チュラロンコン大学留学記 −タイ、バンコクより vol.2

こんにちは。2023年度プロジェクトセメスターでタイ、バンコクのチュラロンコン大学派遣生の東京医科歯科大学医学部医学科4年生のk🌠です。

今回は、タでの交通手段について紹介していきます。


電車

バンコクには数種類の電車が走っています。

高架線の上を走るBTS(バンコク・スカイトレイン)、地下鉄であるMRT(Mass Rapid Transit)、スワンナプーム空港と市内を結ぶARL(エアポート・レール・リンク)、バンコクとパトゥムターニー県を結ぶSRT(レッドライン)、そして他県とバンコクを繋ぐ国鉄があります。

バンコク市内を移動するなら主に使うのはBTSとMRTです。
この2種類でバンコクの主要エリアは大体網羅しています。
また、時刻表はありませんが、本数が多く、長く待っても10分程度。
便利です。

通勤や通学で使う人も多いBTSとMRT。交通系ICもあり、毎回切符を買う必要もなく乗ることができます。

MRTの駅

バス

電車と同じか、それ以上に使っている人数が多い交通手段はバスでしょう。

実は、バンコクの物価を考えると電車はあまり安い交通手段とは言えません。また、東京のように電車が張り巡らされているわけでもありません。

バスは、さまざまなところに行く路線があり、ローカルを感じることもできる交通手段です。

私はバスがかなり好きで、もしかしたら一番使った交通手段かもしれません。

バスの値段は、路線や車体によって数種類あります。
どこまで乗っても8バーツ、扇風機エアコンなしの赤いバス、扇風機があり、行き先によって10~15バーツほどの値段の橙色のバス、一律10バーツのミニバス、(凍えるくらい寒い)エアコンがあり、行き先によって17~27バーツほどの新しい車体の青バス…まだ他にも数種類あります。

夜の赤バス

地元の人が多く乗っていて大好きだったのですが、難しい点もいろいろ…。

まず、バスに乗ったら車掌さんにお金を渡さないといけないのですが、電車の駅員さんとは違って全く英語が通じません。行き先を告げるタイプのバスの場合、かなりハードルが上がります。
私は初めのうちはGoogleマップの設定をタイ語にして、ここに行きたい…みたいなジェスチャーと共に見せるようにしていました。

また、電車と同じく時刻表がない上に本数が多くありません。
幸いなことに、via busというアプリでバスがどこにいるか見ることができるので、ぜひそちらを利用してください。

さらに、夕方のバスは要注意です。夕方から夜にかけてのバンコクは本当に渋滞がひどいので、巻き込まれると歩く2倍くらい時間がかかることもあります

さて、バスについてこんなにいろいろ書いてきましたが、バス以外の交通手段で移動できるなら、無理して乗る必要はないと思います。

私はバスの雰囲気が好きだったのと値段の安さで頻繁にバスに乗っていましたが、周りには乗っている人はほとんどいませんでした。

配車サービス

バンコクでは主にGrab、Bolt、MuvMi、この三つの配車サービスが利用されています。

GrabやBoltでは、タクシーやバイクタクシーを配車できます。しかも、日本のタクシーと比べてかなりお手頃で、気軽に使えます。

流しのタクシーを使ってもいいのですが、外国人だと分かるとメーターを使ってくれずにぼったくられることが多いという話をよく聞くので、私は1人で利用する時は配車アプリを使っていました。

GrabとBoltを比べると、Grabはクレジットカード決済やアプリ上で位置情報の共有ができる一方で少し値段が高くなっています。

MuvMiはトゥクトゥクのような見た目の車を呼べるアプリです。
トップアップで使わなければいけないなどのデメリットもありますが、近いエリアを移動するならGrabやBoltよりも安く利用できます。

他には、バンコクを歩いていれば、運転手さんがオレンジ色のベストを着たバイクタクシーもよく見かけるでしょう。
呼ぶ必要もなく、サクッと乗れるので便利です。

ただし、こっちも流しタクシー同様、ぼったくられる可能性も…。バイクタクシー乗り場に料金表があれば安心(とはいえ大抵はタイ語で書かれているので読める必要はありますが…)なのですが、ないところで乗ろうとして料金を聞いたら実際の2倍以上の金額を言われたことがあります。

おまけ(ソンテウ、寝台列車、夜行バス)

さて、ここからはバンコクの普段の生活以外でタイで使った交通手段をおまけ程度に紹介します。

ソンテウ

ソンテウは、バスとタクシーの間のようなものです。路線が決まっているソンテウもあれば、決まっておらず、タクシーのように行き先を告げ、後から止めた人は行き先が同じ方向なら乗る、というソンテウもあります。

私はバンコクでソンテウに乗る機会はありませんでしたが、チェンマイに行った時に利用しました。

思わずうとうとしていたら急に手の上に毛虫が落ちてきてビビった思い出です。

寝台列車

タイには国鉄が運行している寝台列車があります。
旅風情が最高です。

私は2等車両を利用しましたが、ベッドに横になれるので快適でした。
ただ、ドアの真横の席を予約してしまったせいで、一駅ごとに目が覚め、ほとんど寝ることはできませんでした。

夜行バス

もちろんですが、夜行バスも旅行に行く際に利用しました。
バス会社やグレードにもよりますが、日本の夜行バスに比べて安く、しかも快適dす。

Nakhonchai Airというバス会社のゴールドクラスを使った時は、かなりお手頃なのに四列の座席でしたが横の人と列がずれていたり仕切りのカーテンがあったり、お菓子や飲み物がもらえたりと、感動しました。

そこでタイの夜行バスに味をしめたのですが…また別の旅行で予約が直前になってしまったので他のバス会社のチケットが売り切れており、口コミが悪いバス会社を利用した時出発が1時間半遅れ、運転手の1時間ごとのタバコ休憩、到着は4時間遅れと、なかなかな感じだったので、口コミ重要視で予約をおすすめしたいと思います。

次回は…

今回もお付き合いいただきありがとうございました。
チュラロンコン大学留学記は、次回のvol.3が最終回の予定です。

今回のプロジェクトセメスターで英語圏以外に留学した唯一の派遣生として、言語の壁について考えたことなどを書いていけたらなと思っています。

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