『家から世界とつながるプログラミング』 山本 舞香@追手門学院大手前高等学校

2020年度のプロメテウス財団の選考通過者にインタビューをしました!

今回は追手門学院大手前高等学校の山本さんです。

今回提案する研究内容を簡潔に教えてください

「グローバルにプログラミング的思考が身に付くプログラミング教材の開発」
 →グローバル
 オンラインでできる

 →プログラミング的思考
 目標達成のために、何が最適かを論理的に考えること

小学校プログラミング教育必修化が決まり、プログラミン的思考の育成が求められた。しかし、教育者不足やコロナ禍における指導場所の減少など実現に向けて問題点があると考えました。そこでグローバルにプログラミング的思考が身に付くプログラミング教材を開発しました。また中学生にその教育的効果を検証し、結果としてプログラミング的思考の育成やコミュニケーションへの積極性、また語学への学習意欲にはたらくことが明らかになりました。

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この研究が今まで世の中になかった理由は、何だと思いますか?

「小学生を対象とした、オンラインでビジュアルコーディングを体験できるサービス」
これが今まで世界中にない。
チームで対戦形式でゲームできる。

私は5年間プログラミングを通じて世界中の子ども達とつながってきました。その中で国間での関係があまり良くない国の子ども達とも技術や考えの共有によりお互いを理解し、高めあえた経験があります。この研究が今までなかったのは、生徒が自分以外の子がどう考えるかといった考えの共有がプログラミング的思考の育成に重要性に誰も気付いていなかったからであると考えます。

教える人が必要ないこと。子ども達が競い合い協力しながら高めあえる。その中でいろんな人の考えを知り多様性への理解も深められる。

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なぜ、この研究が今のタイミングで必要なのでしょうか?

令和2年度からの小学校プログラミング教育必修化が決まり日本中が注目している中、教育者不足やコロナ禍における指導場所の減少などの問題があると考えました。

教育者不足については教育ネットが集計した東京都の小学校の先生のうち85%がプログラミング教育の経験がなく不安に思っているというアンケート結果が出ており、また文部科学省の学習指導要領で詳しい授業方法を出していないため、しっかりと教えられられる先生は限られています。


指導場所について、校外でのプログラミングセミナーなど私もコロナ禍までは月に1度開催していましたがやはり人が集まるのは危険なのでそういった機会が失われました。

以上の2つの問題点から既存のプログラミング教材では解決できないと考えたので、今、私の研究が必要です。

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この研究があることによって、世の中にはどのようなインパクトがありますか?

私のアプリはプログラミング的思考の育成と共に、コミュニケーションへの積極性、語学への学習意欲にはたらきます。

日本の教育は今変わりつつありますが、試験やテストではほとんどが1つの答えが求められます。しかし、社会に出たときに求められるのは目標に向けて仲間と協力したり、問題が起きたときに解決しようとする力だと考えます。

その力こそ、私のアプリで育成することができると確信しています。

私のプログラミング教材が日本、世界へ普及すれば新たな教育の起爆剤となり、未来社会を担う子供達の育成につながります。

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成果発表会に向けて、意気込みをお願いします!

1年間たくさんの支援をいただいたので思う存分研究ができたました。改めて感謝申し上げます。きっとこの発表が高校生での研究発表の集大成となります。プログラミングを中学1年生から始めましたが、教育に興味を持ち出すようになり高校生最後の研究として選んだのがプログラミング教育というテーマでした。

成果発表会では1年間の研究発表と共に私の教育に対する熱意も伝えられたらいいなと思っています。

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【プロメテウス財団成果発表会を見にいこう!】

研究内容に興味を持ってくれた方は、ぜひ成果発表会を見に来てください!オンライン開催で年齢や場所等も不問で多くの方にご覧いただきたいと思っています。


『2020年度 一般財団法人プロメテウス財団 成果発表会(オンライン開催)』
 
開催日時:2021年3月30日(火) 10:30~ ※1時間半程度を予定
 
<出席者>

財団 代表理事   住谷 栄之資 
     理事   月尾 嘉男 (東京大学名誉教授)
     審査委員 坂村 健  (東洋大学 情報連携学部 部長/東京大学名誉教授)   
          村上 周三 (東京大学名誉教授) 
          廣瀬 通孝 (東京大学名誉教授)
 

<プログラム>
 
開会     10:30
主催者挨拶  10:33 ~10:40  代表理事 住谷 栄之資
成果発表   10:40~     発表時間 10分 質疑応答 5分

1. Tane Magic Project (Sustainable Farming)
プラスチックの再利用を通した環境問題改善計画

中井 健翔  吹田市立青山台中学校

2. 食品ロスの観点から環境問題を解決する
関根 奈央  栄東高等学校

3. ポリグルタミン酸を用いた水質浄化剤による流出重油回収システムの開発・研究
倉冨 星衣  追手門学院大手前高等学校

4. Sustainable Diversified Genetic₋farming
遺伝子組み換え農産物と在来種のより効果的なゾーンニングに向けて

山田 佳怜  都立白鷗高等学校

5. 家から世界とつながるプログラミング
山本 舞香  追手門学院大手前高等学校


<参加申し込み>

参加料 :なし
方法 :パソコンもしくはスマートフォンよりご参加ください。
応募締切:2021年3月22日(月)
以下 Google formで視聴予約をよろしくお願いいたします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSet2-yfe_hVOCrgEKyQECOCLulgxHWmsra4sHL04_ZBtn2l-A/viewform

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