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ファンノベル・アシアン戦記#2

始めに・ご注意

※この物語は海神蒼月の空想・妄想の産物です。
登場人物に実在のライバーさんのお名前が登場しますがご本人とは直接関係ありませんのでお問い合わせ等はご迷惑になるためお控え下さい。

かつて書いた物語の舞台マップ。ああ、なつかしい


2:ギルド(セイファルアの街)

メノウに連れられてやってきたのはセイファルアの街の外れにある丸太作りの大きな建物だった。
「どこ、ここ?」
俺は入り口前に立って建物を見上げる。
看板には「ほしふる組ギルド」と手彫りの看板が掲げられていた。
「どこって、知り合いのギルドだよ。ここならアシアンの仕事があるかもって思って」
メノウは俺を見上げるようにそう言う。
なんだかんだ言いながら雪乃メノウというコは面倒見が良い方らしい。
彼女の明け透けっぽい物言いも、自分のことを信用してのものかと思うとなんだか嬉しくなってくるから不思議だ。
「こんにちわ~!」
開いた扉から入り、メノウは元気にごあいさつ。
中には小柄な女の子達がたくさん居た。
これはなんというかギルドというよりは…
「…幼稚園?」
にしか見えないんだが。
「あらあら、メノウちゃんではありませんか」
これまた小柄の女の子が柔らかな笑顔を湛えやってきた。
見た目は…えっと、あれだ!
そう!コロポックル!
アイヌの精霊さんのやつ!
「ココロニちゃん、こんにちわ!」
メノウは嬉しそうにココロニと呼ばれたこの元へと駆け寄る。
「はい、こんにちわ。今日はどのようなご用ですか?」
…なんだろうか、ココロニというコはなんというか幼稚園の先生的な空気感がある。
落ち着いているというか嫋(たお)やかと言うか。
「この人の仕事、なんかないかなって思って」
メノウはこちらに振り返り俺を指さす。
ココロニちゃんはこちらを見遣るとぺこりとお辞儀をする。
「はじめまして、冒険者さん。私はここ、ほしふる組ギルドのリーダーを務めさせていただいています、ココロニ・ノンノと申します」
なるほど、やはり物腰の柔らかいコだ。
「ご丁寧にどうも。俺はアシアン、そこの羊っコに行き倒れていたところをお持ち帰りされた者だ」
俺も軽く会釈からの自己紹介。
「あらあら、行き倒れですか。ふふふ」
笑われてしまったが、その笑いには不思議と侮蔑や嘲笑の色は少しも混じっていなかった。
拾われた身としては恥をさらしているのだからそういう印象になってもおかしくないのだが、それもこのコの人となりの為せる業なのだろう。
「見たところ冒険者さんのようですが、どこかのギルドに所属とかはされていますか?」
ココロニちゃんが俺の側まで寄ってくる。
「あー…それが目が覚めたら色々記憶を無くしててな、よく覚えていないんだ」
本当はアシアンという男はギルドには加入していない。
強いて言うならかつてセイファルアにあった酒場、朝焼亭所属というくらいだが今はもうその店もマスターも、そして相棒だったフォースももういない。
実質無所属という訳だ。
「おやおや、記憶を無くされているのですか?…それは大変でしょう」
桜那ちゃんの時といい、ココロニちゃんといい、本当に人が良いんだな。
結構ガチ目に心配されているっぽい。
「家もないみたいだから行く当てもないんだって。だからひとまずの拠点になりそうな場所とお仕事を探してるんだよ」
メノウが補足を入れてくれる。ナイスだ。
「そうでしたか。でもあいにく今、このギルドの組長は所用で不在なんです。ここのギルドは入会制限がありまして、アシアンさんはそのままではちょっと…」
ココロニちゃんは申し訳なさそうにそう言ってくる。
「あー、まぁ無理強いはできないよなぁ…」
ココロニちゃんというコは間違いなく善人だ。
彼女の心配も気遣いもきっと本心から出ているのだろう。
そんなコを困らせるのは自分としても本望ではない。
「すいません。こゆちゃんが居てくれたら良かったのですが…」
ココロニちゃんは頬に手を添え、困った顔をした。
「いや、いや。無理言っちまってごめんな」
俺がきびすを返そうとするのをメノウが引き留める。
「他に当て、あるの?」
そんな物なんかないと知りながら、メノウは俺の服の袖を捕まえる。
「なんとかするさ。メノウの知り合いを困らせるのは本意じゃないからな」
俺が答えると、メノウは少し黙った後でそっと俺の服の袖から手を離した。
俺とメノウの間に重い空気が流れ始めたその時だった。

「みんな~!ただいまなんな~!」

子供特有のやや怪しい滑舌の可愛らしい声がその空気を吹き飛ばした。
思わず振り返ると明らかな幼女がいた。
ふわふわの白いワンピースを身に纏った可愛らしい女の子。
「あ、こゆちゃんおかえりなさい」
ココロニちゃんがその女の子に向かってそう言ったってことは、このコが「こゆちゃん」で「組長」なんだろう。
それにしても幼い。
「お?お客さんなんな?」
「こゆちゃん」はとてとてと俺の前までやってくる。
かわいい。
なんなんだ、この可愛い生き物は!?
俺は思わずこゆちゃんの両脇の下に手を差し込みひょいと持ち上げる。
いわゆる「高い高~い」状態だ。
めちゃめちゃ軽い。
こゆちゃんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐに嬉しそうにはしゃぎ始めた。
「おぉ!高いんなぁ~。部屋が見渡せるんなぁ~」
はしゃぐ幼女を見ながら、なんというか父性のような気持ちというか温かい気持ちになった。
うん、こんな可愛らしいコが娘なら無限に甘やかしてしまいそうだ。

「…大変失礼を致しました。つい可愛くてやった、今は反省している」
俺、幼女の目の前で土下座。
「あやまらなくていいよ。こゆも楽しかったんな」
ふと小さくて柔らかい感触が頭を撫でる。
顔を上げるとニコニコ顔のこゆさん。
その手は俺の頭の上に乗っている。
「あはははは!アシアンカッコ悪~」
メノウがケラケラ笑う。
…この街にバリカンとジンギスカン鍋は売ってるのだろうか。
「そういえばまだ名前を聞いてなかったんな。こゆは『星降󠄀こゆ』って言ってここ、ほしふる組ギルドの組長なんな」
こゆちゃんの声に我を取り戻す。
「ああ、俺はアシアン、アシアン=ブルームーンだ。どういう訳だか気がついたら記憶が所々無くて行き倒れていたところをこの羊っコに拾われたんだ」
ココロニちゃんにした自己紹介をもう一度。
「記憶喪失なんな?」
こゆさんは小首を傾げる。
いちいち可愛いなぁ、もう!
「家も無いそうで居場所とお仕事を探してるそうですよ」
ココロニちゃんがフォローをしてくれる。
「う~ん、それは大変なんなぁ」
こゆさんは「ふむむ…」と顎に手を当てて考え始めた。
「ほしふる組に入るにはアシアンさんはおっきいし、男の人なんよな」
…やっぱここは幼女専用の幼稚園なんだろうか?
「ああ、やっぱり無理か。いや、お騒がせしてしまったな」
俺はおもむろに立ち上がり、今度こそきびすを返した。
と、キュッと服の背中の裾を引っ張られた感触があった。
「ここのギルドに入会はできないけど、アシアンさんに居場所とお仕事を紹介はできるかも知れないんな」
服を掴んでいたのはこゆさんだった。
「マジ?」
一歩踏み出した姿勢のまま振り返る。
「こゆに心当たりがあるんな」
こゆさんは心強く、というより可愛らしい笑顔で応えるのだった。

「アシアンだと?」
玉座に鎮座する初老の男性が、今し方謁見の間に入ってきた男の報告に目を見開く。
「はい、陛下の名前を出したとか」
片膝を着け頭を垂れたまま、段下の男は畏まる。
「…そうか。ご苦労、下がっていいぞ」
王の言葉に短く答え、男は謁見の間を後にした。
細身の割りに筋肉質。
初老の年齢のはずなのに、彼の男の瞳は未だ現役。
「『あの』アシアンなんでしょうか?」
隣に座る、年齢を感じさせない美人の女性が男を見遣る。
「かもしれん。だとしたら…」
男は無意識に口角を上げる。
「確かめてみます?」
隣の女性も悪戯っぽく微笑む。
「うむ、たまには物見遊山の遠出も良かろう。このところここに座ってばかりで退屈していたところだ」
男が玉座から立ち上がると、とても自然にさも当然と言わんばかりに隣の女性も立ち上がる。
『あの野郎、今頃なにしてやがるものやら』
彼の戦いの旅の記憶を思い出しながら、男は顔がにやけるのを堪えるのに必死だった。

「さ、入ってよ」
ほしふる組ギルドを後にした俺はメノウの家に連れられて来た。
どこにでもありそうなやや小さな家。
「本当は同居人がいるんだけど、しばらく現場に出ずっぱで戻ってこないから」
とりあえず居場所に困ったので部屋の真ん中にあるソファに腰を下ろした。
しかしまぁ、なんとも落ち着かない。
ほしふる組で、こゆちゃんは知り合いのギルドを紹介してくれると言ってくれた。
商業都市・フェティクス。
セイファルアの街から王国街道を南下するとある、大都市だ。
聖󠄀ファーリア大陸を王国街道を使って横断するときも縦断するときも通る場所なので大陸中の交易品の集まる都市だ。
隣には軍事都市・ファニティがあり、都市の治安はここに常駐している王国警備部隊が取り仕切っているため、かなり治安の良い街だ。
そこに、ほしふる組のギルド出張所があるらしく、そこでは独自にギルドメンバーを集めているらしかった。
そこなら自分でもメンバーになれると言うことで、こゆちゃん自ら紹介状をしたためてくれると約束してくれた。
なんてありがたい。
ただ、すぐには用意できないからと言うことで翌日出直すことにして一度メノウ宅にやってきたという訳だ。
「アシアンって好き嫌いある?」
さっきから小忙しくあちこち歩き回っていたメノウが聞いてくる。
どうやら夕食の準備をしてくれているようだ。
「特には無いかな。ってか、料理なんてできるのか?」
俺が答えるとメノウはピタリと立ち止まる。
「当たり前だよね。料理できなかったらどうやってご飯食べる訳?」
めっちゃ遺憾です!という声色。
「いや、毎日毎食桜那さんところのぶっかけ三昧とか?」
俺が言うとメノウはぷんすかオーラを放ってきおった。
「あれ?もしかしてご飯、いらない?」
腰に手など当てなさるメノウさん。
嫌だなぁ冗談じゃないですかw
「…ごめんなさい」
両手を挙げて俺は降参のポーズ。
「わかればよろしい」
なんだかんだ言ってどこか楽しそうにメノウはキッチンへと向かうのだった。

夕食ができるまでは少し時間がかかるというので俺は少し町を散策することにした。
今は夕方と言うにはまだちょっと早いくらいの時間だから、店もやってるしあちこちまだ普通に街は動いている。
俺…というかアシアンとしてもこの世界を創造した海神蒼月としても一箇所、どうしても行ってみたいところがあった。
それはセイファルアの教会だ。
ここの教会にはかつて遙か昔に巨大な魔と戦って勝利を収めた、いわゆる「神聖大戦」の英雄パーティーのメンバーであった司教がいた。
かつてはムルド教の大司教様と言えばその英雄のことを指したほど有名人がいたものだが、今はどうなっているのか。
記憶を辿って街の外れの方へと歩いて行くと、立派な教会が姿を現した。
「良かった、まだここは健在か」
誰にともなく独りごちる。
いつでも門戸は開かれており、何人をも拒絶しないこの建物の入口に立つと、かつてこの地を駆け巡ったアシアンの記憶が走馬灯のように浮かんでは消えた。
しかし、今のこの教会には自分を識る者も、自分が識る者も居ないようだ。
「当たり前、か…」
独りごちる。
目を伏せ、踵を返そうとしたところでふと視線を感じた。
特に悪意や敵意ではないようだ。
アシアン=ブルームーンという男は元々教会というヤツが苦手だ。
海神蒼月という男はそもそも教会と言ったところに足を運んだことがない。
詰まるところ、俺はこの教会に足を踏み入れるような人物ではない。
…ないのだが。
足が勝手に中へと進んでしまった。
この建物に踏み込んだ瞬間に、外の世界と隔絶された空間に入り込んでしまったような心持ちになった。
「何かお困りですか?」
1人のシスターが俺に声を掛けてきた。
「いや、なんとなく立ち寄っただけだ」
その声色には、自分でも驚くくらいに郷愁の想いが乗っているような気がして少し戸惑った。
「そうですか。どうかごゆるりとお過ごし下さい」
シスターは柔らかい笑みを湛えてそう言うと、他の来客の元へと行ってしまう。
俺は礼拝堂中程の長椅子に腰を掛ける。
他にも席はあるが人はかなりまばらだ。
目の前の台になっているところに肘をつき、さながら祈りの姿勢のように少し前のめりになる。
ここの空気は柔らかい。
荘厳な空気感は微塵もない。
それはここにかつて居た『大司教様』の気さくさ故にその雰囲気は今でも受け継がれているようだ。
自分ではない自分の記憶が見せる懐かしさ。
なんとも奇妙な感覚だった。

「隣、いいかな?」
不意に声を掛けられて顔を上げるとそこには少し小柄な1人の女性が立っていた。
身なりはどこかのシスターのようであり、旅人のようでもあり。
人間のように見えたが、頭の上の方に長い耳がついている。
「聞いてる?」
不意にのぞき込まれて俺はハッとなった。
「ああ、悪い。考え事をしてたもんでな。別に構わないよ」
女性は「ありがと」と小さく言ってそっと着席する。
しかし考えてみれば席などそこかしこ空いているというのに、何故俺の隣を選んだのだろうか。
「なんとなくだよ」
!?
女性は俺の心でも読んでいるのだろうか、こちらを見て独り言のようにそう言った。
「伝統だねぇ。ここの空気も建物を形作る一つ一つの物に歴史があるんだよね」
誰にともなく、女性は言葉を紡ぐ。
誰にともないはずなのに、何故かその言葉は俺に向けられている気がした。
「そうだな、特にここは歴史が長い。」
俺も彼女の方を向き直ることなくそう言った。
そこからはしばらく、2人沈黙。
だがそれは気まずいものでもなく、嫌なものでもなかった。
「君は冒険者なのかな?」
今度はちゃんと俺に向けられた言葉だった。
「冒険者になろうかと思っている何者か、だな」
だから俺もちゃんと答えた。
「ふーん、剣をぶら下げてはいるけど冒険者ではないんだね」
女性は小首を傾げる。
「そう言うことだ。剣の腕に覚えはあるが、なんだか自分の物じゃ無いような奇妙な感じだ」
こんなこと、このコに言っても詮無いことなのに何故かぽつりと述懐した。
「ま、そんなこともあるさ」
可愛らしい顔立ちの割りに、このコは結構サバサバした性格らしい。
「さて、そろそろ帰るか」
俺は席を立つ。
ふとキッチンを小忙しく行き来する羊っコを思い出して、俺はメノウのところに戻ることにしたのだ。
「おや、残念。君との話はなかなか楽しかったのに」
と、あまり残念そうに聞こえない口調で俺の顔を見上げる。
「そうか、それは重畳。またどこかで会えるといいな」
俺は自然と表情を緩ませてそう言うと、このウサギ娘もにっこりと笑う。
「会えるさ。ボクにはそんな予感がするよ」
なんだ、このウサギはボクっコか!よいぞ。

ウサギっコと別れ、俺はメノウの家へと戻ってきた。
「おかえり。ご飯もうちょっとだよ」
メノウの声がキッチンからとんできた。
「おう、ありがとな」
俺はリビングのソファに腰を掛ける。
さっきのウサギっコ、なんか不思議な雰囲気があったな。
それに…俺はあのコのことも、きっと識っている。
この世界に来てから会えるはずのない人達に、実体同士で会えるというなんとも奇妙な体験をし続けている。
そう。
相手はみな元の世界で配信を見ていた「バーチャル」ライバー達だ。
会えたとしても実体で会えるはずがないのに、何故かこの世界に来てからは…
メノウにしてもそうだ。
いや、それよりも自分はどうして自分の創造(つく)った世界にダイブしてきたのだろうか。
これは現実に起こっていることであって、現実に起こっていないことなのかも知れない。
今は受け入れるしかないから細かいことは考えてはいないけれど、この先間違いなくこの事を真剣に考えなくてはいけない時が来るのだろう。
だが、今はひとまず置いておこう。
なんだかんだ言いながら、俺はこの世界が気に入り始めているのだから。

(次回に続く→)

登場人物紹介

・アシアン=ブルームーン
この話の主人公にしてこの世界の創造者。
中身は海神蒼月という、ごくごく一般人のVライバーのリスナーである。
どうやってこの世界に来たのか、何故アシアンとして生きているのか、全ては今のところ謎だらけだ。

・雪乃メノウ(ゆきの-めのう)
元の世界では牡羊座から落っこちてきてうっかり受肉してしまった羊っコVライバー。
作中では気さくで馴れ馴れしいが、その実アシアンの事が気に入っていて何かと世話を焼いてくれている。

・ココロニ=ノンノ(こころに-のんの)
元の世界ではVライバー事務所「ななはぴ」の2期生。
アイヌの精霊、コロポックルが配信活動などを通じて人の世の事を勉強しに現れている。
作中でも性格は穏やかで口調も柔らかだが、やはり見知らぬ世界に飛び込むほどのコなので芯はしっかりしている。
「あらあら」「まあまあ」「おやおや」が口癖。

・星降󠄀こゆ(ほしふる-こゆ)
元の世界ではココロニちゃんと同じ「ななはぴ」2期生。
「かわいいの化身」とも言える幼女でお歌も強い。
「なんな~」が口癖。とにかくかわいい。
「ほしふる組」の元ネタはななはぴ2期生オーディション参加者が集ったツイッタースペースにて「ななはぴ幼稚園系 指定合法組織 ななはぴ組」と自分が言い出したところからギルドマスターになって貰いました。

・???(うさ耳の少女)
元の世界で配信を見に行った事があるような無いような?
絵師さんで、お歌好きで、Vライバー。
でも、今は内緒ないしょ。

・玉座の男と女
かつてとある大陸で繰り広げられた魔との戦いに勝利し、その地を平和に導いた功績により、その地を治める事になってしまった第2次神聖大戦の英雄。
だが、今は昔。
彼の人達も年老いてしまった。

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【あとがき】

こんなところまでお読みいただきましてありがとうございます。
このアシアン戦記は、基本的に2021年春に行われた「ななはぴ 2期生魂オーディション」に参加した方達の中から今でも自分が好きで見に行っている方達をメインにご本人役で登場させて書いたファンアートならぬ「ファンノベル」なのです。
第1話で登場させた雪乃メノウちゃん、化川桜那ちゃんにも読んで頂けたようで非常に嬉しかったです。
調子に乗って今回もまた新しい方達を登場させました。
他にもまだまだ登場させたい人達がいるし、たった1回登場させただけなんてもったいなさ過ぎるのでこの先色々見せ場をどんどん作っていってこちらのご本人役のキャラも魅力的なものにしていきたいと思っています。
遅筆・乱文ながらこれからこの物語を書き綴っていきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。

海神蒼月

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