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えくぼのある子

こんにちは、久々の更新です。

私は、アクセサリーと物語を紡ぐお店『Procyon March(プロキヲンマーチ)』をしております。
そのお店は、架空の街『ムーンチャイルド・シティー』にあります。
そこは、月明かりに照らされた、寝る前にふと訪れたくなるふしぎな街。

この、ムーンチャイルド・シティーが私の頭の中に創られるきっかけになったのは、私がまだ市立図書館に勤めていた頃に声をかけてくれた、利用者のおばあちゃんの一言がきっかけでした。

そのきっかけのお話を、ちょっとだけしたいと思います。

私には、えくぼがあります。
小さい頃は両側の頬にえくぼがありました。
今は、いつの間にか左の頬だけの片えくぼになりましたが…。
私は、自分のえくぼがあまり好きではありませんでした。
笑っても顔が歪んで見え、綺麗に笑えていないような気がしていたからです。

さて、、
数年前まで、私はいち図書館員でした。
カウンター業務をしながら、ちょっとクセのあるお客様にも笑顔で対応をしていました。

ある時、利用者の列をさばいていると、貸し出しの本を差し出した、背が低く可愛らしい雰囲気のおばあちゃんの番になりました。

笑顔で対応をしたところ、おばあちゃんが私の顔を見て笑っています。
貸し出しの手続きが終わると、おばあちゃんは私に向かってこう言いました。
「あなたはえくぼが出るのねぇ。可愛らしいわ。えくぼのある子は、お月様に愛されるのよ。」と、言って帰っていきました。

伝承なのか伝説なのか、文献はたくさんありそうなので調べようと思いましたが、やめました☺️
謎は謎のままの方がいい事もあるかな、と。

それで、ムーンチャイルド・シティーです。
お月様に愛される子、お月様に可愛がられる子、、
ちょっとだけ、自分のえくぼが好きになった出来事で、今、私はムーンチャイルド・シティーのアクセサリーと物語を紡いでいます。

そう、あの時のおばあちゃんに伝えたいです✨

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