4/23のツイートの補足

ケーキの切れない非行少年たちのツイートがやけに伸びてしまったので変に宮口先生のアンチだと勘違いされたくないから感銘したところも書くよ。

私が刑務所に行って境界知能の犯罪者達と話してみて感じたIQが高い人と低いの人の決定的な差が、物事を何手先まで読めるかだなと思った。

境界知能奴らはそもそも1手先が読めないので、「ムカつきました→殴りました→自分は悪くないのに気付いたらこんな所にいました」と聞いていると、ん?それは三段論法のつもりなのか??と一瞬考え込んでしまう自論をかます奴が多かった。

いうて私も5〜8手先迄しか読めないので大した事はないんだが、旧帝大卒のバケモノ級に頭が良い人とかと話していると「あーこの人30手先まで考えれる人だわー。同じ土俵で戦っても100%敵わんな」と少し話せば直ぐに気付くんだが、境界知能の奴は自分を客観視(メタ認知)できないから誰に対しても同じ土俵でマウントを取りに行こうとする。

ゆえにIQ130以上の検察や裁判官にも普通に噛み付いて情状が貰えなかったりする。

例えると、小学2年生が本気で「俺、将来総理大臣になるから」と言っているのと同じレベルと言えば分かりやすいかな。「じゃあどうやって?」と聞くと小学2年なら「俺は勇者だからなれる」とか真顔でいうだろ。そのレベルなんだよ。とにかく自論を聞いていて唖然とする事が多かった。

普通、殴って停学になったら親に迷惑がかるからムカついたけどやめとこうとか、自分は悪く無いがこれやったら仕事がクビになるからやめとこうとかの発想が浮かぶと思うんだが、話してみて境界知能はそれが1ミリも浮かばない人達なんだなぁとも思った。

犯罪じゃなくとも、仕事でも普通の知能の奴なら損得計算して損するならさっさと撤退すると思うんだが、あいつらはその計算が全くできない。

というか境界知能の奴らは自分だけはジャンプとかの漫画の主人公じゃないけど、「俺だけは物語の主人公なので死なない(捕まらない)」と皆一様に根拠のない自信だけは持っていて始末に負えなかった。

ゆえにオレオレの末端で一回で30万貰えるが捕まったら一発実刑という事位は理解できるのに「俺なら捕まらない。俺様だけは上手くやり抜ける」という思考のフィルターがあるから安易に犯行に及び、結果3年半とかの実刑を食らってしまう。

そして詰んでいる事に気づかない知能なのに、刑務所の中にいると色々な受刑者から犯罪の手口を聞いて耳だけは肥えるので、(刑務所は考える時間がとにかくあるから)次の犯行プランを練り「次こそは捕まらずに1億円ゲットだぜっ!」という再犯確定コースとなる。

私は拘置所で法務省が発行している犯罪白書のデータを眺めていて、何故5年以内の再入率が50パーセントなんだろう?とずっと不思議に思っていたんだが、刑務所に行ってやっと分かった。

ニワトリと境界知能の犯罪者は3歩歩くと完全に忘れるんだと。

ツイッターだと長文が見にくいし、キリがないからこの位にしとくかな。宮口先生の本でIQに関して述べられていた章があったんだけど先生の本意を行間から読み取って私(prisoner)なりの味付けに変えてみたよ。

最後に正直、刑務所で境界知能の犯罪者と一緒にいるのは怖かったよ。

バイオハザード1で例えると

「かゆ うま」

のレベルの知能なんだからさw

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