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待つことの大切さ・・・。

 この文章を書いている、今、この瞬間・・・。

 MacBook Airのソフトウェアアップデートが終わるのを待っています。

 そして、ふと

「待つことの大切さ」

と、言葉が降りてきたので、徒然に書いていきたいと思います。

 いわゆる”パソコン”(パーソナル・コンピューター)が出たのって、僕が小学校高学年くらいの頃だっただろうか?

 日本ではNECがリーディング・カンパニーだったような気がする。アメリカなんかはやっぱりAppleだったのかな?

 コンピューターって、電子計算機って言われてたんだよね。あの、ウルトラマンとかの地球防衛軍の穴がたくさん空いた紙のテープを機械が読んでる、というようなのが、子供の頃には「すごい機械」という感じだった(笑)。

 時代は進歩して、どんどん便利になっていく。バブルの頃なんて、「携帯電話」ってカバンみたいなものを肩にかけていたんだよね。一部の限られた人が持つ、というアイテムだったのだけれど、21世紀に入り、1990年代後半から加速してきた「テクノロジー」は、人類の進化を凌駕する速度になったような気がしている。

 便利になること、望む結果がスピーディに得られることって、それは素晴らしいことです。しかし、その一方で”便利さの副作用”とでも言いましょうか、僕には人々が気づかないうちに失われていくものがあるように、感じているのです。

奥井亜紀の”Lost Melodies"という歌がある。

Lost Melodies 奥井亜紀

(調べてみたら、1994年に発売されたファースト・アルバムのタイトル曲だった。現在は生産されていない(絶版)なので、入手困難だとか。)

その歌の歌詞に、こういうフレーズがある。

「便利になったと人は言う。時間がないと人は言う。」

 気づかないうちに失われているものって、世の中を見ていくとたくさんあると思う。僕は、おかしいと思うんだけれど”便利さ”って、余裕を生み出してくれるものなのに、その余裕やゆとりってどこへ行ってしまうのだろう?

 望む結果がすぐに現れる。このことに僕たちは慣れすぎてしまったせいで、“待つ”と言うことができなくなってきている。

かつて、忍耐強いことは美徳だった。

 しかし、現代のあまりにも早すぎる情報の波に、その波間を泳ぐこともままならず、翻弄されている私たちは、”5分経って既読が付かないLINE”に、心を痛めてしまう。

(こうしてnoteを書きながら、アップデートが終わるのを待っているのですが、Macの画面は20分間『残り約5分』から、変わっていない・・・w)

何かを得る、と言うことは、何かを失うこと。

と、ある人が言っていた。「逆」というか「裏側」を支えているものが、物事には必ずある。「便利になる」ことで、「失われる」何かが、あるかもしれない。と感じられなくなってしまっているとするなら、世の中があてがってくるものを無批判に受け入れ、最後に大きな代償を払ってしまっていたことに気づくことになるかもしれない。

なかなか終わらないアップデートにイライラすることはたやすい。

でも、その「5分」と言う表示に騙されながら(笑)、思索を巡らすこの時間は、僕にとっては価値のある時間となった。

『待つことは、信じること。』
『かかる時間は、必要な時間。』

僕は、思ったことがすぐに形になることって、暴力だと思っている。

”インスタント・ワールド”よりも、
雨垂れ石を穿つような、静かだけれど、
確実に積み上がっていく確かな世界の中で、僕は生きていきたい。

そんなふうに思うのです。

(お?!ここまで書いてやっとアップデートの“準備”が出来ました。この後Macを再起動だから、まだしばらくはMac使えないか…。)

Primaria☆Stone名倉正祥 
穏やかにのんびりと記す 拝

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