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”もしも”…【阪急杯振り返り】

”もしも”が禁句とされる勝負世界で、それでも”もしも”の誘惑に駆られる瞬間がある」

これを聞いて何のことかわかった方は中々のJRAのCM好きですね(笑)

これは、2013年のスプリンターズSのCMの中で登場したフレーズです。詳しい内容はYouTubeで検索すれば見ることができると思うのでそちらで…

今回はそれに少し関連して”もしも”に着目して阪急杯を振り返りたいと思います。

タイトルにあるように”もしも”不利を受けなかったらフィアーノロマーノの結果はどうだったのか?が今回の内容。

しかしレースの動画を観たことによる印象で”もしも”を語っても馬鹿らしいので、個別ラップタイムを使って可視化してみようと思います。
(一応、何かの批判(騎手等)をしたくて書いているわけではないのでその点だけご承知おき下さい)

阪神杯上位3頭の個別ラップ

馬名横の丸数字は確定後着順を表しています。ラップタイムはJRA公式ラップを基準としています。

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オレンジ色の線がフィアーノロマーノです

「どの馬がどの区間で何秒で走ったか」は補正もなにもしていないので、正直意味がないと思っています。あくまでもこのグラフの中で注目したい点は、線の動き方です。

フィアーノロマーノが不利を受けた区間(減速を余儀なくされた区間)は1000~1200mの区間です。

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(画像はJRA公式より)

この区間に着目してみましょう。さっきのグラフを拡大してみます。

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少しわかりにくいかもしれませんが、1頭だけ線の動き方が違います。

1着馬と3着馬は1000~1200m区間でしっかり脚を使えたが、フィアーノロマーノは不利の影響で脚を使えなかった。しかし、1200~1400区間では減速した後にも関わらず他の2頭よりも速い脚で上がることができた。という点は評価できるのではないでしょうか。動画では「確かに減速しているな~」という雰囲気は感じ取られますが、実際にグラフで見た方が分かりやすいかなと。
余談ですが、自分は陸上競技(短距離)をやっていたのでレースの途中で何らかのアクシデントで減速した後にもう一度スピードを出すことの難しさはよく分かっております(笑)マイルリレーの2走は特に接触が多いから怖いんです…

それはさておき、やや説明不足感があるので、フィアーノロマーノの阪神C2着時の個別ラップと阪急杯の個別ラップを比較すると…

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阪神C時は1000~1200m区間が後半3Fの中で最速。今回もこの区間で減速することなく走ることができていれば突き抜けていた可能性があったかも…?
しかし、不利がなければ勝てた!!!とまでは言えないかな…

結論はタラレバ言ってもしかたねぇ!ですね(笑)

ただ、この馬の強さが良く分かったレースではあったと思います。ラスト2F~ラスト1F区間が最速となりやすい瞬発力勝負のレースに対応可能&減速してから脚が使えたことから持続力が問われるレースでもある程度は対応可能と考えることができます。
もちろん競馬は1頭で走る競技ではないので、相手関係やペースによって左右されるのはもちろんのことですが。。


今回はここまでです。気付けばこんな時間(編集時午前1時)。少しだけ勉強してから寝ることとします。それではまた👍

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