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介護生活・・・18

療養病棟での入院が4年経過した頃、面会に行く家族も疲れ切っていた。
毎日ではなくとも病院から不足物品の電話が度々あり補充に向かう。

実父の身体の様態も徐々に低下していくのを感じていた。
下肢の浮腫、背部の浮腫が著名になりつつある。

心不全兆候である。

栄養は胃ろうからのみ。1日1500キロカロリーくらいか。
点滴の内容も確認するが、中身は変わっていない様子。
治療前提だろうが療養病棟は本当に必要なのだろうか。
痛み苦しみに耐え生かされているだけの人生だ。

経済的にも負担がきつい。

心不全ならば後、数か月か。実母に分かりやすく説明する。
そんな日がとうとう来てしまった。

梅雨が明け始める時期、太陽はじりじりと輝いていた。

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