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プリちゃんの人生・考え

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アーティストとして生きていく成長日記。これまでの人生や考えを残しています。
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#人生観

暗闇を照らしゆく、灯台のような人になりたい

「どんな日々が続いていたとしても、これから幾らでも輝いていける」 *Episode 0* はじめまして。noteをご覧いただいてありがとうございます。 私は東京を拠点に活動するアーティスト、Priscilla Lei。トランスジェンダー女性として生きることにも奮闘中。みんなからは「プリちゃん」という愛称で呼ばれている。2016年から5年間、『心に灯す光と色彩のパレット』という創作テーマのもと、"絵画のような写真・フォトアート"の創作活動を行う。 具体的に説明すると、日

古に想いを馳せて、未来へ。福井滞在のこと。

8/28~8/30の日記。岐阜駅から電車に乗って滋賀県を経由して、福井県・敦賀市へやってきた。ここから北陸へ徐々に進んでいく。この県には遠い昔に足を運んだのか・運んでないのか、それくらい記憶がぼんやりとしていた。大人になってから訪れるのは初めて。ちょうど敦賀駅周辺にスタバができたのもあって、好きなドリップコーヒーを頂きながら福井県の情報収集。新作アートに向けたインスピレーションを得る訪問先は、日本三大松原の一つである「気比の松原(けひのまつばら)」に決定。本当は「水島」に興味

闇夜に揺れる、篝火。岐阜滞在のこと。

8/26~8/28の日記。名古屋から電車に乗って向かった先は、次なる目的地である岐阜県・岐阜市。はじめての岐阜。大学時代の友人と再会する予定もあったので、楽しみで仕方がなかった。岐阜駅周辺は都会で、駅前の「信長ゆめ広場」で待ち合わせ。岐阜県は織田信長が拠点にして、天下統一を目指した場所。広場にはゴールドの銅像がお待ちかね。ちなみに、この近くにある「岐阜シティ・タワー 43 」は無料で岐阜駅周辺を見渡せる展望台となっているので、訪れた方は是非寄ってみて欲しい。 本当は下呂温泉

「美しい光景」というゴールに向かって。三重滞在のこと

8/18~8/20の日記。この日本一周の旅において、「交通費」の問題はかなり大きい。私はいつもGoogle mapで鈍行列車の一番安いルートをチェック、そこで見つけた路線が例え3時間ぐらいかかろうが、数時間に一本しか来ないだろうが、安さ優先で選ぶ。なぜなら、"塵も積もれば山となる"とあるように、県移動が続けば続くほど、交通費は積み重なっていくからだ。この時にいた滋賀県から、次の滞在先である三重県に向かう当日。ちょっとしたハプニングが起こる。それは、前日に降り注いだ大雨のために

柔らかい波のように、優しく勇気づけていけばいい。和歌山滞在のこと。

7/22 - 8/5 までの日記。大阪を離れて、次の目的地である和歌山県へ。滞在期間は約2週間と長め。お盆の時期に、大阪へ再び戻る予定があったから。和歌山にはよく、おばあちゃんと親戚家族と一緒に旅行へ行っていた。コロナ前の話なんだけどね。和歌山は自然が豊かで、心落ち着く場所。2015年に一眼レフを手に入れた時は、メンタルがボロボロ状態でもあって。だから、気分転換に日帰りで白良浜(しららはま)や千畳敷に訪れては、自然の風景を眺めて傷を癒していたりもした思い出のあるスポットなのだ

いのちの儚さ、尊さ。奈良滞在のこと。

7/9~7/11の日記。京都を離れる前日、とっても悲しい出来事が次の滞在先である奈良で起きた。安倍元首相が銃撃されて逝去というニュース。それをTwitterで知った私は、只々驚きを隠せなかった。タイムラインには続々と悲しみや憤りの声が、不穏な空気となって流れてくる。こういった時に思うのは、「私には何ができるのだろう?」ということ。前回の日記にも綴ったように、外側で起こる出来事はコントロールできないこと。。お亡くなりになった首相の不平・不満をぶつけたり、加害者を責めるところで何

竹のような、"しなやかな心"でありたいな。京都滞在のこと。

7/6~7/9までの日記。兵庫を離れて、次の滞在先である京都へ。向かう途中の電車の中でも、アイスクリームのように溶けそうな猛暑。。!今すぐにでも倒れてしまいそう。。。!!夏が本格的になるにつれて、作品創作に向けた撮影は正午ではなく夕方16時以降からすることに決定。日が暮れるのが遅い夏は、その時間帯から始めても十分なくらい。京都にはよく、秋の紅葉を鑑賞しに行ったり、2019年には個展を四条で開催というように足を運んでいたけれど、真夏に訪れたのは約8~10年ぶり。どの季節において

自分自身をそのまま受け入れてあげていいからね。兵庫滞在のこと。

7/4~7/6の日記。中国・四国地方を無事に一周できた私は、淡路島を経由して、兵庫県・三宮(神戸)に辿り着いた。この7/4からしばらく「関西地方」を巡る新しいスタート。でも、関西・大阪が出身であるため、新鮮さというよりは"安心感"の方が大きかった。それもそのはず。18歳の頃まではずっと関西圏で過ごしていたし、その後に東京生活が長く続いても。お盆と年末年始は毎年のように帰省していたから。駅のホームに降り立って、周囲から関西弁が聞こえてくると「帰ってきたな〜」とホッとする私がいた

頑張ることよりも、楽しむことにシフトしていいよね。徳島滞在のこと。

7/2~7/4までの日記。高知県から離れた私は、中国・四国地方のラストである徳島県へ。阿波踊りと鳴門の渦潮が有名なところ。5月に九州を巡り終えた時に、メタバース個展を開催。その時から繋がった さなさんが初日に徳島駅で初対面することができ、オススメのカフェと、街のシンボルである眉山(びざん)へ車でアテンドしてくださることになった。。!「プリちゃんは、自分のことを責めずに、もっと自分のことを褒めてあげていいよ」と有難い励ましも頂いて、嬉しかったなぁ。さなさんもそうなのだけど、#虹

満ちては欠け、欠けては満ちていく月のような心。高知滞在のこと。

6/30~7/2までの日記。愛媛を離れて次に向かった先は、高知県の県庁所在地である高知市。坂本龍馬が生まれ育った県でもある。高知県は初めて行く場所だけれども、前からお会いする方が2人は決まっていたので、とっても楽しみな気持ちでバスに乗っていた。のどかな印象がある高知駅のバスターミナルに降り立った初日。この中国・四国地方を巡っていた頃から、高知のオススメスポットなどシェアしてくださっていた、あきなさんと初対面。すでにバス停で待ってくださっていて、そのまま高知の観光名所の一つであ

目の前で起きる全ての出来事は、近い未来で活かしていけるエッセンス。山口滞在の話。

6/14〜6/16の日記。天気は大荒れ、雨と風が激しすぎて髪の毛がボッサになってしまうほど。髪が乱れてしまうのは好きじゃない。福岡の門司港(もじこう)からフェリーに乗って5分後に着いた先は、本州最西端の山口県・下関。大好きになった九州を離れて、また再び本州にやってきた。"戻ってきた"が正しいのかもしれないね。なんだかそれだけで、テンションが少しアップした。只、「いよいよこれから中国・四国地方を巡っていこう〜!」というのに、空を見上げてみれば、あたり一面鈍色世界。。散策するのに

活火山のエネルギーに満ち溢れた、鹿児島滞在の話

5/21~23までの日記。私は鈍行列車に乗って、宮崎県の青島から都城市に向かっていた。本当はホテルの滞在先の予約関係もあって、22日のお昼に過ぎに宮崎から鹿児島に到着する予定だった。でも、めっちゃ嬉しいことに以前からSNSでずっと繋がって陰ながら応援してくれていた、ゆいさんが「特別、土曜日に宮崎市内に戻る必要がなければ、そのまま鹿児島市内までお連れしましょうか?」と車でアテンドしてくださることに。。!それもあってスケジュール前倒しで、鹿児島へ向かう形になったのだ。都城駅付近で

平和都市・長崎を初めて訪れて、見えてきたこと。

5/6~5/9の日記。佐賀県・唐津市を離れて、長崎へ向かった。2両しかない車両にガタゴト揺れて、乗り換え2回の3時間コース。向かう途中の天気は、霧のようなグレーで、ほんの少し小雨もポツポツと降っていた。まるで、創作においてモヤモヤを抱えている私の心境のような空模様。でも、長崎・東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)と呼ばれるところにある、千綿(ちわた)駅へ近づくにつれて大村湾が見え、あれほど鈍色だった空模様も、嘘みたいに少しずつ晴れてきたのだった。目的地の駅に到着してホームに降り立つと

歴史と文化の佐賀・唐津で過ごす中、創作のスランプにぶつかる。

5/4〜5/6までの日記。人生初の九州・福岡を離れ、舞台は佐賀県・唐津市へ。駅から降り立つと、チェーン店がほぼ見当たらない。近くを歩いてみると、小さな個人経営のお店や、商店街を発見。一番最初に目に入ってきたのは、「唐津やきもん祭り」という文字が書かれた黄緑色の旗。どうりで至るところで、陶器や茶器といった焼き物を目にするわけだ。滞在先のホテルは歩いて5分も経たない箇所にあったので、チェックインをした後にラウンジで観光パンフに目を通す。どこに何があるのかわからないので、県を移動す