TradingViewを裁量補助ツールとして覚醒させる方法
BBBです。
皆さんTradingView使っていますか?
高性能のチャートツールであり、特に仮想通貨に軸を置いている人にとってはほぼ必須といっても過言ではないツールです。
今日はTradingViewのあまり使われていない機能を使い倒し、
TradingViewを裁量補助ツールとして覚醒させる方法について書きます。
結論だけ書くと、経時変化する価格を追いかけることで疑似的に逆指値注文を変化させ続け、利益は伸ばしつつ損失を限定する裁量補助の方法です。
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目次
TradingViewを見やすく使う
トレンドラインを引いてアラートを飛ばす
安心して寝ロング寝ショートする方法
ではさっそく書いていきます。
1. TradingViewを見やすく使う
TradingViewはいろいろなインジケーターを使えるのはいいんだけど、
インジケーターの表示のし過ぎで画面が見にくい><
というお悩みを稀にいただきます。
たとえばこんなイメージです。
これは正直見にくいですね。
そんなときには「チャートレイアウトの保存機能」を使いましょう。
この機能を使うと、現在表示させているチャート画面と表示させているインジケーターを保存していつでも呼び出せるようにすることができます。
やり方はとても簡単です。
TradingViewのチャート画面で保存したい画面にした状態で右上にある雲のマークをクリックしましょう。
最初は「無題」となっていると思います。
ここで適当な名前をつけます。
以上です!
めちゃくちゃ簡単ですね。
チャートレイアウトはいくつも保存することができますので、用途に合わせてわけていくのがオススメです。
たとえば私はこんな感じでいくつも作っています。
米国株、日本株、各種先物、指数系、為替系、仮想通貨裁量用、取引所ごとの自動売買用etc
チャートレイアウトの保存可能数は下記の通りです。
無料 :1
pro :5
pro+ :10
premium :無制限
ちなみに私はプレミアムプランなので制限を気にせず使えます。
イエイ。
保存したチャートレイアウトを呼び出すときは、先ほどの画面で呼び出したいものをクリックするだけです。
ここでは全裁量用を呼び出してみます。
小ネタですが、チャート画面でチャートレイアウト名は頭4文字までしか表示されません。
頭4文字で識別できるようにすることをオススメします。
さて、全裁量用のページが出てきました。
だいぶ見やすくなりましたね!
(ここではインジケーターはすべて消しています)
それではここにトレンドラインを引くお絵描きをしてみたいと思います。
2. トレンドラインを引いてアラートを飛ばす
TradingViewではトレンドラインを引き、その線に接した際にアラートを飛ばすことができます。
これにどんな意味があるのかというと、経時変化する価格を追いかける形で常に逆指値注文を変化させつつ利確ラインや損切りラインを柔軟に変えていくことが可能になります。
文章だけだとイメージしにくいと思いますので、詳しく見ていきましょう。
全裁量用のチャートレイアウトでは、銘柄FXBTCJPYで、日足、4時間足、1時間足、15分足、5分足、1分足を表示させています。
複数の銘柄や足の長さを同時に表示させるには有料会員の登録が必要です。
レイアウト毎の表示可能数は下記の通りです。
無料 :1
pro :2
pro+ :4
premium :8
ではさっそくお絵描きをしていきます。
ここではわかりやすく説明するために、時間を巻き戻して今が8月18日であるとしましょう。
8月18日に戻ったつもりになって線を適当に引いてみます。
チャート画面左上のほうにあるラインマークをクリックしてトレンドラインを呼び出します。
赤線を2本引きました。
この時点では定石通りにいけばどちらかに大きく動くそうだけど
どっちに転ぶかわからないという状況です。
転ぶ方向に対してスイングで持ち、ダメそうならすぐに損切りしたい局面ですね。
この赤線に接したらアラートを飛ばすように設定してみます。
トレンドラインをクリックして、さらに時計マークをクリックします。
するとアラート設定画面が出てきます。
アラートを鳴らすだけであればこのまま設定するだけです。
Eメールを送付したり、ブレイクの方向をメッセージで伝えたい場合にはいろいろ設定画面を弄ってください。
アラートを設定すると、トレンドラインの左端に時計マークが出てきます。
ちなみにアラートの設定可能数は下記です。
無料プランだと残念ながら1つしかセットできません。
無料 :1
pro :10
pro+ :30
premium :200
しばらく時間が経って8月18日の8時過ぎ。
今回は上方向にブレイクしました。
ただしこの価格で定着せずにすぐに落ちてくる可能性もあります。
一部利確して下落に備えることにします。
適当に水平線を引いて、これに対してもアラートを飛ばすようにしておきます。
(水平線の場合は正直普通の逆指値注文でよいです)
青線で引いたラインが一部利確のラインです。
結局下落はせずにそのまま上昇しています。
嬉しいですね!
このまま上がり続ける限りついていきたいところです。
青線の水平線のアラートは削除して、新たに利確ラインを引き直します。
すぐに全弾利確するのも悪くはないですが、このまま90万円まで回復するストーリーもありそうです。
元々スイング目線で買ったものなので、トレードの原則に基づき目線は変えません。
今回は買玉を3等分して利確することにしました。
まずは15分足で適当に緑線を引きます。
続いて1時間足。赤線はもう不要なので消しておきます。
さらにもう1本1時間足ベースで引いておきます。
このとき傾きを変える必要がなければ、先ほど作った緑線をコピーして貼り付けると簡単にできます。
できました。
この時点でのアラート設定画面はこんな感じです。
3つのアラートがセットされています。
あとはアラートのタイミングに合わせて売買するだけです。
この例だとすでに勝ち確のトレードで、あとはどれだけ利益をきちんと伸ばせるのかという状態です。
逆指値を切り上げつつ注文を行う場合だとどうしても疲弊してしまいますが、
このやり方であれば安心してトレードすることができます。
今回はブレイク後に利確ラインを切り上げていくシンプルな使い方を紹介しました。
いかに利益を伸ばしていくのかに焦点をおいています。
もちろんこれ以外にも損失を抑えるために使用することもできます。
トレンドライン(斜めに自分で引いた線)に対してアラートを出すことでできることは非常に幅広くあるのでぜひ活用してみてください。
3. 安心して寝ロング寝ショートする方法
そうは言ってもいつ飛んでくるのかわからないアラートに怯えて過ごすのは辛い、という方もいると思います。
精神的に辛いだけならまだしも、せっかくアラートが飛んでもそのタイミングで売買できなければ何の意味もありません。
計画通りにトレードができるかできないかは文字通り生死を分かつ重要な問題です。
いつアラートが飛んで来ても即起きられる、仕事中だろうがまったく問題なくトレードを優先できるという方であれば大丈夫ですが、なかなかそうはいかないと思います。
その場合はアラートが飛んできたタイミングでアラートごとに決められたロットの注文を自動的に行ってくれる仕組みを導入しましょう。
自分でそれ用のプログラムを組んでもいいですし、
出来合いのプラットフォームを活用するのもいいと思います。
後者であれば私のオススメは「自動売買プラットフォームはむすたー」です。
「はむすたー」であれば、TradingViewを使った裁量補助のやり方を100%活かすことができます。
またそれだけに留まらず純粋な自動売買用のBOTがすでに20種類弱存在しています。
裁量補助ツールとして使用しつつ、自動売買も行うことができます。
画像をクリックできます。
また裁量手法ごとに名前をつければ、その手法別の損益グラフなどを簡単に出すこともできます。(もうすぐ実装予定)
新規注文は自分で設定したインジケーターに任せて、決済注文はライントレードで行う、といった使い方もできます。
私はすっかりこのやり方に依存しており、裁量でもシストレでも実際にフル活用しているので掛け値なしに自信をもってオススメできます。
と最後は宣伝でした笑
もちろんはむすたーを使わずともこのTradingViewの使い方は役に立つと思いますので、ぜひ皆さんのトレードに活かしていただければと思います。
BBBでした。
読んでいただいてありがとうございます!