歌舞伎座4階の幕見席。幕が閉まり、柝と太鼓の音で打ち出し。階段を降りる、芝居の熱を帯びたままふらふらと。ため息の出るような女形の美しさや立役の凛々しさ、若手の瞳のまぶしい輝きを心の中で反芻する。出口の先は銀座の大通り。このコントラストもまた、他で味わえない至福の瞬間だ。
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