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顔の余白の話

私はファッションやメイクが多分人並み以上に好きな方で、服やらコスメやらの写真を撮るのが好きです。
もちろん身に着けるのも好き。
でも、自分の写真を撮ろうとはしてきませんでした。

おいしそうなもの、かわいいもの、キラキラしたもので埋め尽くされた写真フォルダの中に自分の顔が出てきたらびっくりしちゃいますし、なんだか気恥ずかしさもあります。

ところが先日、おでこ全開・真顔で自分の写真を撮らなければならないという機会があり、そのときに使用した写真がiPhoneの中に残っていました。
自分の真顔と目が合って様々な感情が駆け巡りましたが、その時ふと思い出しました。
「アプリのメイク機能を使うと自分に似合うメイクがわかりやすい」というYoutubeの動画を見て、試してみたいなと思っていたことを。

いつもはケーキや猫、コスメの写真を明るくしたり色味を整える程度しか使っていなかったBeauty Plus。
このアプリのBeautyをPlusする機能を、ついに使うときが来たのです。

手始めに、「スマート美顔」なるものを試すことにしました。
どんなものかなと気軽な気持ちでアイコンを押したのですが、私の真顔が一瞬で白く輝く一点の曇りなき小顔の別人へと生まれ変わりました。
その変わりっぷりといえば、思わず誰これと声に出して笑ってしまったほど。
そうして、自分の顔の問題点のいくつかを発見してしまいました。

今回の本題はここからです。

私はフェイスラインの肉付きがあまり良くない方で、生まれたときから一度もほっぺたの肉やあご周りで悩んだことはありません。
その他の部分で理想はたくさんありますが、フェイスラインに関しては全然気にしたことがありませんでした。

しかし、加工で容赦なく削られるフェイスライン。頬の余白が少ないと、こんなに変わるのかと愕然としてしまいました。
人間は年齢を重ねるにつれ、皮膚が伸び、たるみ、頬の面積が広くなっていって鼻から下、あごも伸びたように見えます。
私だけじゃなくて、みなさんもきっと、マスクの下に隠してるんじゃないかなと思っています。

このままではいけない。
今までも余白については自覚があり、目の下にアイシャドウをいい感じに入れるとか鼻の下にシェーディングを入れるとか、小手先のテクニックは使っていたけれどそれだけでは全く足りなかったようです。
余白との共存ではなく、より強固に縮小することを選ぶことにしました。

そんな時に出会ったのがこの不思議な形のメイクブラシ。
ローラメルシエの「グロウパウダーブラシ」という商品です。
※リンクは公式サイトに飛ぶのでご安心ください。

これはオシャレだからという理由でこの形をしているわけではありません。
オシャレな感じしますけどね。ちなみにローラメルシエのビューラーは珍しいブラウンで、とてもオシャレでおすすめです。

このくぼんだ部分が顔の骨にフィットして、いい感じにチークやシェーディングを入れることができます。

元々は「トランスルーセント ルースセッティングパウダー グロウ」というフェイスパウダー用に作られたブラシのようですが、顔周りにシェーディングを入れるのにぴったりなんです。

程よいコシがあってしなりがよく、テクニック不要。
このブラシのくぼみの部分をフェイスラインにフィットさせてささっと撫でるだけなのでとても簡単です。
顔の面積を小さく見せたい同士に、ぜひ試してみてほしい一品です。

ちなみに5000円くらいなのでちょっと高いって思うかもしれません。
けれど、根本からのびた毛はコシがありしっかりとしていながらも、毛先は肌あたりがよくふわふわ。
まるで動物のようです。(人工の毛です)
私もこの記事を書きながら何度も撫でまわしています。
動物の手触りに飢えている方にもおすすめです。


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