三麻魂天note

このたび三麻魂天になったので、界隈の慣習に倣い、雀魂攻略noteを執筆しようと思いました。
「魂天」とは、雀魂における最高段位です。雀魂は累計登録ID数が1000万を超える最高峰のオンライン対戦麻雀アプリなのでまさか知らない人はいないでしょうし、そんな大人気ゲームを極めた者というのですからその雀力は推して知るべしでしょう。かく言う私も魂天の打牌や麻雀戦術の発信を見て驚いたことは一度や二度ではありません。
今回はそんな魂天を目指す人たちに向けて、僕が段位戦を打つ際に意識していたことを書いてみようかと思います。

1.アシスト無しで打てるようになる

最高峰の段位を目指す雀聖たちの中にはまさかこれを意識していない人はいないでしょうから、玉の間や金の間で打っている雀豪/雀傑の方々に向けての話になります。

皆さんは普段アシストありで雀魂を打っていると思います。アシストがあるため、例えばテンパイしたときに待ちが何であるかもすぐ分かるかと思います。
しかし雀聖になって王座の間に足を踏み入れるとこの便利なアシストが没収されます。例えば次の牌姿

ドラ6p。ピンフドラ1はリーチ!

テンパイしました。リーチボタンを押すと23589sが一斉に光り出します。玉の間までなら1個ずつ選択して待ちを確認し、最終的な打牌判断を下すことができますが、王座の間では待ちは自力で分かる必要があります。おそらく玉の間から上がってきたばかりの人は「1-4s待ちになりそう」ということはとりあえず認識できても、「一通がつきそうだから9sを切る」として謎のシャボに受けてしまうということがあるのではないでしょうか。

他にも「河に何が切られているのか確認しきれず、2枚切れの字牌を止めてオリてしまった」とか、「ドラが光らないから初手にドラの9mを切ってしまった」とか、そういうことが多発するかと思います。僕は最初王座に来たときこれらをすべてやらかした結果34戦で玉の間に帰還することになってしまいました。
当然長く王座を打っている雀聖の方々はこれらを間違えませんから、これをたまに間違えてしまうというだけで大きなディスアドバンテージを背負うことになります。

対策として「オンライン対戦麻雀 天鳳(てんほう)」をプレイすることが個人的にオススメです。天鳳は最初からアシストなんて甘えたものは存在しませんから、玉の間よりレベルが低い一般卓や上級者の卓でもアシスト無しの麻雀を練習できます。しかもプレイ料金は基本無料。
僕は2回目の王座の間は、天鳳七段になるまで練習してからチャレンジすることにしていました。魂天になれたのは、きっと天鳳での練習の成果が出たということで間違いはないでしょう。

ピンフドラ2?

これは僕の実戦譜。ピンフドラ2のテンパイに見えますが、2-5pが残り4枚ということを認識できていれば、ここは1m3pのシャボで高めツモ跳満のテンパイを取るべきだということがわかりますね。
言うまでもなく枚数を数えることは麻雀の基本です。実戦でこれを間違えないことが魂天への第一歩です。

??????

2.麻雀が上手くなくても大丈夫!

僕は雀豪だった頃、雀聖はとても麻雀が上手く、魂天は神であると本気で思っていました。そして念願の雀聖になった途端34戦で王座の間の皆様が強すぎて同卓拒否をしたところである事実に気付きました。

僕は麻雀が下手なので上手く打つことはできない(´;ω;`)

というわけで、それ以降平凡に麻雀を打つことにしました。具体的には強い人が後ろで観戦してると想定して、その強い人に怒られないように打つということを心掛けました。どういうことかというと、0点の打牌をしたらさすがに怒られるけど、70~80点くらいの打牌ならまあ「今のレベルならそれでもいいか」で見逃されるでしょということで70点はありそうな打牌ばっかりするようにしました。

例えば

打牌候補:①南 ②4s ③5s

これはTwitterで見かけた何切るを無断転載してるんですが、オーラスアガリトップとして、この手牌から何を切るか?という話になった時、僕は南を切ります。何故なら南を切ったらたぶんそんなに怒られないからです。もしかしたら4s先切りのほうがお得なのかもしれませんが、僕のレベルではそこの優劣はよくわからないし、もしかしたら大損かもしれません。大損ということはものすごく怒られるということです。おそらく「ぼく4s切ったよ!」って言ったら鍵垢やサークルの引用RTで「これ4s切るやつが魂天wwwwww」とか「これ4s切る人と一緒に打たなきゃいけない王座の間って大変そう」とか言われちゃうかもしれません。
それは怖くて泣いちゃうので僕は迷ったときは「そんなに怒られなさそうな」打牌をできるだけするようにしていました (最近その精神を忘れてるけど) 。
場況のよいシャンポンと、微妙な両面も枚数優位なら両面に取ってます。

以下、何切るにうまブリ鈍才回答をした結果、恥ずかしいことになった悲しき人間の図です。

役ありテンパイを外す良形厨
九段「え? さすがにテンパイ取る以外有り得なくない?」


あと僕は麻雀が上手くないのでいつもツモアガリを前提にして考えていました。どういうことかというと、変な先切りはしないでまっすぐ打って、ピンフドラ3とかも積極リーチしてツモって6000オールを取りに行くってことです。
よく「三麻はツモ損だからロンアガリが大事」みたいなことが言われていますが、王座の間はみな麻雀が上手いので、自分があらゆる迷彩や先切りなどの手を講じても簡単に当たり牌を出してきません。逆にツモアガリは全ての人間に平等に訪れるので、相手がいくら強かろうが阻止することはできないため、僕のような人間でもなんとか同じ土俵に立つことが可能だと考え、待ちとか染め狙いとかが読まれること上等で河の見た目なんか気にせずひたすらアガリ牌をツモりに行ってました。なのでオーラス曲げてツモれば条件を満たす手とかも基本的にすべて曲げています。

結果、何故か段位ptがもりもり上がっていきました。なので麻雀が上手くなくても運が良ければptを盛ることは可能ということです。
魂天になるには麻雀が上手くなくても大丈夫です! そんなことよりも運の有識者になりましょう!

3.トップ抽選をなるべく受ける

ネット麻雀はラス回避だとみんなが言います。が、それは過剰人数麻雀 (通称:ヨンマ) の話です。適正人数麻雀はトップを取らないと一生ptが増えず、昇段ができません。

困ったことに雀魂の雀豪3という段位には「相手が弱いのでリスクを取らなくても勝手に勝てることが多く、傾斜がエグいのでラス回避に寄せたほうが安定しやすい」という特徴があります。
しかし†鉄強†ひしめく王座の間において「相手が弱いのでリスクを取らなくても勝手に勝てる」なんてことは当然ありませんから、考え方を変える必要があるのでは? と私は思っていました。

何切る

これは僕の実践譜で、アガリトップ2着目。しかし親満を打つとラス落ちします。今親リーがかかりましたがどうしますか?

そもそも現物が存在しないので通ってない牌を切るしかないのですが、僕は両無筋の4s切ってリーチしました。天鳳初段って書いてありますけど雀魂聖3でも同じ選択をします。何なら1sあたりが現物でも同じ選択をすると思います。

たしかに愚形で追っかけリーチをするのはとても勇気が要ることです。直近でこういうめくり合いに負け続けて、ptを大量に溶かしていると「仮に自分が両面でも相手が両面なら期待値マイナスになる」とか「こんな愚形追っかけリーチしたら43%くらい放銃しそう」とか、そういうネガティブな思考に頭が支配されてしまうかもしれません。
が、僕はこういう時に次のような考え方をしていました。

オリる→2着か3着になる。2か3しかないので平均順位は絶対に2.0を切ることはない。
押す→1着か3着になる。どちらのほうが多いのかはよくわからないけど1があるため平均順位が2.0を切る可能性があります

つまり押したほうが平均順位が良くなる可能性があるため、押すという思考をしていました。明らかに3着>1着になるような場面はオリますが、微妙なところは押したほうがいい可能性があるので押し。

この世の終わり

南2親番。染め手のシャンテンで爆速で上家から北2リーチが入ります。
そして掴んだのは両無筋の4s。どうするか?

いらない牌を全部切って6000オール。
これも

オリる:結構なラス目でオーラスを迎えるので平均着順は2.5を下回りそう
押す:1位の可能性を見ることによって平均着順が2.5を上回る可能性があります

という思考で押しています。

僕は正直麻雀の経験値が少ないので、微妙な場面においてどちらの選択が優位かの判断を正確に下すことは全くできません。何ならさすがに今のは押しすぎだと言われたらそんな気はします。が、わからないのは仕方ないので常に可能性に賭けていました。

こういうふうにトップ抽選を受け続けると、運がいい時にトップが取れます (当たり前) 。で、運良くトップが取れることが続くとptがものすごく貯まります。なので実力以上の高段位にタッチできることもあり得ると考えられます。
先ほど「運が良ければptが盛れる!」と言いましたが、トップ抽選を受けなければ運が良くてもトップが取れないのですから、ptが貯まらず高段位にタッチできません。そのほうが安定段位がいいのかもしれませんし、インターネット麻雀の世界では、長期安定段位が何よりも偉いとされているらしいですが、僕はエンジョイ勢なのでそんなことより『高段位にタッチしてその段位を主張して麻雀を知らない情弱たち相手にイキり倒したい!!!』って思っていたので、ひたすらトップ抽選を受け続けることを繰り返していました。
なんなら僕は一切ラス回避をしない勝ち以外狙わない麻雀をしてるので2着をキープするという思想がそもそもないし、2着をキープするという思想の人に勝ちを譲って貰う事で勝率を稼いでいるので、単純に有難いとすら思っています。

とか言って、オーラス2着目で続行したら1位と3位が等確率になりそうな親番はさすがに配分で伏せていました。

4.その他いろいろ

・必ずPCで打つ
雀魂はWin/Mac/iPhone/iPad/Androidで遊べる本格対戦麻雀ですが、僕は必ずWindowsPCで打つようにしていました。何故ならスマホで打つとシスターの和了演出とかでアプリが落ちることが多かったからです。アプリ落ちを気にしながら打つと打牌精度に関わるので、落ちることのないPCで打っていたというわけです。

・自分だけの現実(パーソナルリアリティ)を持ってモチベーションを上げる
突然ですが僕はDQ5の双子ちゃんが何よりも大好きです。
まさか知らない人はいないと思いますが、もしそんな人がいたら人生の8割は損してるはずなので一応言っておくと、↓の子たちです。

世界で最も尊い二人組

中高生の頃はこの2人と一緒に旅する妄想小説を「じぶんノート」 (中学生がよく持ってるやつ) に書いてたこともあります。それが麻雀と何の関係があるんだよ! というツッコミが入りそうですが、物凄く関係あります。
というのも麻雀って3人でやるゲームですよね。ということは「今僕はこの2人と打ってる」って思い込むことが可能です。すると当たり前ですが雀魂のモチベーションも上がりますし、変な打牌をしたらこの子たちに失礼なので必然的に打牌精度も上がるように意識しています。牌譜見て「上がってこれなんですか?」って言うのはやめてくださいね。

もし上記が理解できないという人がいたらそれはあなたに非常識な現象を現実として理解・把握し、不可能を可能に出来ると信じ込む意志の力が足りないのです。僕が麻雀について語る時は、上家:レックスくん、下家:タバサちゃんという想定で全ての物事を考えているので、もしかしたらそこがたまに感じる「皆さんとの感覚のズレ」の正体なのかもしれません。

・やる気が出ない時は打たない
たぶんこれが一番大事だと思います。

5.おわりに

いかがでしたか?
正直、豆魂天民が@pokochanuwuに脅されて書いた魂天noteなので適当なこと書いてるし、こんなクソみたいなnoteが三鳳民に見つかったらと思うと怖くて夜も眠れません。
ですが、ここに書いたことが少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。

以上。

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