好きなゲームについて
年始早々体調を崩し、入院からの急用でほぼ一ヶ月をお休みモードで過ごしたんですが、同時期に「龍が如く8」がタイミングよく!!販売開始となり、二月はまるっと裏社会にズブズブしてました。
龍が如くシリーズは1でドハマリして2で脱落、その後は暫く離れていたんですが、7で再度チャレンジしてどっぷり嵌まって、7外伝「名を消した男」と維新と0とをですね……。
厄介オタクを拗らせた状態で8をスタート
販売開始僅か1週間で100万本のセールスを叩きだし、ファミ通(だったか記憶が曖昧)でも総合評価レビュー高得点の嵐。
文句なしの歴代最高傑作のセールスを出した伝説級の一本ですな。
ゲームとして
満足です。文句はないです。文句はないんだけどね!!
偏見と主観に基づく私の評価は100点満点中80点かなぁ。
龍が如くシリーズはそもそもがアクションゲーだったんです。7で主人公が交代し、RPGターン性バトルに改変。
1.2とやって、3以降は買わずに実況動画でストーリーだけチェック
キャラクターもコンセプトも好きなんですけどね……。
脱落した大きな理由はね……。
アクションが苦手なんです。
下手くそなんです、アクションゲー。音ゲーも苦手なんです。
やれるのはシューティングかパズルかRPGだけってくらいに反射神経が鈍い。
そんな私がもっかい「龍が如く」やろうで、最初に手を出したのがなぜか「龍が如く7外伝 名を消した男」でしたわ。
頑張って外伝やったんです。
外伝やった跡に「龍が如く 維新」を頑張ってやって「龍が如く7」をプレイ。
んで、年明け早々に療養おともに8を連続プレイ。
8クリア後に0とオブジエンド買ったけどね→内容は知っている。オブジエンドは実は二度目だったりする。
※以下はネタバレ含みますので、今からやろうと思う人、ネタバレダメな人はお帰りください。
まあこのシリーズ、コアなファンが多いので今更知ったかでストーリー語る必要性もあまり感じないんですが(そんなのはやれば分かる)
ジャンルとして「ドラマ」アングラもの
極道、裏社会に生きるヤクザを主人公とした檄オモストーリー
今更、ヤクザ賛歌かとも言われそうですが、そういう趣旨のストーリーではないので、ご安心を。
むしろ極道は報われない。
全シリーズ通して、この点をしっかり抑えてはいます。
1~6までは「桐生一馬」がずっと主人公だったわけですが、7から「春日一番」に代わり、ゲーム仕様もアクションからRPG、ターン制バトルに変更。
販売前評判では不評だったと記憶してます。
これは6の評価が芳しく、そのせいもあったでしょう。
蓋を開けるとですよ……。
7のストーリーはまあ素晴らしい。
主人公の春日一番が良い感じに泥臭くて不器用で、それでいてコミュ力お化けで、口が回る。このシリーズでは珍しい強メンタルのレスバ最強モンスター。
時間軸は2000年からスタートして、舞台も同じく「神室町」
前主人公の桐生一馬となぜ鉢合わせしなかったのか?
これについても妥当性のある理由が冒頭で語られます。
主人公春日一番が生まれたのは多分1977/1/1(間違ってたらごめん)
バブル前ですね。
コインロッカーベイビーって言葉が流行った時代。
今の人からすると「ゴムしろよ」と言われそうですが、この当時の若いのは「ゴム」をするという感覚がそもそもなかったし、ゴム=避妊という認識が薄かった。
今でこそ「姓が氾濫する」とか言われてますが、私の記憶が確かなら1970-1980年代の乱れようは今より酷かったと思う。
好景気も相まって「コインロッカー」に赤ん坊を……。
こんな事件は連日のように報道されていましたわ。
主人公春日一番と、キーパーソンになるもう一人。
このコインロッカーベイビーに関わる出自なわけですね。
そういや、確かブラックジャックでも似たようなシチュエーションの話があったはず。
このへんの設定はさすがだなぁと感心しました。
全シリーズ通して言えるのが、舞台設定、時代背景に合わせた世相を取り入れるのが非常に上手いし、ちゃんと調べて盛り込んでいるのがよく分かる。
話変わりますが、龍が如く0では「中国残留孤児」が扱われていました。
7で描かれているのは「暴対法」
それによって極道が極道としてなりたたない。ならどうするか?
これが描かれ、8ではその後のケツふきが描かれています。
7は冒頭からラストまで、伏線回収も含めて「魅せる/惹き込む」という点で緩急含めてストーリーは満点でした。
(バトルシステムは RPG化初ってのもあって、ちょっと爽快感に欠ける印象)
一番好きなのは0ですが、次いで7くらいにはお気に入り。
んで、8についてですが、
はっきり言うとですね……。(満点な人には心苦しい)
ゲームとしては90点
ストーリーだけ見ると80点
8は「日本編(あえてこの書き方で誤魔化す」と「ハワイ編」に分かれます。
日本編はおなじみ「桐生一馬」が主人公
ハワイ編は「春日一番」が主人公
二幕構成なのは0に続いて二作目。
※ここからネタバレ
ハワイ編、全体通して見ると描写不足が目立つ。
一番達が戦う理由になる「少女:ラニ」
エイちゃんこと「三田村」
ハワイ編のラスボス「長生きなガンダム(本名はぼかす)」
とくにラニとエイちゃんに関しては、ユーザーが感情移入できるほどのエピソードとバックボーンがないから
「なんでそんなにムキになるの?」
と、なってもおかしくないってくらいについていけない。
過去作からのユーザーなら、まあ過去関連と無理矢理こじつけて納得するだろうかなとも思うが、私としてはもったいないと感じる要因。
(あくまで個人の感想です。当然そうじゃない人もいる)
ハワイ編のラスボスも「得体の知れない恐怖」みたいなのを伝えたいんだろうが、色々説明が不足しがち。
「何をやりたくて何を考えているか分からないけど、とりあえず長生きな妖怪」
くらいの認識になってしまう。
この点をもう少し丁寧にエピソード重ねて盛り上げてくれたなら、ストーリーラインとしても90は行ったかな。
ゲームシステムとしては7に比べてもバトルシステムが格段進化してましたので、やってて楽しかった。
ミニゲームはクレイジーデリバリーがお気に入り。
ずっと自転車乗りまして、ずっとトロッコで不審者追いかけ回して、それだけで結構楽しめたので文句ない。十分もと取れた。
ただし、マイクラ/動物の森系が嫌いな私にはドンドコ島は苦痛でした笑。
苦痛な要素もやりようによっては飛ばせるし、やらないならやらないでも先に進める仕様になっているので、この辺も至れり付くせり、特にこれでマイナス印象にはならないかな。
という感じで療養中、ぬぼーとゲーム回してたわけです。
おかげさまで発狂しそうな退屈と鬱をどうにか乗り越えられた。
んでクリア後に、PS3版の0を再購入したわけですよ。
しばらく、このシリーズをやることになるんだろうな……。
と思いつつ、社会復帰計画を遂行中です。
海乃 眞
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