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若駒ステークス/レース回顧

1月22日土曜日、中京競馬場で行われた注目の3歳OP戦は、3番人気のリューベクが勝った。前日予想で指名していたリアドとメイショウラナキラは揃って2着3着という結果。

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レースは終始先頭争いを繰り広げたリアドとリューベックが、そのまま流れ込む展開。勝ったリューベックは3角から先頭を譲らず、直線最速の上りを繰り出して後続を完封。札幌2歳S依頼、20週振りのレースを制しました。

レース後の関係者のコメントです。(netkeiba.com引用:https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=198851)

レース後のコメント
1着 リューベック(池添謙一騎手)
「指示としては我慢して乗って欲しいというリクエストでしたが、スタートは出ましたし、行く馬もいなかったですし、2コーナーまでは我慢していましたが、途中から行きました。そこからはハミが抜けてリラックスして走っていましたし、直線並ばれてからも二枚腰で踏ん張ってくれました。

 スムーズな競馬をすると力を発揮できると思います。馬ごみを経験していなかったり、課題はあるかもしれませんが、力はありますし、体全体もまだ緩さがありますから、これからもっと成長しそうです」

(須貝尚介調教師)
「札幌2歳ステークスはゲートでパニックになってしまったこともあって、競馬の間隔を空けて、一度競馬を忘れさせたのが良かったです。ゲート練習は入念にやりましたし、馬も成長していました。今後は馬の様子を見つつ、精神的なところも踏まえてオーナーとも相談して決めようと思います」

2着 リアド(武豊騎手)
「結果的に、行き切った方が良かったかもしれません。細かい出し入れが得意ではないですね。良い馬ですが...」

3着 メイショウラナキラ(松山弘平騎手)
「良い走りをしてくれました。ちょっと荒れた今の中京の馬場に少し脚をとられた印象がありました」


勝ち馬のリューベックは、2018年に秋華賞を制した後、翌年英国のG1ナッソーステークスも制した名牝ディアドラの全妹。血統的な裏付けもありそうなのでクラシックが楽しみですが、須貝調教師のコメントでは気性に問題があるようなので、まずはそのあたりの克服が課題ですね。

一方、セリで5億円で落札された事で話題になっていたリアド。偉大な父と同じ道を辿ってほしいとの期待からか、圧倒的な支持を受けるも残念ながら人気を裏切る結果となってしまいました。今日は馬体が10kg増えていた分、最後の切れが見られなかったのかも知れません。ただ、武騎手のレース後コメントが少し気になりますね。

個人的に一番注目していたメイショウラナキラは、やや離されての3着でした。道中、特に向こう正面では若干首を上げる仕草をしていたので、ちょっと着いていけないのかと思ったら、4角では一旦先頭に並び掛けるまで盛り返し。最後の直線では、切れ味で勝るリューベックとリアドに突き放されましたが、最後は粘って3着は確保してくれました。

レース後、松山騎手のコメントを見ると、馬場を気にしていたそうなので、向こう正面で首を上げる仕草に見えたのはそういう事だったのかと納得できました。

多少贔屓目に見ている節もありますが、レース後のコメントを見て、メイショウラナキラが今後一番期待の持てる内容だったと思います。

父は以前から注目しているドゥラメンテで、この馬がタイトルホルダーに次ぐドゥラメンテ産駒2頭目のG1馬になってくれれば、と思っています。

参考までに、こちらがタイトルホルダーの成績ですが、

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「新馬戦勝ちの後、勝てなかった」「切れる脚が使えない」「気持ちよく逃げたら強さを発揮」「人気にならず地味だが好走する」。これまでのタイトルホルダーのレース後のイメージですが、何かメイショウラナキラも同じ道筋を歩みそうな気がしています。なので、春より秋に期待ですね。

今回のレース、レベルが高かったと思いますし、5着迄は僅差の接戦だったので、どの馬もまだまだ目が離せません。勝ったリューベックが注目であることは当然ながら、5億円馬リアドもこのままでは終われないので、当然次は巻き返しを狙ってくるでしょう。クラシックが近づき、タレントが出揃ってきましたので、今春のクラシックが益々面白くなってきました。




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