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果てなき旅路を征く人よ 後半(大絶響祭2022Winter - Beat of Stellar - ライブレポート)

2022年12月28日、VRアイドル「えのぐ」のメンバーである、夏目ハルが最後に出演するライブとなる「大絶響祭2022Winter - Beat of Stellar -」が豊洲PITにて行われました。
年越しカウントダウンまで見て、感情が収まらなくなったハル姉大好きなオタクが、セトリを振り返りながら、クソデカ感情を述べていこうと思います。
なお、長くなりすぎたので前後半分割しました。本記事では、第二陣の内容となっています。前半に比べて、写真が多くなってしまったのはユルシテ…ユルシテ…

セットリスト

あんず先生、いつもお世話になっております。

第二陣前

下の写真を見てもらえればわかりますが、17:30開場、18:30開演だったので、夏のときと比べて日が落ちています。夜の豊洲PITも雰囲気があっていいですね。
と、あとからは振り返れますが、実際には、この次の公演がハル姉のアイドルとしての最後の舞台になることから、不安と寂しさで手が震えていました。

夜の豊洲PIT

第二陣

Brand new stage (2)

第一陣は「Present for you」でしたが、第二陣は「Brand new stage」から始まります。
先ほど書いたように、このときは全然ライブどころではないぐらいの精神状態でした。ただその感情は、落ちサビでのハル姉の
今年で一番楽しい!ライブに!しようね!!
という宣言で、一気に不安が消し飛びました。ほんとこういうことをするのよハル姉は…気持ち切り替えていくぞ!

ショートカットでよろしく!

「へい!へい!へい!ふっふー!」で楽しいこの曲、ブラバンと組んで最強に仕上がっています。とにかくブラバンのジャズ感と、合いの手の組み合わせが良すぎる…!

ニコニコお兄さん好きすぎる

Armor Break

いつもと違ってジャズ調になったことで、スローでおしゃれな「Armor Break」です。メンバーの全員の踊り、歌い方にとても色気があります。もはや全然別の曲レベル。間奏の史上最高にセクシーなひなおダンスは必見です!

Welcome to Live

ここであんず先生のMC。この公演でついに年間50公演達成!何度聞いても訳が分からない領域に突入しています。

からの「Welcome to Live」。もう既に会場のボルテージはMAXですが、最高のステージはここからが本番です。

いやこの4色の光がいい…

Possible

「Welcome to Live」のかわいい雰囲気から一転、2022年の4周年記念ライブでえのぐ5年目の始まりを告げた「Possible」でいきなり治安をキメてきます。

個人的に「Possible」はここ好きポイントが尽きないのですが、今回の「Possible」はとにかく踊りの揃い方が過去最高で、カッコよさに拍車がかかっています。加えて、あんず先生の声の伸び、たまラップのキレの良さで最高の仕上がりです。ハル姉の「Are you ready!」は何度聞いても良すぎる。いつかガンにも効くようになる。

too good

「Possible」ですでに治安はやばめですが、ハルなおの2人が「too good」でさらに治安をキメてきます。曲名から良すぎる。

ストップモーションの多く、キレのある動きが求められるこの曲ですが、さすがハルなおですね。2人でのすれ違いやターンのタイミング、カクカクとした動きが正確無比です。

ハルなおは背中で語る

one and only

ピアノのイントロ、青のステージライトの中、シャボン玉が飛び交い、「one and only」が始まります。先ほどとは打って変わって、会場は落ち着いた透明感に包まれています。

あんたまで歌うときはいつもそうな気がしますが、安直に顔を合わせるのではなく、タイミング綺麗に一瞬だけ顔を合わせるのが、互いに正妻の余裕が感じられて好きすぎます。あんず先生の感情のこめられ具合もとてもいいです。愛、ここにあったわ

あんたまは向き合って語る

Dreamin' World

開幕、会場が暗転して4人がそろってから徐々に会場が白く照らされていく演出が良さ過ぎます。フルートとギターで、アコースティック寄りのアレンジがされ、いつもよりおとなしめ・おしゃれな「Dreamin' World」です。この曲は結構アイドル寄りの曲だと思うのですが、サビのフルートがとても良い仕事をしています。なんでこんなに相性いいんだ?

Defiant Deadman Dance

ここでシアターダンサーの皆様が登場し、ジャズ風のアレンジで、テンポ感の増したおしゃれ「Defiant Deadman Dance」です!ここがダンスフロアかと錯覚しそうなぐらい治安がやばいです!シアターダンサーの皆様、手足の動き1つ1つが丁寧でキレイすぎる…

シアターダンサー×VRアイドル良すぎない???

「DDD」での環ちゃんですが、1番2番は優雅に歌いつつ、落ちサビで感情をガンガンにこめてくるのが好きすぎます。からのハル姉の「すすめー!!!」の圧倒的インパクトと声の伸び。最高です。

ギザギザコミュニケーション

「1!2!3!4!5G!」ブラバンを前面に押し出してきて、史上最高に治安がやばい「ギザギザコミュニケーション」がスタートです。

あんずお姉さまの「なんかギザギザな気がするんだけど?」での、色気の表現力すごすぎます。
落ちサビ前では、ハル姉ソロでのボイスパーカッションが入ります。バンドとボイパのセッションがカッコよすぎて、他のえのぐメンバーと一緒に応援していました。

ボイパカッコ良すぎる….

BRAVER

ブラバンというとジャズのイメージが強いですが、突き抜ける金管楽器から連想されるものは他にもあります。そうです、高校野球です。「BRAVER」です。金管が入ることで、より応援歌としての雰囲気が増しています。

今回の落ちサビでのたまきちゃんの「天より高く」の部分ですが、叫ぶのではなく、声がかすれるギリギリの死に物狂いな歌い方から、最後の最後まであきらめない意思を感じました。

そして、曲のラストでは、ほとんど静かな中、全員で拳を上げていて一体感が最高でした。シアターダンサーの皆様の姿勢がキレイすぎる…

会場の一体感がすごすぎた

スタートライン 2022 ver.

確定即死コンボ、「スタートライン」です。泣くぞ。

この曲は、終わりをただ悲しむのではなく、その先にある希望を信じようという、すごくえのぐらしい曲だと思っています。えのぐが再び歩くことになったスタートラインは、落ちサビの「その結末を見届けて、また新しい旅に出る」の部分に表れていると思います。

一方、当然ですが大号泣してます。ただ、この曲や今回のライブのテーマ「航海」のように、新しい旅に希望があると信じ、なんとか笑顔でペンラを振っていました。

絵空事

感情がやられたところに、曲を通じて合いの手が入り、最高に盛り上がる「絵空事」です。実家のような安心感。

落ちサビ前半のあんたまパートから一瞬間が入り、ハルなおのハモリで落ちサビ後半を走り抜けるのが良さ過ぎます。

燈し火

あんず先生の「ハルちゃんはずっと私たちや皆さんの人生のなかでアイドルです!」という激泣きMCから流れる「燈し火」のイントロ。ずる過ぎて条約違反です。

下の写真がすべてです。全員そろっての大団円のこの「景色」を忘れられません

全員そろっての大団円良すぎる…
この景色忘れずに

僕らへの詩 (2)

アンコール前の締めくくりは、えのぐ2ndアルバム「なら、真っ白から始めよう」の最後の曲「僕らへの詩」です。この曲では、第一陣のほうでも書きましたが、メンバー全員からメンバーを含んだ全員に対する感謝が伝わってきます。

1番のサビではひなおと、2番のサビはあんず先生と、そして落ちサビ前は環ちゃんとそれぞれデュエットで渡り歩いていくパート分けは、良すぎるの一言です。そしてハル姉の落ちサビに全てが詰まっています。

君がいたから此処にいるんだ。誇らしく靴音響かせて、一人では歩けなかった道の上、どこまでも旅は続いていく

曲を通じて、ハル姉がソロでアップになるとき、全部笑顔でいてくれています。アイドル夏目ハルとしての境地を見せつけられました

MC

えのぐを作る全員に感謝を述べるハル姉

ハル姉からのお手紙です。応援してくれるファン、えのぐを支えるスタッフへの感謝、歌やダンスの先生方への感謝、両親への感謝、あんず先生・環ちゃん・ひなおへの1人1人への感謝、そして「みんなとえのぐになれて良かった」。いやほんとにそう…こちらこそ感謝し足りない…

午前0時のプリンセス

ハル姉の「しんみりするのはここまで!出でよ!あんず~~~!!」のかけ声から戸惑い気味に出てくるあんず先生が可愛すぎます。そして、ピンクと青のライティングとシャボン玉に彩られた可愛い空間から「午前0時プリンセス」でアンコールスタートです。

「午前0時のプリンセス」では、サビの手を振るところや間奏の「右!左!」など、観客を巻き込んで盛り上がりました。

ハートの形がすごいキレイ!

僕たちの青春ロード

続いては、互いにライバル関係だと思って高め合うハルなおにぴったりな曲「僕たちの青春ロード」です。

「too good」では技巧の求められるダンスでシンクロした動きを見せ、心からの信頼が垣間見えましたが、「僕たちの青春ロード」では、それぞれが盛り上げたり、顔を見合わせたりなど、共に競い合ってきたライバル同士の深い友情を見ることができました。

遠い夢に続く僕たちの青春ロード

LIVE Ⅳ LIFE (2)

曲の前に、ハル姉からハモパートを環ちゃんに引継ぎ、2代目ハモ担当白藤環でやっていくことが発表されました。環ちゃんがんばってー!!
アンコール前半のラストは、第一陣で発表した新曲「LIVE Ⅳ LIFE」です。曲全体の印象については第一陣のほうのレポートで書いたので、ここでは激エモ部分、特に落ちサビの部分について語っていきます。

落ちサビのスタートは、ハルなおのデュエットで始まるのですが、そのあとに下の写真のように、ハル姉から環ちゃんに贈り物をしています。第一陣では分からなかったのですが、これがハモ担当を渡すことだったんですね。実際に、この後は環ちゃんがハモに参加していきます。エモすぎん???

ハモ姉から環ちゃんへの贈り物

えのぐ

アンコール後半の最後、そして本公演ではソロ曲を除いた全曲が演目として行われましたが、その最後の曲が、えのぐの始まりの曲「えのぐ」です。もうここだけでもエモすぎる。

2番の始めのソロパートで、今にも泣きだしてしまいそうな環ちゃん。頑張れー!と応援したい気持ちの傍らで内心おんなじ気持ちでした。このアンコール後半が最後のステージですからね…。

e☆Jump→Dream! (2)

「えのぐ」が終わったあとの静けさの中、4人で互いに見合うフォーメーションから「いくぞ!えのぐ!1234いえーい!」「e☆Jump→Dream!」のスタートです。

ハル姉の「やなことや不安なこと塗りつぶしちゃえー!」がまさにこのセトリの神がかっているポイントだと思います。涙なんて忘れてはっちゃけるしかない。元気いっぱい環ちゃんも完全復活です。「たまきだよー!!」もジャンプも腕のグルグルも、最高に気合が入っています。

決まったー!!!!

僕らへの詩 (3)

そして「僕らへの詩」です。感情がぐちゃぐちゃですが、既に2回聞いているのと、いーじゃんの後に聞いていると、別れを単に悲しんで拒否するのではなく、振り返って感謝することでむしろ受容する、といった曲に聞こえてきました。

そして、落ちサビでは先ほどとは変わって、ハル姉とそメンバーとのデュエットになっています。そして、「どこまでも旅は続いていく」のハル姉ソロでの宣言です。今回のテーマである「航海」というのは、まさにここからきているように感じられました。

実を言えば、始め、このライブレポのタイトルを「夢の終わりに」にするつもりでした。けど、これを聞いて考え直しました。これは決して終わりなんかじゃない。アイドル夏目ハル、4人のえのぐを見ることができるステージはこれが最後だけれども、これからの旅は、ハル姉、えのぐメンバー、そしてえのぐみのそれぞれで続いていきます。感情を整理して、感謝を伝え、新しい旅に漕ぎ出す人への文章、これこそが「果てなき旅路を征く人よ」に決めた理由です。

心から伝えたい「ありがとう」

LIVE Ⅳ LIFE (3)

さて、長々と書いてしまいましたが、ついに最後の曲「LIVE Ⅳ LIFE」です。第一陣のレポートでは、まさにえのぐらしい曲と語りましたが、歌詞の全てが良さ過ぎます。ライブ後、くどすきさん(いつもお世話になっております)が歌詞起こしをされていたので、引用させていただこうと思います。

ファンを含めて会場が笑顔で走り切った「LIVE Ⅳ LIFE」でした。「それこそアイドル!誇れLIVE Ⅳ LIFE!」の宣言のあと、「せーの!」でバンドの皆さんの音とともに、輝かしいステージに幕がおろされました。

と思ったら、本当に幕が下りてきました。ハル姉の似顔絵とえのぐメンバーの寄せ書きです。さらに、ラスサビのときに放たれていた銀テープも見てみるとメッセージが書いてあります。

メッセージの書かれた銀テープ

あとがき

アイドル夏目ハル、そして、4人のえのぐのステージはこれでいったんピリオドとなります。年末のカウントダウン放送でも言っていましたが、最後のライブであろうとも、泣かず、笑顔で、アイドル「夏目ハル」としての姿を、最後までファンとして見届けることができて幸せに思っています

最後になりますが、楽しいライブを提供してくれた演者・バンド、その会場をセットしてくれたスタッフ、一緒にライブを盛り上げたすべてのえのぐみに感謝しています!
また、ハードなスケジュールにも関わらず、突然誘ったわりに、気前よくライブに来て、「これは推せる!と思った瞬間に引退してしまった…」と苦しみを分かち合ってくれた、後輩のWくん。ほんとにありがとうございました!またライブ行こうな

眼鏡反射しすぎ(笑)



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