フリーランスを辞めて社員になった話

約9年間続けたフリーランスを辞めて社員になったので備忘の為残しておきます。フリーランスがうまく行かなかったわけではないのであしからず。

振り返り

殆どの人はフリーランスになりたくてなっていると思うんですが私の場合はちょっと変わってて・・・。当時SIerとして働いていて現場の部長に急に呼び出されその年齢でそのスキルがあるなら早くフリーランスになった方が良いと言ってくれたのがきっかけだったりします。周りにフリーランスの人も居らずそんなキャリアがあるのかと思ったのを今でも覚えています。フリーランスという言葉もわからなかったくらいなのでどうやって仕事を受注するのかもわからず現場の部長にイロハを教授して頂き数ヶ月後フリーランスになりました。(なぜ私にここまでやってくれたのかは正直わからないです)
そんなこんなんでフリーランスとしてのキャリアを歩むわけですがサラリーマン時代と比べ収入が増え、とても満足したと同時に今後仕事が受注できなかったらどうしようと言ったネガティブな思考も多くありました。こうやって振り返ってみるとありがたい事にフリーランス時代の9年間はお仕事に困る事もなく所謂順風満帆でした。受注もエージェントを使わず知り合い経由で受注していのたで案件の質が良かったと思っています。


前置きはこれくらいにして、
フリーランス時に関わり印象的だった案件は下記になります。

- 0→1フェーズでのブラウザゲーム実装及び要件定義、DB設計
- 某システムのBrSE業務
- プロダクト開発にスクラムマスターとして参画

以下詳細になります。

0→1フェーズでのブラウザゲーム実装及び要件定義、DB設計

開発メンバーは12人程でプランナー、ディレクター、デザイナーを合わせると40人弱の開発規模でした。そこにバックエンドエンジニアとして参画するわけですが0→1フェーズという事もあり業務は多種多様でとても大変でしたがあまり経験できるものではないのでとても有意義でした。
要件定義とDB設計に長けているメンバーが居らず委託でありながら開発リーダーなども兼任し業務にあたっていました。設計したテーブルの数は250弱でパフォーマンスチューニングもやったりとそりゃもう良い経験を積まさせて頂き感謝しています。ローンチ後RDSのロードアベレージが80いったり新機能をニコ生で知るとか面白い出来事もたくさんありました。
運用フェーズになって燃え尽き結果3年程務め退職しました。

某システムのBrSE業務

当たり前なんですが相手が日本人じゃないんです。私は英語が大の苦手で高校時代英単語テストを100点満点中2点という成績を残すくらい苦手で。。。仕事受けるなよってツッコミが来そうですが当時はBrSEって貴重な経験だと(今も貴重ですがw)と思って飛びついたんです。Google翻訳を駆使しなんとかコミュニケーションを取っていのですがちゃん意思疎通ができていた、できていたハズです。オフシェア先はベトナムで初の海外出張を経験しました。ここで1番の学びはとにかく褒めるです。6ヶ月という短い期間でしたがいい経験ができました。因みにこの現場ではコードを書かず要件定義をメインでやっていました。

プロダクト開発にスクラムマスターとして参画

元々はバックエンドエンジニアとして参画し2年後にスクラムマスターをやっていました。参画当時のアジャイル開発の知見としてはウォーターフォールとは違う開発手法くらいしかわかっていませんでした。現在はスクラムマスターとはうんちくを傾けるくらいになるわけですから人って成長するもんですね。

スクラムマスターって開発の知見もビジネスの知見も必要で大変な所も多い反面やった事が全部結果として返ってくるのでやり甲斐があるロールだと思っています。ただ本来得意としていたコードを書く業務から離れる事が多くこのままでいいのか?市場価値は落ちないのか?と言った不安もありました。私をスクラムマスターに抜擢した方にはコード書かせてあげられなくて申し訳ないとよく言っていました。言われた当初はコード書かせてよって思っていましたが今では業務領域が増え抜擢してもらいとても感謝しています(こうなる事を見越してアサインした可能性あり)スクラムマスターとして業務推進、チームビルディングなどを突き詰めて行くとフリーランスでやる事に限界を覚え結果社員になる決断をします。詳しくは後ほど。

フリーランス時代の反省

フリーランスで良い事もあった反面反省もあり、、

・在宅ワークをしなかった
在宅ワークってフリーランスの理想系だと思うんです。ただ私の場合家にいると楽しい事の制御ができず疎かにするんじゃないか?という懸念があり挑戦すらしませんでした。今思えばやるだけやって見ればいいのに。。

・長期休みを取らなかった
良い案件がなくて1ヶ月休む事はあったんですが半年程休む事はしませんでした。半年休みとって日本一周とかやればよかったと少し後悔していますが定年を迎えたらやります。多分

なぜ社員になろうと思ったの?

スクラムマスターとして参画の最後に触れましたがスクラムマスター及びチームビルディングをやっていくとチーム作りや組織運営に興味がわきまして、、フリーランスでもやりたい事とマッチしている案件はあるとは思いますが実績がさほどない私に受注できるのは難しいと判断しました。実は現場から社員の打診は度々ありずっと断っていたのですが組織運営等々を意識するとロールが中途半端でやりたい事ができないと考えこの度社員になる決断をしました。またフリーランスで今後ずっとやっていくつもりもなかったしタイミングとしては良かったと思っています。

最後に

今後どうなるかは自分次第ってのが大前提ですが数年後あの時の判断は英断だったと自身を持って答えれるよう目標を高く持ち努めて行きたいと思っています。
また、今回は社員になる決断をしましたがやりたい事がずっと同じとは限らないので適切なタイミングでフリーランスに戻るのも視野に入れたいと考えています。

最後になりますが
最後まで読んで頂きありがとうございました。




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