東海道五十七次枚方宿を歩く:先人の思いが今を生きる知恵
秋の夕暮れ時、枚方の町を歩きました。
今週末に司会を務める「東海道五十七次整備400年記念オープンセレモニー」の打合せの帰り道、淀川に沈む夕陽が綺麗でした。
「地の利」を生かすには、その地の文化や歴史を知ることから始まります。
これから枚方市とのご縁を深めます。
400年前のの日本は江戸時代、寛永元年、徳川家光が征夷大将軍に任命された翌年です。
1624年は元和10年で、甲子(かっし)の年にあたります。この年、江戸幕府はスペイン船の来航を禁止し、鎖国政策を急速に進めました。
鎖国政策は、キリシタン禁止と貿易統制によって形成されました。1616年にはヨーロッパ船の寄港を平戸と長崎に制限し、1633年には朱印状に加えて老中の許可を得た船以外の海外渡航が禁止されました。1635年には日本人の海外渡航と在外日本人の帰国が全面的に禁止され、国内向けの鎖国体制が完成しました。鎖国体制が完成すると、対外貿易はオランダと中国だけに限られるようになりました。
そんな時代の中、庶民はどのような生活をしていたのでしょうか?
東海道五十七次の枚方宿でその思いに馳せる。
江戸時代、京と大坂を結ぶ京街道と淀川を往来する上で重要な場所であった
宿場町「枚方宿」。「市立枚方宿鍵屋資料館」は、そんな水陸交通の要衝であった「枚方宿」の歴史を紹介する
唯一の資料館として平成一三年七月に開館しました。
管理しているお爺さんからいろんなお話しをお聞きしました。
一番困っているのは、道路ができ、館内は掃いても掃いても砂ぼこり。室内の砂は塊り劣化が進んでいます。
東海道五十七次整備400年記念を機に、時をつないでくれた先人に感謝して、しっかりと貴重な文化財を守り育てて行くことが、1番のセレモニーではないかと思います。
歴史は今を生きる智慧をあたえてくれる。先人が生きた証であり、大いなる愛だと思います。
皆さんも、是非、歩いてみてください。時代の風があなたの味方になります。
11/17(日)東海道五十七次整備400年記念オープンイベント
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