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操作された情報にふりまわされないように!

シンガポール朝7時の様子です。
この画像を知り合いに送るとみんな、
「やっぱり人が少ないね」というのです。

でも、見てください!
手前に立入禁止のテープが貼ってありますよね。

そうなんです。
散歩やジョギングはサーキットブレイカー中もOKと言ったところ、
公園やビーチに繰り出す人があまりにも多かったので、
ビーチや一部の公園は立入禁止となったのです。

実はこの写真を撮っている私の後ろの遊歩道には、
朝の7時だというのに、週末の8時過ぎの人出より多いくらいで、
安全な距離が確保できるかどうかという感じでした。

これではいけないと思ったのか、
すぐに政府はビーチに隣接している駐車場をすべて閉鎖!

それでも、連日ジョギングや散歩の人の数はかなりのものです。

でも、もし、私がこの写真に立ち入り禁止のテープを入れず、
朝の7時と言うことも言わずに、
「シンガポールはロックダウンでこんなに静かです。」
って言ったら、日本の皆さんは信じますよね。

多くの知人に、テープがあるのにも関わらず、
「やっぱり人が少ないねー」って言われたとき、
「情報って操作するの以外に簡単なのかも」と思ってしまいました。


日本であるお店に
「お宅は宅配はじめましたよね。どうですか?注文増えていますか?」という電話がかかってきたそうです。
そのお店の人は、
「いや、うちは昔から宅配しているよ。特に最近お客が増えたとは感じないね。」って答えたそうです。
そしたら、いきなり電話を切られたそうです。

そうです。
それはテレビ局からの電話だったのです。
宅配の需要が増えているって言う裏付けを探していたのです。
(もちろん日本でもシンガポールでも宅配が増えているのは事実だと思います。
でもこれが、「自粛要請中だというのにこの人だかりです」と言って、
人が集まっている場所だけをクローズアップしているとしたら…

きっとマスコミってそういうことしてるんだろうなって思いました。

以前ある新聞社から、原稿依頼をされました。
新聞に載った記事は、都合よく一部だけが掲載されていました。
それは私が本当に言いたかったことではなく、
向こうが特集記事で載せたかった部分。
でも、原稿依頼してきた人は、
全然そのことを気にしていない様子でした。

もう、本当にいろいろなこと、信じられなくなりますね。

本日、
ローレンス・ウォン国家開発相が
5月4日にサーキットブレイカーの緩和措置を発表すると
個人のフェイスブックに投稿していました。

試験を控えた学年のみの登校再開は既に発表済みですが、
すべての学年も再開されるのか?
オフィスはどの程度までオープンが許されるのか?
色々気になることばかりですが、
それより大事なのは、
このまま感染者が減少してほしいことです。

マレーシアのように、
政府がロックダウンを終了すると発表したと同時に多くの人が動き出して、感染者が再び増えることが無いように祈っています。

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