経伝達物質であるセロトニンとドーパミンとノルアドレナリンを活用し、アセチルコリン分泌を整えましょう。


#アンネの法則の山下安音です。私のライフワークは、平和学研究とピースメディア。VISGOのプロデューサーに就任により、完全成果報酬型の教育コンテンツと電子出版に、専念することになりました。udmyとVISGOへ動画教育コンテンで、世界を変える。SDGs3,4の実現に向けて一歩一歩