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日経新春杯/レース回顧

日経新春杯の振り返りです。予想的中、馬券見送り、という結果でした。

勝ったヨーホーレイクの話の前に、単勝オッズ1.8倍の圧倒的1番人気に支持されるも惜しくも2着に敗れたステラヴェローチェのお話しからしたいと思います。

ステラベローチェの父は、フランス産のバゴという馬ですが、バゴは2005年のジャパンカップを最後に引退、日本で繋養された馬です。結構古いです。
種牡馬としては、昨年引退したクロジェネシス(G1/4勝)が代表産駒ですね。

今回の日経新春杯を予想する上で、バゴとクロノジェネシスの現役時代の成績を比べると分かりやすいので、ご紹介させていただきます。

こちらがバゴのデビューから引退までの成績です。

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2歳のデビューから華々しく6連勝を飾り、その後初めての英国遠征で初黒星を喫したものの、その後は見事に3歳で凱旋門賞を制覇。古馬になった翌年の初戦こそ勝利したものの、その後は善戦マンとなり、ジャパンカップの敗戦を機に引退、種牡馬入りとなりました。デビューからの16戦で掲示板を外したのはジャパンカップの僅か1回だけという堅実ぶりでしたが、古馬になってからは初戦以外、全く勝ちきれなくなってしまいました。

で、こっちはバゴ産駒のクロノジェネシスの成績です。

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バゴの成績と見比べていただくと共通点が多いことがわかります。

 共通点1:デビューから連勝。
 共通点2:3歳時は2回の3着を挟んで秋にG1勝利。
 共通点3:4歳時は勝ったり負けたりでほぼ掲示板を外さずに善戦。
 共通点4:生涯で掲示板を外したのはわずか1回のみ

勿論、作為的ではありませんが、良くもここまで似るものだと感心するくらいの成績です。

どちらも立派な成績でケチのつけよう等微塵もないのですが、いつもどこか勝ちきれない。その割にはとても堅実という印象は拭えませんでした。

続いてステラヴェローチェのこれまでの成績です。

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バゴとクロノジェネシスとの共通点、分かりますでしょうか?

 共通点1:デビューから連勝
 共通点2:3歳時は2回の3着を挟んで秋にG1勝利。
 共通点3:3歳終了時点で掲示板を1度も外さず。

ステラヴェローチェは今年4歳になったばかりですが、3歳時点までの成績は2頭にそくっりだと思いませんか?そうすると古馬になった今年、どういう結果を辿りそうか、何となく推測できませんか?

今回のレース、ステラヴェローチェの去年の成績を他馬と比較しても実績は抜けているので、あっさり勝っても何の不思議もなかったのですが、どうしても善戦マンになりつつある傾向を掴んでいると、さすがに全幅の信頼は置けない、ましてや1.8倍の断トツ1番人気が如何に過剰な人気だったか、お分かりいただけるかと思います。

かくして断然の1番人気に押されたステラヴェローチェ。結果は予想通り(?)好走するも2着惜敗、という結果でした。

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直線、ステラヴェローチェとの叩き合い制したのは、事前予想で指名させていただいていた、ディープインパクト産駒のヨーホーレイクでした(※ヨーホーレイクはオッズ10倍未満だったので(回収率観点で)馬券購入は見送り対象でした)。本命に押した理由は事前の予想ブログ(日経新春杯/血統データで紐解く勝ち馬予想)を参照していただきたいのですが、1点だけ、ダービー以来の長期休養明けという点が気がかりでしたが、ディープ産駒は休み明けでも走る、というデータがありました(下記参考)ので然程気にはしていませんでした。

参考:昨年1年で半年以上の休養を挟んで出走した馬の種牡馬別成績

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ヨーホーレイクと一緒に本命に押したキズナ産駒のヤシャマルが3着、もう1頭のディープ産駒エフェクトオンも4着と頑張ってくれました。2頭は人気もなかったので、出来れば1着2着3着のパーフェクト予想と行きたかった所ですが、それ程甘くはありませんね。次は頑張ります。

今回負けたステラヴェローチェですが、今後も古馬路線で主役を貼っていくと思いますし、当然次は・・・という事で、人気にもなるでしょう。ですが今回ご紹介した通り、危険な人気馬になる可能性は高いので、逆に人気を落とした時に3着軸でワイドとか3連複を狙ってみるのが良いかも知れませんね。

日経新春杯の事前予想
日経新春杯/血統データで紐解く勝ち馬予想







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