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2年の時を経て。㊗️舞台「有頂天作家」初日

舞台「有頂天作家」初日おめでとうございます!!!!!!
めでたい。めでたすぎる。
2020年に中止になって、多くの人が悲しく悔しい気持ちになったあの舞台の幕が無事開いたこと、1人の観客としてとっても嬉しいです。

ストーリー、いろんなところに伏線が張り巡らされていて、構成も良くて、自担が出ていることを差し引いてもとても楽しむことができました。

初日をみての感想を備忘録的に綴ります。
以下、ネタバレを含みますので読みたくない方はお気をつけください。


ストーリーが本当に良かった。
20年以上も離れ離れだった人たちが再会するっていうすごくドラマチックな話なんだけど、
でもお互い変わったね。時は確実に流れてしまったね。という切なさもあって。
2人はもう一緒にいれない、そういう選択はしないけれど、それをちゃんと前向きに捉えたセリフがよかった。特に最後のきくの「変われるということが生きた証」(ニュアンス)っていうのがじーーんって心に響いたな。
大人になっていく、成長していく、歳をとっていく…それを寂しく思う時もあるけれど、そうやって変わっていけるのは生きてるからで、生きてきたからなんだな〜と観ながら考えていました。しんみりする場面もあるんだけど、そんな場面にも笑いが織り交ぜられていたので、湿っぽくなりすぎず観れました。


あと、構成も面白かった。
草助と桃太郎の恋の話は現在の話であり、過去の涼月ときくの話でもある。
現在と過去を両方一度に見せるっていうその作りが素敵だな〜〜〜〜って

あと、桃太郎が素敵な人すぎる。
あんな風に芯の強くてハッキリものを言える人になりたいなあ〜

ラストは、同じ書生と芸者の恋でも生き別れしてしまった2人のラストと一緒になれる2人のラストが一緒に存在している最後で。その見せ方も素敵だな〜と。

それから、友情の強さっていうのも考えさせられた。20年以上の時がたつと、恋愛はうまくいかなくなってしまったけれど、友情はずっとこれからも続いていく。友情ってなんだろう。恋ってなんだろう。と考えさせられるラストでした。

あとは、やっぱりキムラ緑子さんと渡辺えりさんがすごすぎた。
演技がうますぎるしオーラもすごくて迫力があって見入ってしまう。

最後に自担が演じる羽生草助くんの話を…
オープニングの時、隣に子役の子がいて、ちょっと気にかけてるような動作をしているように見えて、キュンってした😂
子ども×影山くん可愛すぎ。

草助くん、真っ直ぐで純朴な青年で修行の身だから、先輩にいろいろ言われてて、物語の7割不憫で可愛かった(笑)

大和田美帆さんとのデュエットもやっと観れた…!2年前の時に、大和田さんがブログでデュエットやるはずだったって書いていらっしゃったのを読んで、特にその頃はまだグループも組んでなくて、影山くんの歌声っていうのら貴重だったからずっと観たい観たいって思ってた。叶って嬉しかった!!!!

最初の髪の毛ボサボサの草助くんが可愛くてキュン、桃太郎のこと「ももちゃん」って呼ぶ草助くんにキュン、桃太郎のことを庇う草助くんにキュン、とにかく草助くんが可愛くてキュンキュンキュン。
これからあと何回かみるからまた色々発見できたらいいな

たくさんの大御所の大先輩に囲まれてお芝居ができて、お芝居を頑張りたい影山くんにとって、本当に素敵な経験になってるんじゃないかな、なってたらいいな。
声もよく通ってききとりやすかったし、真っ直ぐで一生懸命な青年役っていうのは影山くんにぴったり。

前回中止になったのはコロナが流行り始めた頃だったな、と2年前を振り返ると、いろんな現場が中止になって先行き不透明だったし、私も就活に苦戦中で将来が見えなくて、絶望…って感じだったことを思い出す。
公演中止を動画でお知らせしてくれた影山くんの、気丈に振る舞いながらも悲しさが滲む顔がずっと忘れられなかった。

でも、中止になった後も影山くんは前向きな言葉や姿勢を発信し続けてくれて、たくさん幸せをくれたから私はこの2年やってこれた。

この2年、思い通りにいかない中でも歩みを止めず前向きに進み続けてくれたから、無所の影山拓也から、IMPACTorsの影山拓也になって羽生草助として舞台に戻ってこれたんだな〜〜〜〜って思うと、本当に感無量。

また上演しようと動いてくれた方々に感謝だし、影山くんのこの2年の頑張りにも感謝。
この舞台を観ることが叶ってよかった。ほんとによかった。

どうか、千秋楽まで無事に駆け抜けられますように。


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