三麻王座10連勝note

この間、なんと三麻王座で10連トップを出すことに成功した

名前がアレなのは@pokochanuwuとの改名バトルに負けたから

麻雀は短期の偏りの戦績を持ち出してあれこれ言うようなゲームではないことはもちろん十分承知の上だが、それでも10連トップというのは滅多に起こるものでもなく、視覚的にも気持ちいいため非常に嬉しい。

トップ率が仮に40%あったとしても、10連勝する確率は(0.4)^10で0.01%にしかならない。そもそも40%というのがだいぶ無理のある数字なので実際にはこれを大きく下回る。20000~30000半荘打って1回起こるかどうかという現象ということで、かなりの運量を引き当てたと言ってもいい。天和地和よりはまだ起こるのかなといったところ。

10連勝があり得るということは裏を返せば10連ラスもあり得るということで、改めてこのゲームの恐ろしさが垣間見えるところだが、それはそれとしてせっかく10連勝したのでどういう運量があれば10連勝が為せるのかをまとめてみようと思った。麻雀は運。

1半荘目

東3局。予想外の5s重なりによって、タンヤオチートイドラ3のテンパイが入る。
対面が18000を打つと飛んでトップ終了のこの局面でどうするか。一択すぎて何切るになってない? そうですね。

【悲報】魂天、タンヤオを知らない
真面目にタンヤオを見逃していてダマ5翻だと思っていた。二盃口変化には気付いていたが、瞬間で対面から倒せない (と思っていた) のを重く見て9p単騎リーチを選択するという、見る者すべてを憤死させる衝撃の選択。
あなたはこれを見てまだ「魂天は麻雀が強い!」と言えるだろうか?

このゲームは完全実力ゲームなので当然このあと8pを引きアガリ逃し、9pは現れず流局になってしまった。

次局、2巡で先制リーチを受けるも満貫で飛ばせるのでゼンツしてたら目論見通り満貫テンパイが入る。あがれない1sは4枚切れなので当然のダマ。
すると良形変化牌の4pを持ってきてどうするか。

スジは危ないですよ

極端に狭くはなるが中スジを切ってテンパイを維持できるならそうしたほうがいいかなと思ってたらこれが当たり。-5400。
冷静に2pが当たりなら相手から2pは出てこず、直撃チャンスが極端に少ないのでそのパターンは切ってここは2pを押すべきだったように思う。

で、オーラス。条件は満貫直撃or倍満ツモ。北を1個抜いてのピンフドラ3ダマを直撃することを本筋にしていたら、一応ドラということで残していた白が重なり役無しドラ4テンパイ。
あがれないのでさすがに曲げる。当然対面から一発で出ても倒さない。
非一発は… 流局で3000点縮めてもまだハネツモ足りないというのなら倒したほうがいいのかなあ。

結果的には北1を追加で抜いて、ツモ裏1で倍満になって一撃トップ捲りに成功。
東3局で痛恨のミスをやらかしたにもかかわらず勝ててしまった。麻雀は運。

2半荘目

オーラス。実質アガリトップだと思ったらまさかの打点要素ゼロで足りない可能性が出てきた手牌。ここから何を切るか?

役牌を大事にして9pを切ったがこれは明確に間違っていて、これはリーチ手順を踏むべきなので普通に發を切るべき。
さすがに役牌アンコになるよりは、リーチ裏1や北1のほうが頻度が高いし、ヘッドレスなので8p9pが入ってアタマができるパターンを逃してしまっている。 (ノベタン要素の9sは残してるのにな)

三人麻雀は完全実力ゲーム。当然の結果であり、これを運ゲーと言っている奴はセンスがない。

ほらみろ。リーチ一発2600のトップを逃した。
次巡1pを重ねて慌てて追っかけたがもう遅い。

麻雀は運。

3半荘目

まさかの頂上対決。

ホンイツに向かって手を進めていたところ、先制リーチが入りさらに無筋の3sを掴まされる。
安牌は9p、スジとして2pがありこれらを切ってもテンパイチャンスは残されるがここから何を切るか。

いらないんだから切ればいいじゃない。まさか3s切らんやつおるか???

真面目な話、オリ切れる気がしなかったのと、1p宣言ゆえ2pが普通に愚形に当たり得ること、9pを切ってしまうと受け入れが極端に狭まることを考え、開き直って全力であがりに向かう方針にした。
3s周りがフリテンじゃなければ3sくっつきに賭けて9p2pを切る方針でもいいかもしれない。

その選択が功を奏して満貫のツモアガリ。
下家はリャンカン埋まりで1pが出ていってのドラ単騎リーチだった。
さすがにドラが来たら止めたと思う。
相手が愚形で滅多に当たらないということもあるので、僕は勝負手 (満貫シャンテンが勝負手かはともかく) ならしっかり押すようにしたいと考えている。

この半荘はこのあと先制でアガリを繰り返し、オーラス時点で63800点持ち。余裕でトップ終了することができた。

4半荘目

初心者向け3分何切る

東1局、連荘を重ねてほぼ60000点持ち。この局も先手がとれそうで、このまま東1局で終局まで見える展開。
ここから何を切るか。何切るになってない? そうですね。

雀傑

【悲報】魂天、形に弱すぎる

言うまでもなく正解は9pで、4sを切ると受け入れが20枚以上消滅するし3メンチャン固定してるつもりが3メンチャンで張る確率を下げてしまう。切った瞬間気付いた。

完全実力ゲーム

本来なら7sをツモって悠々連荘してるつもりが、対面に16000を打ち上げて勝負がわからなくなってしまった。あなたはこれを見てもまだ魂天は麻雀が強いと信じることができるだろうか?

そして場面は進み東3局……

魂天の押しが強すぎる。

アホしかいない。

互いのミスがしっかり点数に現れ、何故か余裕で勝てたはずの勝負を接戦にする魂天2人。
アガリ勝負を制したのは僕。最高レベルの卓、王座の間ではこんな試合が日常的に繰り広げられています。

5半荘目

東1局。さっそく1p6pのシャボテンパイが入る。どうするか?

まあこれは外すわな。最序盤で4連形×2なので即リーするよりも良形ピンフ変化を見たほうが圧倒的にお得。

次巡、極上のツモでピンフドラ2の3メンチャンへと変化した。
これが10連勝する男の運量ですよ! わかったかお前ら!

場面は進んで東3局

手拍子でいらない西を切ってしまったが、ここは絶対に9sを切らなければならないと切った瞬間気付いた。なぜならば…

ソーズホンイツっぽい上家の手が進んだ時に、9sで不要な放銃抽選を受けてしまうから。
一通を残した格好になるが、既にドラ2あり、ドラ受けもあるゆえ一通よりもスピードを見るべきでどうせ9sは出ていく。僕はこういう不要な数牌の先切りミスが物凄く多いことは自覚している。

たまたま9sは上家に当たらず、親リーの追っかけを受けるもめくり合いに勝利。10連勝する運量というのはミスが咎められない状態ということでもあるので、見返してみるとよくわからないミスが普段以上に多かったり。

この半荘は南2局で無限連荘して67300点持ちになり、そのまま逃げ切りトップ。

ちゃんとオーラスで上家のリーチには差し込みに行く。
3倍満をケアしてドラは一発では出さないほうがよかったかも。6sが先か。

6半荘目

ここまで見返してみるとミスが多い。それも微妙な差の話ではなく、え? 誰が見てもおかしくない? みたいなミスばっかりなのでそろそろこの記事は実は魂天の評判を下げるためのアンチ記事なんじゃないかと皆様は疑い始めてる頃かと思う。

というわけでそろそろうまく打てた (と思っている) 場面を紹介しようと思う。

何切る

東3局。対面からの先制リーチが入る。
北0のドラ切りリーチでかなり安そう、こちらは親番で一応テンパイということで3pは当たり前のように押す人が多いと思うが、問題はリーチをするかどうか。

一手替わりで二盃口変化もあり、そうなると最大5翻上がるのでさすがにここはダマとした。

どうしようか?

8s切ってリーチとした。

一見現物切り最終形と無筋 (ワンチャンスだけど) 切りして変化待ちとの比較になるのだが、二盃口変化を見るなら冷静に考えて1s (無筋) も押さないといけない。変化牌は少ないうえに、2枚押しが必須となると現物切ってこのペン7sで固定するほうが優ると考えた。
そしてペン7sに取ると変化がなくなるので、リーチすることになる。

対面が一発で掴んで12000。さらに1sはまんまと当たりだった。
この結果は出来すぎのたまたまだけど、たぶんこのほうがお得だと思ったからそうしたわけで、それが上手くハマったのは単純に嬉しい。

南2局。役がつくほうのリャンカンが埋まってピンフドラ2のテンパイ。
一般にピンフドラ2はリーチとされるがここはどうしようか。

ダマにした
ここで3900の和了をすると2着目と15000点以上離れるのでオーラスでハネツモされてもトップになる。
もちろん倍満ツモ圏外に逃げることも重要だが、下が競ってるためのんびり倍満を狙う手組をしてくる可能性も低いと考えた。

7sが親現物なこともあり、ここは局流しを優先した。

親リーが来て、さあ7sを切りなさいと思っていたら対面に9pを押される
近く2軒リーチになる未来が見えるがこちらは実質アガリトップみたいなもんなのでこんなもんは当然押す。

押してるせいで現張りの効果が薄れていると感じながらも、1sもぶった切るとこれが刺さって11600。トップ目からラス目に打つという最悪の事態に見えるが、まだスジもいっぱい残っているし、和了の価値が大きすぎるので押し過ぎとは全く思ってない。

対面は7sを持っていたが、これを切ると完全に手牌が破壊されてしまうし安牌が続かないので、とりあえず9pトイツ落としで回しているということだった。

親にもうひとアガリされて2本場。
タンヤオ七対子ドラ1のテンパイが入る。今回はタンヤオを見逃していないので6400は6800だと認識しているが、どうしようか。

なお親が2枚抜きで捨て牌も濃く、結構な確率でダマテンが入っていると思っている。

大長考の末、4sを押した。
というのも4sと8pとでは和了率にかなりの差があるように見えたので。
こいつら8pは使わんでしょ?

そうは言ってもここでダマ親満に刺さるとかなりラスるためこの4s切りは非常に勇気のいる押しだった。

スジ待ちのためリーチも考えたが、対面からの出アガリ以外はすべてオーラス満貫条件となり、曲げても対面からだと裏が乗らなければ条件は変わらないため、打点上昇よりも和了率を上げることを優先した。

最終盤にテンパイ連荘の可能性を見て8pのトイツ落としをした親から直撃。
リーチしているとおそらく4sと9sで完オリされている。

見なさい、この配牌を。
運があるというのはこういうことなんです! 細かな技術など関係ありません。運は全てを解決する! 麻雀は運!

何故か上家に先にテンパイされたが、無事にアガってトップ。

7半荘目

東3局。上家の点数に注目したい。
上家から満貫を直撃するとトップなのでここは満貫にしたいところ。
ここから満貫にするためには白、ホンイツ、ドラ1が現実的。というわけで南なんて切っている場合ではなく、ここは9p→24pと落としていく。

上家にあがられてしまったが、7sを掴んでいるとダブロンで対面をわずかに捲れず終了だったため、むしろ助かった形だった

南2局、ピンフドラ2のテンパイが入る。
リーチしてもダマでもどうせオーラスは対面とのアガリ勝負になるような点差で、6sは親現物だがどうするか?

さすがにリーチ。

対面からの直撃は満ツモ圏外になるのはもちろん、他のあがり方でも40000点ギリギリなのと満貫になって44100点になるのとでは西入条件が変わってくるので上家の条件が違う

親がラス目で現張りがどうとかそんなものは関係ないくらい打点上昇に価値があると考えた。

追加で北を抜いて裏1の4000-8000。

オーラス。
南家にハネツモ条件がある。

張る。
が、待ちがあまりにも悪すぎる。
リー棒を出すと満貫直撃で西入条件ができるのもあり、トップ率がむしろ下がってしまうまである。

役無しだがダマにしてせめて良形変化をみたい。

まあこれならいいでしょう。

無事にツモってトップ終了。

西家の手牌に注目したい。
フリテンだがメンホンチートイドラ2の倍満ツモ条件を満たす手で、西入や一手替わりからの跳満放銃でそこからの敗北の未来もあった。

これを考えると3メンチャンとはいえ曲げたのは迂闊だったのか? とも思わされるが、南家のハネツモを止めたい意味合いもあったのでどうするべきかはよくわからない。

とはいえ、南家は西家に満貫を打てないという縛りがあるため、手が進まないのなら中盤以降あっさりベタオリすることも考えられて、北が1枚しか抜かれていない以上すばやく跳満手が入る確率はちょっと低めになっていることもあり、3メンチャンといってもリーチはトップ率を下げる選択だったかな、と思っている。
なのでダマのほうがいいかなと自分の中では結論付けてます。

8半荘目

1巡目に急所が入る。さすがにここから字牌切るやつおらんでしょ。染めます。

なんかすごいことになってきた。
亜両面に受けても7翻あるため、7sを切ることも考えたが、2枚差なら役満Vtuberしてもよくない? ってことで6s切り。

親リーが入り、スジ待ちではあるのでダマ継続 (そもそもダマ倍あるし) 。
しっかりスジを切ってきた対面から16000。
これが運量である。

南2局。対面がドラ4確定の迫力のある仕掛けをしている。
3pは不要牌だが対面の現物であり、5sはかなり危険になるところなのでここは2枚の受け入れは見切って5sを先切りした。
2pや4pを入れて9mを落とすルートもある。

最強シャンポンなのでそりゃあ山に残ってる。当然リーチ。対面が怖い? お前これオリるんか? 知らん知らん。

これが10連勝に必要な運量だ!!!

オーラス。西家はハネツモ条件。
南家はツモでの捲りは非現実的で、跳満直撃での捲りor西入を目指すところ。

まあ、西家は悠々手組ができるのでこちらとしても積極的にアガリに向かいたいところではある。

アガれる気がしなくなってきた。
両者河が鬼強く、ここでリーチとされると手詰まりを起こすわりに自分が和了率10%みたいな手なのでもうここで自分の和了は諦めて、字牌を貯めることを考える。ハネツモは諦める。北0だから裏条件とかになるでしょー。裏が乗らなかったら俺の勝ち、みたいな。

何ならこれでも手牌の見切りが遅いのかもしれない。

というわけで發中を手元に残していたら西家の7pにロンの声。
もうダマ跳テンパイができていたのか!? 危ないところでした。

9半荘目

東3局。3pが入って両面変化したが何を切るか?

まさか見えてない人はいないと思うが2pが存在しないため両面変化に意味はなく、そのまま789p+468pのリャンカン受けを残す。
5pが薄いためここから35sを落として染めに行くのは遅そうだ。

変化の過程で7pが裏目るも、そのままさらに変化。ここから何を切るか?

僕は8pを切った。
2sが2枚枯れなのでここは1sをツモ切ったり、あるいは危険を承知で5sを切ってリャンカンにすることでドラを必ず使う恰好にするのも考えられるが、それを承知の上で8pを切ったのには僕なりの理由がある。というのも…

親の河が異常に濃くて、さすがにリーチが飛んできそうだったから。

親に対し8pはかなり安全であるため、張った際に実質放銃抽選を受けることなくテンパイを取れることが非常に大きいと考えた。
目論見通り同時にこちらもテンパイを果たして悠々と8pを切るも、カン2sが1枚しかなくてアガれる気がしない。

結局流局になってしまったが、もしラストの2sを発掘できていれば値千金の親蹴りができるというわけで、こういう細かいところが重要なんだろうなと考えるなど。

1本場。ここで敢えて3pを切ったがよくわからない。
これだと7pが入った時にダブドラが出て行ってしまうので、白を切ってピンフを目指すか、45sを切ってホンイツを目指すか、いずれにせよテンパイを外すことになる (3-6s先埋まりはまだ最終形じゃないと思ってるので深く考えてない)。
一通に組み替えるルートが残るとはいえ、ダイレクトカン4p受けを消す必要はあったのか? というのが僕の疑問。

まあ白鳴ければどうせ5666p+45sの広いシャンテンにとるから関係ないんですけどね。
よくわからなかった分岐が結果的に関係なくなったというのも運量のおかげ。

南1局。9sと入れ替えでドラの6sを切ったがどうだろうか。
打点は変わらないのだが、この手は将来的にクソみたいな愚形待ちになりそうでその時にダマれることが偉いと考えて6sを切った。

対面の仕掛けに6sは危険だが、ドラで打ってもせいぜい3900くらいじゃないの? と思って。

2副露目による1-4sの極端な劣化に加え、さらに大量のカンと北抜き追加により対面の仕掛けの評価が随分と変わってくる。
6sにラグすらかかってないのでそこのトイツは持っておらず8000止まりかなとも当たりをつけていた。

3pは通ってないものの、さすがにこれは当たらなさそうだったため押した。 (2233なら3切るでしょ)

現物切りでテンパイできる7p縦引きを果たす運量
両面のくせに待ちが残り2枚なのでアガれる気がしないが、ここで北を持ってくる。どうするべきか?

ツモ切った。
というのも待ちが残り2枚で、対面に危険な牌を持ってくる可能性のほうがさすがに高そうだったので。
それに北をツモ切りすることで下家はこちらがノーテンだと思ってくれる可能性が…

あるらしい。11600。

今通ったばかりの8pを差し置いて1sを切っている。勝手読みによる南家 (魂天) のウマぶりを咎めることができた。


非常にぬるい牌を出してきた下家をラスらせたかったが、残念ながらこの半荘はそのまま対面のトビラスで終わった。

10半荘目

さすがに緊張している。

この3pはいらないくせに対面に危ないので速やかに切る必要があるのだが、何故かここで南を切ってしまう。慌てて次巡3pを切るもセーフ。
ゆーて僕の無駄な数牌残し癖はいつもこんなんですけどね。

南1局で染めだと思ってた仕掛けが隠れドラ暗刻12000で、これに刺さり勝負がわからなくなる。
今見たらさすがに2pくらい許してくれよってなるが、当時は正直だいぶやらかしたと思っていた。

南2局。七対子のシャンテンに構えてたら親リーと同時に2pがアンコになり、現物を切って粘っていたらテンパイが入る。
1枯れの發は絶好の待ちで、アガればアガリトップでオーラスを迎えられるがどうするか?

単騎で「待ちが良い」とか言ってる場合じゃないのでオリた。
よく見ると対面が北2親リーに対して当たり前のように9s1pとぶった切っていて押し返しの姿勢を見せている。
安牌が4枚もあって他にアガリに向かう者がいるのならわざわざこちらから放銃リスクを背負うことはない。実質アガリトップならまだしも、これをアガってなおオーラスじゃんけんしなきゃいけないんだから押す価値は低いと判断した。

実際対面の手は2-5-8s待ちの現張りピンフドラ1。
それはリーチではないのか? と思うが、次巡モギリーしていた。

対面がツモアガリ、ついにオーラス。

10連勝がかかった配牌。
幸い役牌アンコがあるので、重なった牌はすべて仕掛けていける。
鳴いて手が進む牌は全部鳴きます。

さっそく1sが重なってこれが鳴ける。

西家の仕掛けに注目。オタ風から仕掛けているが彼の役は?
1s9s→西の切り順から、染め手の可能性がある。5sも3見えで使いづらそうであるためこのペン7sは最重要ターツだ。

ポンテンを取れることを重く見て1pか5pと思うが、たった一種の良形変化程度ならば、カンチャンの質と危険度の観点から5pを切るべきか? ペン7sが良いと感じるのならもうこれはブロック充足と見るべきだった。
実戦はとにかく手広くと1pを切ってしまったが、10秒くらいして5pのほうがよかったと気付く。

5pはヤバそうなので9sと入れ替えて (2枚枯れに気付いてない) 、8sと9sが重なった。
誰がどう見ても9s切りなんだが、2枚枯れを見落としているので8sを切ってしまう。
いつものように切ってから気付く。

当然ポンテンを逃す。あああ、終わったかも…

このゲームは完全実力ゲームなので、不合理な理由で嫌ったカンチャンの受けも当然のように入ってくる。
9s切り。

紆余曲折あったが、ラストの1pを引き戻して当初の計画通りのペン7s待ちテンパイを入れる。これが入れられたらもう結果論的にはオッケーです。はい。

おわりに

いかがでしたか?
10連勝と聞くと「ヤバすぎる! こいつどんだけ上手いんだ!」ってみんな思いがちかもしれませんが、今見た通り実際にはなんだこの下手くそってなる場面が多数ありましたね。

結局麻雀の短期結果なんて「運」なんです。勝てる時は勝てるので何を切っても同じです。マウスに近いほうを切ります。
超短期で結果を残したからって手放しで上手いと思い込むのは間違っている、僕はそれが言いたかった。

以上。

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