アレクサンドラ病院虐殺事件は日本の戦争犯罪なのか?

南京虐殺、慰安婦と並び、反日勢力が日本を非難する材料にしているものにアレクサンドラ病院虐殺事件がある。これはシンガポール陥落の前後、日本軍が市内にあったアレクサンドラ病院を襲撃し、医師、患者、看護婦などを多数殺害したとされる事件である。

いかに弁解しようと、非戦闘員である医療関係者や患者に相当数の犠牲者が出たのは事実である。したがってそのことに対しては真摯に反省すべきであるし、また必要であれば謝罪もすべきであろう。しかし、いままでの経緯からみてもわかるように、こうした戦勝国側から見たいわゆる「日本の戦争犯罪」なるものに対しては頭から信じ込むのではなくときには疑ってかかることも必要だ。

じつはこの事件に関しては、「戦争犯罪」であったという証拠はない。また実際、戦後、アジア各地で繰り広げられた日本軍に対する復讐裁判においても、この事件に対してはなんのおとがめもなかった。というのも、戦後英軍がおこなった調査によると、英印軍の兵士が病院に立てこもり、それに対して日本軍が射撃したことが事件を誘発したからだという。すなわち英国側も、この事件については非戦闘員を意図的に殺害した「戦争犯罪」とは認識していないのである。

これは英国という国が公平さを尊ぶがゆえのことなのだろうか。もちろん、それもあるだろう。だが、はたして本当にそれだけだろうか。

うがちすぎといわれるかもしれないが、もしかしたらそこには英国側にとって都合の悪い事実があったということも考えられる。というのも病院内には中国人ゲリラなどが患者に化けて隠れ潜んでいた可能性もあるからだ。もしそうだと仮定したなら、むしろ惨劇を招いたのは、国際法に違反してゲリラを匿った英国(中国)側ということになる。そして、南京虐殺が実際には中国軍の自作自演であったこと、中国人の戦い方がいつも市民を盾にする卑怯で姑息なやりかたであったことなどを考えると、このアレクサンドラ病院事件もまた同様の構図であった可能性が高いのだ。そのため、やぶ蛇をおそれた英国があえてこの事件を不問に付したとは考えられないだろうか。

戦争は、命の奪い合いだ。それは殺すか殺されるかのぎりぎりの選択の連続である。日頃から国際法を遵守するよう心がけていたとしても、状況によっては憶測をもとに自らの安全を優先せざるをえない場合も出てくるだろう。そしてその憶測が後に間違いだったとわかっても、いったいだれがその決断を非難できるだろうか。

アレクサンドラ事件がいわゆる戦争犯罪に相当するものだったのかどうか、私にはわからない。だが、いずれにしても法律などなんの意味もない極限状況における現場の兵士たちの死にものぐるいの決断を、当の法律によって身の安全を保障されている後世の私たちが頭ごなしに断罪するというのはいかがなものであろうか。



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