2024/04/05 セリーグ順位予想


はじめに

 連続投稿5日目です。今日は野球の話でもしましょうかね。野球ファンなら春にみんなやる順位予想です。

セリーグ順位予想

1 巨人

 ここ数年は低迷していますが、阿部新監督のもと適切な補強をしたという印象です。3軍制を設けて育成選手を多く獲得し、若い選手を自前で育てようとしていて、かつてのFAで長距離砲を乱獲していた時代の面影はなくなりました。水野スカウト部長が就任してからドラフト戦略が劇的によくなり、そこで獲得した選手の多くが主力として活躍してくれそうです。あと2、3年は我慢かなと思っていましたが、オープン戦の戦いぶりを見て1位予想としました。

 なんといっても、ここ数年致命的な欠点であった投手を大幅に入れ替えたことが功を奏し、投壊する様子はあまり見えません。阿部新監督は原監督とは異なり辛抱強く起用するような印象ですし、1軍で投げさせてみたい投手が多く控える状況になったのはありがたいことです。野手陣も新戦力の台頭が目立ちますし、何より足を使える選手が多くなったのが嬉しいです。東京ドームを本拠地とする地の利を生かすために最適な戦法ではないかもしれませんが、ホームランでしか点が取れないチームではなくなったと思います。

2 阪神

 去年38年ぶりの「アレ」を達成し、チャンピオンとして臨むシーズンですが、オープン戦でぶっちぎりの最下位となるなど、開幕前にしてどん底が来ている印象です。しかし、12球団で唯一昭和生まれの選手が一人もいないほど若いチームで、これからもどんどん強くなっていきそうです。巨人と同様、ドラフトがとても上手くなりましたね。5年ほど前とは見違えるほど生え抜き日本人が並ぶ魅力的な打線になりました。

 投手陣はやはりよく、去年はJFK時代の反省からか無理をさせない選手起用をしている印象でした。野手陣も固定されたメンバーで安心感がありますが、巨人と比べると主力野手と控え野手の力量の差が大きく、野手の新戦力がほぼないことがネックになり2位予想としました。

3 横浜

 (オースティン選手・牧選手・宮崎選手が離脱しないことが前提ですが)打線の破壊力ではセリーグトップで、なんといってもアマチュアNo1バッターの渡会選手が加入したのは大きいと思います。実力はもちろんのこと、キャラクターがよく、何よりスター性があるので、彼が打ち出せばいくらでも点が入るような気がします。筒香選手が日本に帰ってくるというニュースを今日耳にしましたが、もし彼が復帰するなら、最初に挙げた3人が離脱しても穴を埋めてくれる気がします。

 ただ、左右のエースだった今永選手・バウアー選手が抜けた穴は大きく、投手陣に結構な不安があると思います。リリーフには実績ある投手が多くいるものの勤続疲労が心配です。投手陣の心許なさから3位予想としました。

4 中日

 中日を代表する名選手だった立浪氏が監督になって3年目、ここ2年は連続で最下位に終わり、ネットでもさんざんおもちゃにされてしまっている印象です。監督が現役時代に守った内野を中心に、広いバンテリンドームでも打棒を発揮できる野手を中心的に指名し、巨人からは中田・中島両選手、ソフトバンクからは上林選手といった日本代表経験者も招き入れました。おかげで野手の層はかなり良くなってきたと思います。

 投手陣はなんといってもリリーフ陣が相当よく、阪神と双璧をなすレベルだと思います。2点以上リードして6回までしのげばほぼ勝てるんじゃないでしょうか。去年はその2点リードという状況を作れなかったケースが多い印象ですが、今年はその悲劇が改善されると思います。噛み合い次第では3位も狙えると踏んでいますが、ここは4位としておきます。

5 広島

 去年はリリーフ陣の新戦力の台頭が目立ち、最終的に2位に食い込みました。新井監督のキャラクターは今の時代にも合っていていいのかもしれませんね。打線の中心だった西川選手がオリックスに移籍しましたが、歴史的に見ても流出に負けず次々いい選手が出てくる印象です。今年は田村選手や久保選手が台頭しそうで楽しみです(個人的に一番気になるのは矢野選手です)。

 心配なのは打線の破壊力です。外国人選手を毎年のようにとってはいますが、思うようには活躍できていない印象です(円安の影響等で12球団に広くああてはまる傾向ではあるのですが)。先発陣もいないわけではないですが、12勝以上して貯金を5つ以上作れる投手はあまりいない印象で、上位チームにはかなり劣ると判断しての5位予想です。

6 ヤクルト

 2021・22年とセリーグを連破し、特に22年には村上選手が史上最年少で三冠王になるなど紙懸かった活躍を見せました。ところが去年は一転して最下位となり、村上選手も悪くないながら彼の本来の力からはかけ離れたように見えました。塩見選手・山田選手といった中心選手がケガがちなことと、オスナ・サンタナ選手に頼る面も大きく、野手では新戦力の台頭が必須だと思います。

 神宮球場をホームとしている以上仕方ないかもしれませんが、長年投手陣が整備しきれずに苦戦している印象です(優勝したシーズンは打線の破壊力でカバーしていますが…)。ドラフト上位の投手がほぼ先発として活躍できず、苦しいやりくりを強いられています。今年もケガ人が多く、なかなか厳しそうだというのが個人的な見解です。

最後に

 どうしてもファンである巨人びいきになってしまい、他のチームの駒移転までは把握できていませんが、順位予想なんてそんなもんでいいと思います。去年のWBC優勝以降またちょっとずつ再燃しつつある野球熱が消えないように、いいプレーをたくさん見せてほしいなと思います。

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