【中央競馬】2020年の検証結果
2020年の中央競馬の開催が終わりましたので、各券種の成績をまとめてみました。
・券種別成績
・単勝(旧)(2020/2/15~12/27)
投票件数 1125件
的中件数 58件
的中率 5.2%
回収率 102.6%
黒字率 36.4%
最多連続外れ回数 94回(2020/7/19~8/22)
・単勝(新)(2020/5/16~12/27)
投票件数 1160件
的中件数 98件
的中率 8.4%
回収率 129.1%
黒字率 42.4%
最多連続外れ回数 55回(2020/9/13~9/26)
・複勝(2020/5/16~12/27)
投票件数 809件
的中件数 167件
的中率 20.6%
回収率 99.7%
黒字率 48.5%
・ワイド(2020/5/24~12/27)
投票件数 2466件
的中件数 99件
的中率 4.0%
回収率 100.8%
黒字率 50.0%
・馬連(2020/5/24~12/27)
投票件数 3593件
的中件数 41件
的中率 1.1%
回収率 68.7%
黒字率 21.9%
最多連続外れ回数 351回(2020/6/14~7/5)
・馬単(2020/5/24~12/27)
投票件数 5763件
的中件数 42件
的中率 0.7%
回収率 122.0%
黒字率 25.0%
最多連続外れ回数 461回(2020/10/11~10/25)
【注】
・回収率は全て均当買いした場合
・黒字率は、1節(※)をプラス収支で終えられる確率のこと。
プラスマイナスゼロの場合は黒字とする。
・最多外れ回数は、検証期間中に1節で1回も的中しなかった券種のみ対象。
(複勝・ワイドは、1節で1回は的中しているため対象外)
※連続した競馬開催日のこと。通常、土曜日、日曜日が1節となる。
・券種別の通算回収率推移
各券種における通算回収率の推移を示したものは以下グラフのとおりです。
グラフにカーソルを当ててクリックして、拡大してご覧ください。
【注】
・単勝(旧)は2/15から検証しておりますが、他の券種と比較できるように、他の券種の検証を開始した5/16の通算回収率から表示しています。
・赤線は回収率100%の境界線を表しています。
グラフをご覧いただければ分かりますが、大数の法則により、検証開始から半年ほど経過した11/8(検証開始から26週目)付近から一定の回収率に収束しているように見えます。(馬単だけは微妙ですが)
そのうえで各券種を3つのグループに分けると
① 通算回収率120%台のグループ:単勝(新)、馬単
② 通算回収率(ほぼ)100%のグループ:単勝(旧)、複勝、ワイド
③ 通算回収率60~70%台のグループ:馬連
となります。
検証対象馬券の払戻率(75%~80%)を考えると②の通算回収率(ほぼ)100%のグループでも十分凄いのですが、長期的に勝ち続けることを目指すとなると②ではトントンなので難しいです。
当初は、全ての券種で通算回収率100%を超える想定だったので、①のグループは検証に耐えられたロジック、②と③は検証に耐えられなかったロジックということになります。
②と③については、グラフの収束状況から考えて、今後、通算回収率が大幅に上昇して推移するとは考えづらいので、今後、予想の投稿は停止します。
Twitterにも記載したとおり、今後は①のグループのみ予想を投稿していきます。(ただ、①についてもバックテストの回収率より下回っており、特に回収率が収束してないように見える馬単については、今後1年間でどのように推移していくのか、予断を許さない状況ではあります)
・回収率上昇と下降のタイミングについて
馬券スタイルとしては穴狙いなので、回収率が上昇するタイミングと下降するタイミングには以下の特徴があります。(当たり前かもしれませんが、、、)
回収率上昇タイミング:
大穴馬券が当たった時に急激に上がる。
回収率下降タイミング:
大穴馬券が当たらなかった時に時間をかけて徐々に下がる。
①のグループの回収率上昇タイミングと下降タイミングをグラフに記してみました。
5/16~12/27という半年強の期間において、上昇タイミングは単勝(新)・馬単で3回ずつあり、下降タイミングは単勝は2回(2ヶ月弱)、馬単は1回(4ヶ月程度)ありました。
下降期間が単勝は2回とも2ヵ月弱で、馬単の1回は単勝2回分とピッタリ一致しているのが興味深いです。
次に、具体的にどういう倍率の馬券が何回当たった時に回収率が上昇しているのか調べてみました。
・単勝(新)
回収率上昇タイミング①(6/7~13)
6/7 阪神6R 3番 チェーロ 51.1倍(10番人気)
6/13 東京9R 10番 カラテ 44.6倍(8番人気)
東京10R 8番 ポップシンガー 51.6倍(12番人気)
※その他、エプソムカップのダイワキャグニー(22.1倍)等を筆頭に、
10倍台が1件、10倍未満が5件的中。
回収率上昇タイミング②(8/22~30)
8/22 新潟8R 12番 マリノスピカ 230.3倍(13番人気)
8/29 小倉3R 5番 ヨドノドリーム 39.5倍(8番人気)
8/30 札幌7R 12番 ピシュマニエ 26.5倍(8番人気)
※その他、10倍台が2件、10倍未満が6件的中。
回収率上昇タイミング③(11/1~7)
11/1 福島6R 4番 テイストオブハニー 56.8倍(12番人気)
11/7 福島3R 8番 ロジカルガール 56.8倍(12番人気)
東京10R 11番 ヒュミドール 47.2倍(12番人気)
※その他、10倍台が3件、10倍未満が5件的中。
・馬単
回収率上昇タイミング①(6/7~13)
6/7 阪神6R 3→6 626.5倍(87番人気)
6/13 東京10R 8→11 553.6倍(121番人気)
※その他、エプソムカップの6→1(308.1倍)の的中を筆頭に100倍未満1件的中。
回収率上昇タイミング③(11/1~7)
11/1 福島6R 4→5 702.2倍(112番人気)
11/7 福島3R 8→5 1403.7倍(164番人気)
※その他、100倍未満5件的中。
回収率上昇タイミング④(12/6)
12/6 中山11R 16→11 1071.6倍(171番人気)
単勝では8番人気以上の中穴~大穴馬券、馬単では500倍以上の中穴~大穴馬券の的中により、回収率が上昇していることが分かります。
逆にいえば、購入時点でこの人気やオッズを下回っている場合は、購入を見送って、投票件数を減らすことも選択肢に入れていいと思います。(買い目自体は前日か当日朝の馬券購入者の少ない段階で出しているため、8番人気以上や500倍以上といった形で、事前にnoteに記載する買い目を絞ることはできません)
・まとめ
上記で記載したように、今後は①の単勝(新)と馬単のみ予想を投稿していきます。
単勝(新)は、11/8(検証開始から26週目)付近から120%~130%の回収率に収束しているように見えますので、今後も維持していければと思います。
馬単は、1節で1000倍分の馬券を当てないと回収率が大きく上昇しないことが分かりましたが、馬単でそのレベルの配当が出る頻度もそう多くはないため、今後下降タイミングに入ったとしても、4,5ヶ月程度の長い目で見ていきます。
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