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プロポリスを作らないミツバチ

ミツバチは養蜂には欠かせない存在です。
人類がハチミツなどを入手するためには、欠かせない養蜂です。
一般的にミツバチの働きは世界的に共通しています。
しかし、プロポリスを作らないタイプのミツバチも存在しており、プロポリスが採集されない国もあります。
今回はプロポリスを作るミツバチではなく、プロポリスを作らないミツバチに注目していきましょう。

まずプロポリスの役割は「巣を守る物質」

プロポリスは高い抗菌力を持ち、自然中に存在している細菌・殺菌類に抵抗する役割を持ちます。
巣を守る為に作られており、ハチミツやローヤルゼリーのようにミツバチの餌として作られているわけではありません。

ミツバチが分泌する酵素と、植物の樹脂・樹液を混ぜ込み固めることでプロポリスは作られます。

ニホンミツバチはプロポリスを作らない

ニホンミツバチはプロポリスを作らないことで知られています。
これはなぜプロポリスを作らないのかいくつか説が存在しています。
まずは、ニホンミツバチ自体が防衛本能が低いという点が大きく関係しています。
ニホンミツバチは争いを好まない穏やかな性格をしており、巣にトラブルが発生すると巣を捨て新しい巣を作りに逃げ出します。
これはセイヨウミツバチなどには見られない特徴的な働きです。

日本の自然環境が大きく関係しているケースも

ニホンミツバチ自体がプロポリスを作らないというだけではなく、日本ではほぼプロポリスが作られていない現象が起こっています。
セイヨウミツバチなどは世界的にプロポリスを作り出しているのですが、日本国内で生息しているセイヨウミツバチはプロポリスを作らないのです。

これは日本の自然環境がミツバチいとってはあまり過酷ではないことが関係しています。
ブラジル産においても、過酷な自然環境に対抗する為にミツバチが良質なプロポリスを作ることで知られているのです。

つまり、ミツバチにとってあまり過酷ではなく、過ごしやすい環境と言える日本では殆どプロポリスが作られることはありません。

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